車は長く乗っていると、大事に扱っていたとしても小さなキズやへこみは出来てしまうものです。では、これらのキズや凹みは査定に出す前に直しておいた方がいいのでしょうか??
修理代と買取価格を天秤に!
大きなキズの場合は別ですが、査定する側も多少のキズや凹みはあって当然、と考えています。また、査定上は1cm未満のキズについては無視してもいいことになっています。ですから多少のキズがついた車をそのまま査定に出したたところで、それほどマイナス影響が出るということは有りません。
一方でキズや凹みを業者に依頼して修理するとなると、万単位のお金が必要になってきます。査定に響くような大きめのキズであれば、修理代の割に査定価格が高くなることもあるかもしれませんが、小さなキズであればお金をかけて修理しても大して査定価格は上がりません。
判断は難しいところですが、重要なのは「修理代と査定価格への影響」を天秤にかけて修理するかどうかを決めることですね。
仮に、自損事故等で車にキズやへこみが出来た場合には、車両保険を使うことによって翌年度以降高くなるであろう自動車保険料も考慮する必要が有ります。反対に今回車を売れば、当面車に乗る予定が無いのであれば、車両保険を使っても良いかも知れません。
ちなみに、修理代が高いからといって、自分でキズの上から塗料を塗って隠そうなんて考えないで下さいね。キズが自然かつ完全に隠れているのであればまだしも、塗り方が下手だと、逆に「汚れている」と看做されて査定金額が下がることがあります。
わざわざキズを直したり隠したりするよりも、内装を綺麗に掃除をして、洗車もしてから査定に出すと印象も良く、査定価格が多少プラスになる可能性があります。
「車査定に出す前の洗車は必須!査定前の洗車のポイント」で紹介している様に、お金をかけなくても洗車や掃除で査定価格を上げられるポイントはあるので、そちらに注力した方がいいでしょう。
とは言え、一般的に査定直前に洗車をしてもプラス査定は得られないんですけどね。やらないよりはやった方がマシというレベルです。
査定後、実際に売却する前にキズが付いた場合の査定額への影響
査定に出すと、その場で引き取ってくれる場合があれば、とりあえず査定だけお願いして後日改めて持ち込んで引き取ってもらう場合もあります。
では、査定後に一旦車を引き上げた後で新たにキズを付けてしまった場合、査定額は下がってしまうのでしょうか?
この点については、基本的には「下がる」と思っておいた方が無難です。当然、査定業者は査定時点での金額を提示しているので、その後新たにキズが付いたのであればそれも査定に織り込まなくてはなりません。
「黙っていれば気付かれないのでは!?」と思う方もいるかもしれません。しかし、改めて持ち込んだ場合は、その時に再度査定されることがあるので、黙っていて後でバレるよりは正直に話しておいた方が良いでしょう。
正直に話せば、運が良ければ査定金額は下げないで買い取ってくれる事があるかもしれませんよ。(もちろん、大きなキズの場合は正直に話してもダメですよ笑)
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