車一括査定とは、複数業者への査定依頼の電話を全部代行してくれるサービスで、最大30社までの買取金額の比較が簡単になる、というもの。
いちいち1社ずつに「車査定してください」なんて電話しなくてすむので、時短にもなります。
しかしまあ、正直いって「車一括査定」は身近な存在ではないですよね。
道を歩いている人に「車一括査定とは何か知ってますか?」と聞いても「え?なにそれ」となるでしょう。
だからこそ、「いざ車一括査定をつかってみよう」と思っても、どのサイトを使うべきなのか、初心者には比較もできませんし、選べません。
筆者も昔はまったくわかりませんでした。
そもそもネットで使うモノという認識もなく、電話でこちらから依頼するモノなんて思っていましたから。
今、車一括査定は、かなりの数が展開されています。各サイトを比較するのも一苦労でしょう。
これから始めて使うという人は、どのサイトが良いのか比較・判断ができないのが普通です。
そこで今回は、車の専門サイト「車査定マニア」を運営し、車の専門誌でも編集者を務めた筆者自身が、世にある20以上の車一括査定を比較してランキングづけしてみました。
今回は数ある車一括査定サイトを「電話がかからない」など8つのテーマから、ランキング付けしていきます。
- しつこい電話を受けない車一括査定
- 利用までの手続きが簡単で早い車一括査定
- 利用すれば高価買取が狙える車一括査定
- ボロボロの車でも査定額をつけてほしい人向け
- マニアックな車を売りたい人向け
- 別に使わなくてもいい車一括査定
- 筆者が個人的におすすめする車一括査定
中には厳密にいうと、車一括査定の仕組み(複数社に査定依頼すること)を採用していないサイトもありますので、あしからず。
また、サイトとして一番特徴的な部分をピックアップしてランキングしていますので、一度登場した車一括査定サイトは、基本的に他のランキングには登場しません。
しつこい電話なし!対処法いらずの車一括査定ランキング
車一括査定には大量の電話がつきものですが、実は電話回数が1回または0回の車一括査定サイトが存在します。
「車一括査定 電話」で検索してみると、「車一括査定使ったら、めちゃくちゃ電話がかかってくる!」という記事がたくさんヒットするでしょう。
これ、本当です。申し込みした後に、車買取業者からめちゃくちゃ電話がかかってくるんですよね。
この「電話の回数」こそが、車一括査定最大の難点ともいえます。
「こんなに電話がかかってくるなんて思わなかった」という”被害報告”が多数あがっていますね。
https://twitter.com/aratamaJP/status/892222671290638336
しかし実は冒頭でもお伝えしたように、車一括査定サイトの中には0~1回の電話で済むモノがあるのです。
具体的には以下の通りになりますよ。
- 1位:「MOTA車買取」
- 2位:「ユーカーパック」
- 3位:「車査定・買取の窓口」
- 4位:「イカプラ」
- 5位:「楽天Car車買取」
- 6位:「持込あんしん査定」
電話の回数は車一括査定を比較・検討するうえでもかなり重要な要素です。そのため、このランキングはほかのランキングよりもがっつり解説していきますよ。
なお、紹介する車一括査定はすべて電話回数が1回または0回です。そのため、電話回数以外の要素も加味してランキング付けしています
1位.「MOTA車買取」
車一括査定サイト「MOTA車買取」も買取業者からの電話ラッシュなしで、買取査定額がわかります。
愛車の情報を入力したら、その情報を元に買取店が一斉に査定開始。情報入力の翌日18:00には買取店からの査定結果が同時に開示されます。
開示された査定結果を比較して、上位3社からのみ電話がかかってくるシステムです。
先に査定額がわかるというのは車一括査定サイトの中でもかなり画期的であり、そのおかげで電話もかかってきません。
しかし、最初に提示された金額が変更になることも少なくないので注意してくださいね(実物を見てない査定ですから、変動するのも仕方ないといえば仕方ありません)。
2位.「ユーカーパック」
有名タレントさんを起用するプロモーションでおなじみの「ユーカーパック」です。
ユーカーパックは、車買取業者ではない人が査定をして、ネット上に車種や情報を公開して入札する仕組みです。
そのため、電話は1回しかかかってきません。(査定員からの電話のみ)
まあ、ちょっと仕組みがわかりにくいですよね。もっと流れをシンプルにまとめると、以下の通りになります。
- 査定員からアポイントの電話がかかってくる
- 査定員が自宅にやってきて査定をする
- 査定員は査定した結果を業者専用ページに公開
- 業者は専用ページを見て、いくらで買い取るか決める
- 一番高い金額を出した業者が買い取る
このようにユーカーパックは、電話いらずのオークションのような仕組みになっています。
そして、オークション方式をするために必要な「査定」と「場所」をユーカーパックを提供している、というわけ。
ただ・・・電話が1回しかかかってこないユーカーパックにも弱点があるので、注意しないといけません。
結論からいいますと、ユーカーパックの弱点は「都心部以外に査定員がいないこと」。
一応、存在しているのですが、3つの市町村に1人、県内に2人なんて少なすぎる人数です。
実際に筆者もユーカーパックに申込みをしましたが、「あなたの地域にいる唯一の査定スタッフが今入院中なので、数ヶ月は当サービスを利用できません」と電話でいわれました。
都心部になると車売却を希望する人が増えるので、査定員は比較的多くなります。
しかし筆者のように少しでも都心を外れると、電話をかけてくる査定担当が1人しかいない、という事態に。
ユーカーパックは仕組み上、査定員の査定から全てが始まります。
もし今回のように査定員が入院すれば、利用すらできません。
そして、利用できたとしても順番待ちをすることになるのです。1人しかいませんから、当然といえば当然ですね。
ユーカーパックで車売却しようと思ったけど、最短でも10日ぐらいかかるらしいからやめた。
「車 売却 最短」にはオススメできない案件。— 山ちゃん@大阪北摂 (@yamashita78519) October 20, 2017
3位.「車査定・買取の窓口」
車一括査定とは仕組みが少し違うのですが、「車査定・買取の窓口」も選択肢の1つとして挙げられます。
サイトに申し込みしたあと、サイト側でピックアップされた1社からだけ電話してきます。
つまり「あなたの車を買取する上で、ピッタリな会社はこちらの会社です」とサイトが選んだ会社しか電話してこない、と言うわけ。
そのため、車一括査定と比較すると電話がものすごくかかってくることもないので、電話ラッシュが嫌だと言う人には相性の良いサイトと言えるでしょう。
ただ個人的に1つ、気になっているところがあります。
筆者の車を所有している車二台ともこちらのサイトで依頼してみたのですが、どちらも「株式会社ネクステージ」が”おすすめ会社”として電話をしてきました。
1つはミニバン、2つ目は軽自動車と全然違うタイプなのに、なぜ同じ会社が選ばれて電話してきたのか疑問でなりません。
もしかしたら提案する会社は、株式会社ネクステージだけなのではないか?と思うほどです。
ちなみにこの疑問をサイト運営者に電話してみたところ、「当サイトを実際に運営しているのは、株式会社ネクステージだからかもしれませんね…」と言われました。
なんと、「車査定・買取の窓口」は、株式会社ネクステージが実質的な運営元だったのです。
だから、最優先でこの会社が選ばれて、電話をかけてきているのでしょう。
もちろん車種によっては他の会社の提案をするのでしょうが、高い確率で「ネクステージ」がピックアップされる、と思っておいた方がいいですよ。
4位.「イカプラ」
車一括査定もうここまできたかと唸るサービスが2019年に登場しました。その名も「イカプラ」。
一括査定プラス、略して「イカプラ」というネーミング的にはよくある感じですが、非常に画期的なシステムが導入されています。
なんと査定結果がLINEでわかるというもの。
しかも結果がLINEで送られてくるだけではなく、査定依頼もLINEでできるというサービスになっています。
車の写真をを撮影しLINEで送った後、走行距離や年式等を送り、後は待つだけ。
イカプラ運営の方が提携している600社に査定依頼を流してくれます。
普通の一括査定であれば、ここからあなたに直接電話かかってくるのですが、イカプラの場合は違います。
イカプラ運営側が査定業者の査定結果をまとめてくれて、LINEで「各社の査定結果はこの通りです」と送ってくれるのです。
つまりめんどくさい業者とのやりとりを電話ですることなく、すべてLINE上で完結するというわけ。
それもイカプラ運営の担当者とやり取りするだけで終わります。
このよう非常に将来性の感じるサービスなのですがまだまだ2019年にできたばかり。全貌が計り知れません。
そして、このサービス自体はLINEを使っていないと使えないということからランキング1位にはしませんでした。
場合によってはまだスマホを持っていないという人もいるでしょうし、筆者のようにLINEアプリを使わない人もいますからね。
使い勝手という観点では、この順位が順当かなと考えています。
5位.「楽天Car車買取」
「楽天オート」を一言で表すと「中古車販売業者だけが入札できるオークションに出品してくれるサービス」のこと。
オークションに参加する業者は約2,000社。その中から1番高い金額をつけた会社に買い取ってもらうというわけ。
利用の方法としては、楽天Car車買取が派遣した査定員がチェックした「あなたの車の情報」を2,000社の業者が確認し、入札していくと言うもの。
ただ・・・この仕組み、どこかで見たことがありませんか?
そうです。実は先述した「ユーカーパック」と全く同じ仕組みを採用しているのです。そのため、電話も1件しかかかってきません。
ただユーカーパックの参加業者8,000社と比較して、楽天Car車買取はオークションに参加している業者は2,000社しかないので要注意。
つまり、残念ながら楽天Car車買取は「ユーカーバックの劣化版」と言わざるを得ないのです。
もう少し成長してくれないと、戦力になるサービスとは言えなさそうですね。
6位.「持込あんしん査定」
車用品店として有名な「オートバックス」が提供しているサービスが「持ち込み安心査定」です。
仕組みとしては、まずオートバックスが実際の店舗で車を確認し、査定をした後、その情報を各買取業者に提供します。
そして、その提供された情報をもとに、各社がいくらで買い取るのか、ネット上の専用ページにて提案してもらうというもの。
このような仕組みになっている都合上、電話が1件もかかってこないようになっています。
なお、業者からの電話が一切かかってこない”純粋”な車一括査定は現時点で「持込あんしん査定」だけです。
ただオートバックスにわざわざ出向いて査定してもらうと言うのは、人によっては大きな問題点と言うべきでしょうね。
実際に筆者はオートバックスで査定してもらいましたが、1回の査定に2時間ほど拘束されるので、忙しい人にはあまり向いていません。
ただ「1件も電話がかかってきてほしくない」と言う人には、比較的相性の良いサイトなのではないでしょうか。
電話と面倒さを天秤にかけて、かんがえてみましょう。
他と比較して情報入力が簡単な車一括査定ランキング
車一括査定を使う際、「申し込み」をする必要があります。車売るときの注意点に書いていますが、早い話、個人情報を入力しないといけないのです。
車一括査定サイトはどこも「簡単45秒で終了」なんて書いているんですけど、本当はそんなに早く終わりません。どこのサイトも2分近くかかります。
しかし中には、めちゃくちゃサクッと終わるサイトもあるので、ご紹介しておきましょう。
- 1位:「楽天オート」
- 2位:「DMM AUTO」
- 3位:「ガリバーオンライン」
1位.「楽天オート」
申し込み入力が最速で済むのは「楽天」の車一括査定ですね。「楽天オート」と呼ばれています。
楽天会員でないといけない、という括りはありますが、個人情報が自動入力されるので、遅くても30秒ぐらいで申し込みができます。これはほかと比較するとかなり早いほうですよ。
ちなみに申し込みしたら、楽天ポイントが5ポイントもらえるという微妙な特典があります。
2位.「DMM AUTO」
「【スマホ専用】DMM AUTO」は、2018年6月にスタートしたばかりのサービスです。
なんと、あなたの車をスマホで撮るだけで査定から売却までができる、というもの。
撮るべき写真は「車の外観」「走行メーター」「車検証」の3枚だけ。
専用スマホアプリで撮り、いくつかの質問に答えるとAIが自動的に判断して査定結果がでます。
もはや情報の入力すらしなくていいという、革新的なサービスです。
なお、「AI」が査定するせいか、相場よりも格段に低い金額を提示されることもしばしばあるので要注意。
サクっと売ってしまいたい人にはこれ以上ないサービスですが、高く売りたい人は向いていませんね。
3位.「ガリバーオンライン」
車買取業者の朝大手であるガリバーが本腰入れて送り出してきた新サービスが「ガリバーオンライン」です。アプリ上でサクッと車査定がおこなえます。
面倒な情報は一切入力することがないため、他の車一括査定よりも簡単に入力ができるという利点が売り。
アプリといえば手軽さが強みですから、めんどくさい入力を完全に省いているというのは評価できる点でしょう。
なお、本来の車一括査定は様々な業者から一括で査定をもらうものなので、ガリバーの各店舗からしか査定がもらえないというのは明らかな難点です。
そのためランキングとしてはこの順位にさせてもらいました。(そもそもガリバーがあまりに高価買取しないのも問題です…)
中古車が高価買取されやすい車一括査定ランキング
「なぜ車一括査定をするのか」と、質問されたらなんと答えますか?
多くの人は「高価買取になってほしいから」と、答えるのではないでしょうか。
高価買取を実現するためには「高価買取を提示する業者に出会える確率をあげること」が重要です。
早い話が高価買取できるかどうかは「確率論」であり、たくさんの業者に査定してもらうしか方法はありません。
そこで重要になってくるのが「車一括査定サイトの同時査定数」です。
つまり、1回の申し込みで何社の査定がもらえるのか、という点に注目してみるのです。
- 1位:「カーセンサー」
- 2位:「ズバット車買取比較」
- 同率3位:「カービュー」
- 同率3位:「車高く売れるドットコム」
1位.「カーセンサー」
とにかく高価買取を目指すなら「カーセンサー」の車一括査定がベストです。
他のランキング記事でも軒並み「高価買取ランキング1位」なので、なんとか1位から外そうとかかっていましたが、やっぱり客観的に比較しても1位なんですよね…。
だって「同時査定数が30社」なんですもん。これに敵う車一括査定は存在しません。
高価買取のために車一括査定をつかうなら、カーセンサー以外はスルーしてもいいです、ホントに。
2位.「ズバット車買取比較」
高価買取できる車一括査定ランキング2位は、「ズバット車買取」です。
カーセンサーには劣りますが「同時査定数10社」は、車一括査定の中でも多い部類に入ります。
また、一括査定のサイトでは珍しく、専用のカスタマーサポート(0120-979-216)が設置されています。(まあ、ホントは設置されて当然なのですが…)
同率3位.「カービュー」
「カービュー」はヤフーの子会社である「株式会社カービュー」が運営するサービス。同時査定数は8社でちょっと少なめ。
なお、ちょっとした豆知識ですが、車一括査定の仕組みそのものは、このカービューが一番最初(2001年)にはじめています。
同率3位.「車高く売れるドットコム」
ちょっと名前は長いですが、「車高く売れるドットコム」は、2014年スタートの車一括査定。
全国200社の車買取専門店から、最大8社に一括で査定依頼ができます。
なお、同時査定数8社は車一括査定の基本数値なのですが、普通過ぎるというか・・・ほかと比較して”とりえ”がなさすぎるので、このランキングの3位に入っています。
ボロボロの車も査定額をつけてほしい人向けランキング
ボロボロの車といえば、廃車寸前の動かない車(不動車)だったり、10年・20年以上走った車、そして事故車などのことを指します。
これらの車はちょっと特殊で、普通の買取店では買取価格が低くなる傾向があります。
そのため、「ボロボロの車大好き!」という業者に査定してもらわないと損してしまうことでしょう。
世の中にある「ボロボロの車が好きな業者」は、普通にしていてもなかなか出会えませんが、専用の車一括査定を使えば、簡単に出会うことができますよ。
- 1位:「ハイシャル」
- 2位:「廃車買取.com」
- 3位:「事故車買取比較君」
- 4位:「廃車買取の達人」
1位.「ハイシャル」
「ハイシャル」は「0円以上買取保証」なるサービスが魅力。
以下のような車でも絶対に金額が付きます。
- 事故車
- 故障車
- 水没車
- 不動車
- 修復歴車
さらに今なら査定金額のさらに1万円以上上乗せしてもらえます。
また、廃車費用はもちろん、レッカー代、手続き代行費用、解体費などは全て無料。
ボロボロ系の車を売るなら「ハイシャル」を頼ってはどうでしょうか。
2位.「廃車買取.com」
「廃車買取.com」は、先ほどもちらっと出てきた「ナビクル車査定」と同じ会社が運営しています。
廃車買取.comも「0円以上買取保証」があるのが魅力。
入力フォームも分かりやすく、1つ1つ入力されるごとに「OK」と出るので非常に分かりやすいですね。
ただ、ボロボロの車の守備範囲は「ハイシャル」のほうが高いので、今回は2位としました。
3位.「事故車買取比較君」
カーセンサー等の車一括査定サイトでも、事故車やボロボロの車を売却することができます。
しかし結果的に「引き取り」という形になり、買取査定価格は0円になることが多いでしょう。
もし事故車や廃車寸前のボロボロの車でも買取金額をつけてほしいと思うのであれば、「事故車買取比較君」を使ってみてはどうでしょうか。
事故車やボロボロの車に特化した車買取業者だけに一括査定できるので、カーセンサーよりも高価買取が期待できますよ。
4位.「廃車買取の達人」
「廃車買取の達人」は、廃車だけに特化した車一括査定サイト。
廃車だけにしか対応していないので2位ですが、廃車しようと思っている車をもつ人には大きな力になってくれることでしょう。
商用車などマニアな車買取を予定する人向けランキング
「マニアックな車」と表現すると、角が立つので表現にちょっと悩みましたが、要するに「あまり中古車として売買されない車」と思っていただければ。
具体的には「外車(輸入車)」や「商用車(トラック)」が該当します。
これらは普通の車一括査定サイトでは、本当の価値を判断できない業者ばかりになってしまうため、専用のサイトを利用することが必要です。
- 同率1位:「外車王」
- 同率1位:「トラック一括王」
- 3位:「モータートレード」
同率1位.「外車王」
「外車 買取」等で検索すると、絶対に1位に上がってくるサイトが「外車王」です。
とにかく外車を買い取ることがことだけに特化しているので、外車ならカーセンサーを使うよりも高価買取できる可能性が高いですよ。
ただ、外車王は一括査定ではないんですよね。
査定対象となる会社は1社だけで、具体的には「ガレージカレント」が買取を担当します。
同率1位.「トラック一括査定王」
トラックや重機を始めとした一般車両ではない「商用車」の買取に特化した車一括査定サイトが「トラック一括査定王」です。
カーセンサーなどの場合は買取不可となることの多い商用車ですが、こちらの一括査定を使えば、車の価値に見合った買取金額で取引してもらえますよ。
3位.「モータートレード」
20年も運営しているのに、なかなか知名度を上げられない車一括査定サイトが「モータートレード」です。露出度が少ないのが原因でしょうか。
特徴としては「「外車や輸入車に強い会社と提携している」点ですね。
ただ「20年運営している」という事実と「外車に強い」という情報以外は、そこまで明らかになっていないんですよね。そのため、今回は3位としています。
実は名前が同じだけ!別に使わなくてもいい車一括査定
「使わなくてもいいサイト」なんて言われると、「きっとトンデモない詐欺サイトなんだろう」なんて思う人もいるでしょうが、今回はそうではありません。
実は、ほかの車一括査定サイトと全く同じなのに、名前だけ違う車一括査定が世の中には結構あるんです。
名前が違うなら本家のほうを使った方がいいだろう、ということで「使わなくてもいい車一括査定」と定義しました。
なお、この項目については比較しようがないため、ランキング付けしていませんのであしからず。
- ブーブー買取ネット
- くるまたかし
- ズバブーン
- ナビクル
- 価格.com
ブーブー買取ネット
2016年に運営開始。楽天オートと提携した車一括査定サイトが「ブーブー買取ネット」です。
そのため、楽天オートと同じく、車一括査定を依頼すれば1,500Pが手に入る仕組みになっています。
提携している会社等もほぼ一緒のため「楽天オートが名前を変わっただけ」と思っても間違いないでしょう。
ただサイトの運営会社は違います。楽天ではなく「株式会社御統」なので要注意。
個人情報を取り扱うのも、こちらの会社となっています。
くるまたかし
「くるまたかし」は単刀直入に言いますと、名前が違う「カービュー」です。
サイトの運営会社や、提携する査定依頼できる会社の数なども全てカービューと一緒。
サイトの表面だけが違うと言ってもいいでしょう。
なお、くるまたかしは一部の地域で、ラジオCMをガンガン流しているサイトです。
カービューとはまた違った間口を用意したい、という考えのもと、名前だけ変えて車一括査定を展開してるのでしょう。
ズバブーン
「ズバブーン」も「くるまたかし」と同じく、名前だけが違う車一括でサイトです。
中身は「ズバット車買取」と全く同じで、運営会社も一緒。
なお、こちらも1部の地域で、ラジオCMガンガン流している車一括査定サイトです。
ズバットよりもさらに印象的な「ズバブーン」という名前にして、知名度を増やしたい、という所なのでしょうか。
ナビクル
「ナビクル」は名前が違うだけで中身は「ナビクル車査定」と一緒です。査定できる会社や運営会社などが全く一緒になっています。
名前が違うだけで中身が一緒なのは、先述した「くるまたかし」「ズバブーン」と同じ理由でしょう。とにかく間口を広げたいのでは。
価格.com
ネットで家電を買ったことがある人なら必ず一度は目にしたことがあるだろう「価格.com」。
家電以外にも保険やら色々な分野を手広く扱うサイトですが、実は車一括査定も行っています。
ただ、価格.comはただの窓口なんですよね。実際の査定依頼はカーセンサーが行う仕組みになっています。
つまり価格.comがカーセンサーに利用者を呼び込んでいるだけ、というわけ。
しかし、くるまたかしといい、ズバブーンといい、この手のタイプのサイトは多すぎですよね。
知識のない人なら、勘違いして使ってしまいそうです。
全28サイトを比較!個人的おすすめの車一括査定3選
ここまでは客観的な視点でランキング付けしてきましたが、最後に筆者の個人的な主観におけるオススメランキングを紹介していきましょう。
あくまでも主観なので、参考程度に留めておいてください。
- 1位:「カーセンサー」
- 2位:「ユーカーパック」
- 3位:「楽天オート」
1位.「カーセンサー」
個人的に車一括査定は、手間暇をかけることなく、高価買取を実現するために行うものと考えています。
高価買取を実現するためならば、電話ラッシュも仕方ないと思うタイプです。
そのため、同時査定数がめちゃくちゃ多い「カーセンサー」が、個人的には車一括査定ランキング1位と思っています。
やはり同時査定数30社と言うのは、魅力的ですし、他に存在しないですからね。
先程も述べましたが、他の車一括査定ランキング記事を見ると、カーセンサーが軒並み1位なんですよ。
そのため、筆者としてはどうしても1位にしたくなかったのですが、悔しいけどやはりカーセンサーが1位です。
2位.「ユーカ―パック」
先ほど述べた通り、筆者は車一括査定に「効率性」と「高価買取」を求めています。
効率性と効果買取を天秤にかけたら、高価買取の方が比重が大きいので、カーセンサーにしましたが、「ユーカーパック」も非常に優れた車一括査定サイトと思います。
最初に査定にしてもらわないといけないことが、効率性を失っている要因なので2位にしましたが、それ以外はかなり優れたサービスです。
電話ラッシュを防げる上に高価買取も実現できるので、非常に使える車一括査定ですよ。
3位.「楽天オート」
個人的に優先順位の高い「効率性」という観点で考えるのであれば、「楽天オート」も将来性を感じます。
楽天会員なら申し込みがサクッとおわりますし、楽天ポイントをもらえるのも地味に魅力。
あの「楽天」の車一括査定ですから、もっとサービスとして進化していくような気もします。他と比較して将来性も高そうということで、3位としました。
【おまけ】100人に何を使ったかアンケートしてみた
ここまでは筆者の主観をお伝えしましたが、世間ではどの車一括が人気なのでしょうか?
個人的にもずっと気になっていたので、車一括査定サイトを使ったことがある100人に、「どの車一括査定サイトを使ったことがある?」とアンケートしてみました。
結果としては以下の通りです。
世間的に人気なのは「カーセンサー」でした。
カーセンサーは車雑誌としても知名度がありますから、それが大きな理由でしょう。運営会社の「リクルート」も有名ですからね。
車一括査定とは何?という人ほど参考に
これまで紹介してきたランキングを参考にしてもらえれば、あなたにピッタリの車一括査定がみつかることでしょう。
車一括査定の評判もきちんと考慮しつつ、自分の目的やニーズに合ったランキング結果を参考にしてみてくださいね。
ただ、最後にひとつだけ言っておきたいことがあります。
「車の相場だけ知っておきたい」「売る気はまだまだ無い」「査定だけしてもらいたい」と思っているのであれば、絶対に車一括査定サイトを使わないでください。
とくに個人的におすすめをしている「カーセンサー」はある意味、危険です。
査定をした後にかかってくる数十回の電話を、とてつもなく苦痛に感じてしまうでしょう。
本当に、めちゃくちゃかかってきますからね。
「電話ラッシュや後日のセールス等のリスクを背負っても、高価買取を実現してやる」という人は、ぜひ車一括査定サイトを使ってみてください。
なお、車一括査定を相場確認のために使おうと思ってるのであれば、電話なんて一切かかってこない「買取相場サイト」を利用するのがオススメですよ。
個人情報を全く入力することなく、実際の買取相場に非常に近い金額を知ることもできるサイトは結構ありますから、使わないと損です。
以下の記事にて買取相場サイトの査定精度を検証しています。気になる人はチェックしてみて下さい。
また、「車一括査定なんてつかわずに直接お店に行ってやる!」と思う人は以下の記事を参考にして業者選びをしてみてください。