スタッドレスタイヤって結構高い金額だから、車査定するときにやっぱりプラス評価になるんでしょ?どれぐらいプラス査定になるのか気になる…
スタッドレスタイヤとはチェーンをつけなくても、雪道をスリップすることなく走れるタイヤのこと
1本あたり数万円で販売されているタイヤもあるので、車査定において高い評価を受けられると思いますよね。
しかし実は、車査定でスタッドレスタイヤは特にプラス査定にならない事実をご存知でしょうか?
もしこの事実について知らなければ、スタッドレスタイヤはプラス査定なるはずだと勝手に勘違いして売却し、「こんなはずではなかった」という末路が待っていたことでしょう。
しかし、ご安心ください。今回の記事ではスタッドレスタイヤはどのように車査定で評価されるのかを解説していきます。
あなたのスタッドレスタイヤを最もお得に売却するための知識も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
スタッドレスタイヤの価値
スタッドレスタイヤが車査定でどのように評価されるのか見ていく前に、まずはスタッドレスタイヤそのものの価値について見ていきましょう。
もちろん「車査定でスタッドレスタイヤはどう評価されるのか、先に知りたい」という人は、飛ばしてもらって構いません。
スタッドレスタイヤの利点と利用の注意点
スタッドレスタイヤは、氷点下になってもゴムがしなやかさを失わず、トレッド内部に雪を搔き込むようにして路面に食いつきます。
そのおかげで、ノーマルのタイヤでは滑ってしまう道もしっかりと走る事が可能に。
ただ、スタッドレスタイヤを夏に履くのはやめましょう。
冬以外にスタッドレスタイヤを履くと、グリップ力は落ちますし、摩耗も早く進みます。
また、ゴムがノーマルタイヤよりも柔らかいので、燃費が若干ですが悪くなるのも覚悟しておきましょう。
スタッドレスタイヤの価値を決める要素
ノーマルタイヤの価値は「溝の残り」で決まります。
国内販売向けで買取りできる基準として、残溝【タイヤの残り溝】が80%以上あって4本セットである事が、国内販売向けで高価買取できる基準となります。
タイヤの残り溝が、最低50%以上残っていれば買取可能です。
残り溝80%は4,000円〜20,000円ほどになります。
残り溝50%は、単価1,000円~6,000円ほどになります。
※出典:「庄内タイヤ」より
こちらが残り80%の溝があるタイヤ。
※出典:「庄内タイヤ」より
そして、これが残り50%の溝があるタイヤです。
※出典:「庄内タイヤ」より
素人からすると、違いがあるようにあまり思えませんが、買取のプロはこの違いを見極めて、価値をつけます。
一方でスタッドレスタイヤは、溝よりもむしろゴムの硬さで価値が決まります。
スタッドレスタイヤが、購入時の硬さを維持出来るのは3年程度です。
それ以上経っている場合は、溝がたくさん残っていても、スタッドレスタイヤとしての価値はあまり無いので要注意。
車査定でスタッドレスタイヤはどう評価される?
ここまではスタッドレスタイヤに、どのような価値があるのかを見てきました。
ここからは本題とも言える「車査定におけるスタッドレスタイヤの評価」について見ていきましょう。
結論から言いますと、スタッドレスタイヤはどんなに良いものを付けていたとしても、査定金額に影響がありません。
なぜかというと、買取後にスタッドレスタイヤを「売り」にしても販売しても、なかなか買い手がつかないから。
都心部の方や、あまり雪の振らない地域では、冬もノーマルタイヤで過ごす方が多いですし、雪が降ったら電車かバスを使えばいいや、と思っている方も多いですよね。
つまり、スタッドレスタイヤの需要は限られた地域・季節以外ではほとんど無いため、査定金額に差が出にくいのです。
【補足知識】査定額が上下する部品とは?
スタッドレスタイヤは車査定においてほとんど影響及ぼしませんが、以下の部品についてはついているだけでプラス査定になりますよ。
- カーナビ
- エアロパーツ
また、手を加えていると査定額が減ってしまう部品も。
具体的には「マフラー」ですね。純正品じゃないと、評価はガタ落ちしますよ。
なお、部品では無いですが、自分でボディーカラーをイジってしまった場合もマイナス査定になってしまうので注意が必要です。
【総評】車を売却するならスタッドレスタイヤは別売りしよう
ここまではスタッドレスタイヤが車査定において、どのような評価を受けるのか解説してきました。
せっかくのスタッドレスタイヤも、車査定では良い評価を受けないので、ノーマルタイヤに履き替えて査定に出しましょう。
そして残ったスタッドレスタイヤは、パーツ専門店などで、スタッドレスタイヤだけを売る方がいいですよ。
そちらの方が手元に残るお金は、確実に増えます。
もしくはヤフーオークション等に出品して「個人売買」で売るのも良いかもしれませんね。
オークションに出品すると、タイヤ1本あたり2〜3万円程度で売れた、というケースもザラにありますよ。
まずはあなたのスタッドレスタイヤがオークションでいくらで売れるのか、「オークファン」などで相場確認サイトを使ってチェックしてみると良いでしょう。
スタッドレスタイヤを売る時期はいつ?
もしスタッドレスタイヤを自分の手で売却するのであれば、「売る時期」ついてはこだわったほうがいいですよ。
目安としては、10~11月ごろの冬直前が最も売り時です。
以下は先ほど紹介したオークション落札相場サイト「オークファン」で、同じスタッドレスタイヤの平均落札価格の推移をまとめたものです。
ぱっと見ただけでも、10月11月ごろの冬直前が金額が高いことがわかるでしょう。
まあ、スタッドレスタイヤは、冬に必要になるモノですから当然といえば当然ですね。
もし車を夏に売るのであれば、スタッドレスタイヤだけ冬直前までとっておき、それから売ると良いですよ。
まとめ
今回はスタッドレスタイヤはどのように車査定で評価されるのかを解説してきました。
スタッドレスタイヤは車査定でプラス評価にならないので、なるべくならばオークションなどで売却したほうがお得になることを理解していただけたと思います。
スタッドレスタイヤをどのように処分すればいいか気になっている人は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
以上「車査定でスタッドレスタイヤはどう評価される?売る時期はいつがいい?」でした。最後までいただき、ありがとうございます。