車を売る場所といえば、高価買取のために重要要素のひとつですが、一般的に深く理解されていないのが実情で、あなたもその一人かもしれません。
もし「車を売る場所」について調べているなら、以下のような疑問を持っていませんか?
- 車を売る場所(地域)によって、査定額は変わるのだろうか?
- そもそも、なぜ車を売る場所で査定額が変わるのか知りたい
- 車を売る場所(買取業者)の規模で、査定額は変わるって本当?
- ディーラーや買取業者以外にも、車を売れる場所ってある?
今回の記事では、上記のような「車を売る場所」に関する疑問が、すっきり解決できる知識を紹介していきます。
この記事を最後まで読んでもらうだけで、車を売る場所を理解するために必要な知識をバッチリ網羅できますよ。
次章よりさっそく解説していきましょう。
なお、最初に結論を言っておきますと、車を売れる場所(地域)はあなたでどうしようもありませんが、方法により大きく査定額が変わります。
ひと目で分かる一覧表を作成しました。
車を売る方法 | 買取金額 | めんどくささ | 安全性 |
---|---|---|---|
ディーラー下取り | △ | ○ | ○ |
車買取 | ○ | ○ | ○ |
オークション代行 | ○ | △ | × |
個人売買 | ○ | × | × |
車を売る場所(地域)によっても査定額は変わるのか
この章であなたが得ることができる知識の要点をまとめると、以下の通りになります。
- 中古車査定の仕組み上では査定額そのものに差は出ない
- 中古車の「査定士」は試験があり合格すると一定のスキルが担保される
- 基本的に査定基準は同じなので「査定自体」は変わらない
要点をおさえてもらったところで、さっそく次項より詳しい解説を見ていきましょう。
中古車査定の仕組み上では査定額そのものに差は出ない
車を査定に出す地域やお店によって、査定の金額に差は出てくるのでしょうか?
どうせ車を売却するなら、高く買い取ってもらいたいですよね。
ただ、中古車は査定の仕組みを考慮すると、査定額そのものに差は出ないようになっています。
中古車の「査定士」は試験があり合格すると一定のスキルが担保される
中古車査定の業界には、日本自動車査定協会という協会があり、全国で約9,000社14万人の「査定士」が存在しています。
査定士として認定されるためには協会の試験に合格する必要が有ります。
ただし、実情は大手買取会社や自動車ディーラーの営業マンも査定士の資格を持っていない人が、車の査定をしている現状があります。
基本的に査定基準は同じなので「査定自体」は変わらない
基本的に査定基準は同じなので、「査定自体」はどこでしてもらってもさほど変わりません
ただし、「さほど」と書いたとおり、厳密に言うと査定金額は車を売る地域や場所によって変わる可能性があります。
では、なぜ査定価格が変わる可能性があるのでしょうか?それを次章で説明します。
なぜ車を売る場所で査定額が変わるのか
この章であなたが知ることが可能な知識の要点をピックアップすると、以下の通りになります。
- 実際には「地域の需要」「輸送コスト」で最終的な査定金額が変わる
- 例えば東北地方では4輪駆動車が高くなり、離島では軽自動車が高くなる
- 輸送コストを考慮して販売するので買取金額は変わる
要点を確認してもらったところで、次項より具体的な解説について見ていきましょう。
実際には「地域の需要」「輸送コスト」で最終的な査定金額が変わる
先述したように、中古車を査定するには「査定士」として試験に受かるか、ディーラーや車買取店が定めた一定のスキルを満たす必要があります。
スキルが担保されるので、基本的には「査定自体」では金額に差はないように思えます。
しかし実のところ、「地域の需要」や「輸送コスト」の影響で、最終的な査定の金額は変わってくることがあります。
東北地方では4輪駆動車が高くなり離島では軽自動車が高くなる
例えば、日本海側や東北地方や、北海道など雪が多い地域では2駆よりも4駆(4WD)の車の方が、需要が大きいです。
需要があるということは、多少値段が高くても売れるので、査定額を少々高くしても販売店側は利益を出すことが出来ます。
従って、雪の降る地域では、4WDの方が査定価格は高くなる傾向にあります。
一方で、沖縄県では雪がほとんど降らないので4WD仕様の車に需要はあまり有りません。
従って、最終的な査定価格も低くなる傾向にあります。
沖縄等の離島では、車は趣味というよりは生活に必要な実用品という考え方が強いので、燃費のいい軽自動車やコンパクトカーの方が査定ではプラスになることが多いです。
他にも、東京等の都会では富裕層からのスポーツカーや高級車人気が強いです。
逆に農業が盛んな地方では、高級車に乗っている人はあまりおらず、軽自動車や軽トラックなどが主流となります。
従って、スポーツカーや高級車は田舎よりも都会で査定に出した方が最終的な買取価格は高くなる傾向があります。
輸送コストを考慮して販売するので買取金額は変わる
これは「地域の需要」とも大きく関連するのですが、結局、自分が住んでいる地域では需要が無い車は、需要があるであろう別の地域へ輸送される事になります。
こうなると、無駄な輸送コストがかかりますよね。
車の輸送コストは結構高くて、数万円することもザラにあります。
であれば、査定当初から買取店は輸送コストを考慮に入れながら査定金額を出します。
そのため、車を売る地域や場所によって査定金額が変わってくるわけです。
上記のように、どこで何を売るかによって最終的な買取金額は変わって来ます。
以上、「なぜ車を売る地域によって査定額が変わるのか」を紹介しました。
では「地域」でなく「買取業者の規模」によって、査定額は変わるのでしょうか。
次章より詳しく紹介していきます。
車を売る場所(買取業者)の規模で査定額は変わるのか
この章であなたにおさえておいてもらいたい知識に関する要点を先に伝えると、以下の通りになります。
- 売り上げをたくさん出したい大型店舗では買取金額が安くなる
- 小さな店舗では柔軟性がなく安定した買取金額を提示できない
- 状況にによっては小さな店舗だと高い買取金額になる
ではそれぞれの内容を、次項より詳しく解説していきましょう。
売り上げをたくさん出したい大型店舗では買取金額が安くなる
査定業務に携わる人達は、査定をした車を仕入れ、それを販売等することで利益を確保する必要があります。
つまりは査定の段階で「この車なら●●万円の利益は出したい。今はオークション相場が○○万円だから出せる査定額はこれくらいが限界かな」という感じで査定額を算出いています。
このように店の経営都合によって買取金額は大きく変わります。
大手の買取店は、売り上げをたくさん出したい傾向が強いので、査定金額は渋いところが多いです。
さらには、大手は人件費の他に広告費等の他の費用がたくさん掛かるため、よりシビアに見ています。
小さな店舗では柔軟性がなく安定した買取金額を提示できない
買取店によって売れ筋車種も違えば、車の最終的な捌き方も違います。
小さな店では懐事情的に柔軟性がなく安定した買取金額を提示できないことが多いです。
逆に言うと、たまにとても懐事情がよく、大手のように広告費等も余分なコストもかからないので、大手よりも高い査定額が出ることがあります。
店の都合によって、高くなったり低くなったりしますので、査定を依頼してみるしかないですね。
タイミングによっては小さな店舗だと高い買取金額になる
大手の業者の方が最終的には柔軟性があり、買取金額に幅はなくどこもそこまで変わりません。
ただ、先述したように大手の買取店舗は利益重視で、小さな買取店とは違い人件費の他に広告費などの余分な費用がかかっているため、どこも買取金額は低めになることが多いです。
そのため、大手買取店だけでなく、買取金額が安定していない小規模店舗に査定を出してみるのをオススメしています。
大手では絶対にないような査定額が出るときがありますからね。
後ほどオススメの方法「車一括査定」を紹介します。
以上、「車を売る場所(買取業者)の規模で査定額は変わるのか」を詳しく見ていきました。
では買取業者以外で車を売れる場所は、他にどこがあるのでしょうか。
「高価買取になるコツ」とともに、次章にて詳しく見ていきます。
買取業者以外で車を売れる場所(方法)と高価買取のコツ
この章で絶対に理解していただきたい要点をまとめておくと、以下の通りになります。
- 車を売却する場所(方法)は買取業者の他にも3つある
- どんな方法よりも買取業者での買い取りがもっとも最適
- 高価買取を目指すなら複数業者で査定できる「車一括査定」が必須
ではさっそくそれぞれの要点について、次項より詳しい解説をしていきましょう。
車を売却する場所は買取業者の他にも3つある
前章では主に買取業者の内情について紹介しましたが、車を売却する場所は他にも3つあります。
- ディーラー
- オークション代行
- 個人売買
それぞれの方法の大まかな特徴を理解して、何の方法があなたにベストなのかハッキリさせましょう。
車を売る方法 | 買取金額 | めんどくささ | 安全性 |
---|---|---|---|
ディーラー下取り | △ | ○ | ○ |
車買取 | ○ | ○ | ○ |
オークション代行 | ○ | △ | × |
個人売買 | ○ | × | × |
大事なところになりますが、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ディーラー
新車を購入する際にお店に引き取ってもらう方法で、スムーズかつ安全な手段ではあるものの、買取り金額は安くなりがち。
オークション代行
オートオークションに出品して売却する方法ですが、私たち一般人は参加不可なので、専門のブローカーに依頼することになります。
トラブルも多いので、あまり利用されていないのが現状です。
個人売買
知人に売ったり、売買サイトを利用して買い取って貰う方法です。
面倒な手続きを全部自分でやるという「根気」と「専門知識」が必要なうえ、トラブルも多いので自ら進んで行う人はあまりいません。
どんな方法よりも「買取業者」での買い取りがもっとも最適
車の売却で問題となるのは「売却金額はいくらか」「めんどくさくないか」「安全なのか」の3つでしょう。
売却金額だけを考えたら個人売買やオークションも「アリ」なのでしょうが、素人には難しい方法ですし、手間も掛かります。
トラブルもよく起こるので、さらに余計な手間を割いてしまう可能性があります。
そう考えたときに現実的な売却方法として挙がってくるのが、ディーラーと買取業者での買取です。
実際に車の売却のほとんどが、ディーラーと買取業者での買取で行われています。
確実性や安全性という点でオークションや、業者を使わない「個人売買」はやはりリスクが大すぎます。
買取業者での買取は「売却金額はいくらか」「めんどくさくないか」「安全なのか」のバランスがもっとも取れている売却方法
手間が掛からないし、トラブルもないに等しいですし、ディーラーに比べて買取り金額も高水準です。
ディーラーは手間や安全面は卓越していますが、買取り金額が低いのが残念な点といえるでしょう。
車は安い買取金額でも良いので、てっとり早く売却したいと考えている人向きの売却方法といえます。
高価買取を目指すなら複数業者で査定できる「車一括査定」が必須
買取してもらうのであれば、買取業者が一番ですが、前章でもお伝えしたように規模によってもばらつきがあります。
つまりは買取業者であれば、どこも高価買取になるわけではないので、あらかじめ注意が必要なのです。
もし高価買取を狙うのであれば、いかに「今現在、もっとも高価買取する店舗を効率的に探すこと」がコツになります。
そこで頼りになるのが、複数の業者の見積もりを出して最高値を見つけ出すことができる「車一括査定」です。
車一括査定なら、一回のエントリーで複数の業者から見積もりがもらえるので、効率的に「今もっとも高価買取してもらえる業者」がみつかりますよ。
以上、「買取業者以外で車を売れる場所と高価買取のコツ」について解説してきました。
この章で解説した知識は「車を売る場所」を理解する上で重要な知識なので、必ずおさえておくようにしてください。
まとめ
以上、「車を売る場所」をテーマとして、多種多様な知識をレクチャーしてきましたが、いかがだったでしょうか?
基本的な査定基準は均一化しているので、中古車査定の仕組み上では査定額そのものに差は出ません。
しかし実際には「地域の需要」「輸送コスト」によって、最終的な査定金額は変わるのが実情です。
また車を売る買取業者の規模でも査定額は変わるのが一般的で、売り上げをたくさん出したい大型店舗では買取金額が安くなる傾向があります。
一方、小さな店舗では安定した買取金額を提示できませんが、タイミングによっては高い買取金額になることも。
なお、買取業者以外で車を売れる場所は「オークション」など他にも3つありますが、総合的に考えて買取業者での買い取りがもっとも最適でしょう。
買取業者を使う時は、さらなる高価買取を実現するために、複数業者で査定できる「車一括査定」の利用をお勧め
します。
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