愛車を売ろうと買取り業者に持ち込んだものの、店側から「この車は買取り出来ません!」「引き取り出来ません!」と言われる事が有ります。
なぜ愛車を買い取ってもらえない事が有るのでしょうか?ここでは、買取拒否されたり引き取り拒否をされる可能性の有る車について見ていきましょう。
買取・引き取り拒否されやすい車
買取り業者に持ち込んだ際に、「買取・引き取り拒否されやすい車」には以下の様なものが有ります。
- ①冠水(水没)車
- ②火災車
- ③事故車(修復歴車)
- ④違法(不正)改造車
- ⑤メーター改ざん車
- ⑥金融車
①冠水(水没)車
車は大雨の中で走ったからといって、簡単には故障しません。しかし、集中(ゲリラ)豪雨で冠水した道路を走ったり、誤って川に水没したりする事によって、車の床面まで水に浸かってしまうと、故障するリスクは一気に高くなります。
水につかってしまった車、いわゆる冠水車は、様々な部品が錆びていきますし、エンジン等の調子も悪くなる事が多いです。また、冠水直後はそれほど問題が無くても、後々重大な不具合が生じる事が多いので、買取り拒否される事が多いです。
②火災車
火事で燃えてボロボロになってしまった火災車は、買取拒否される可能性が有ります。エンジンルームのみの火災であればまだしも、全体が燃えてしまった場合は、もはや車として成り立たないですからね。
絶対に買い取ってもらえないという訳ではないですが、仮に買い取ってもらえたとしても、査定額はかなり低くなる事を覚悟しておきましょう。(参考記事:火災車(火事で燃えた車)の買取査定評価額はかなり低い)。
③事故車(修復歴車)
軽微な事故で走行自体には支障が無い、若しくは修理すれば元通りになるという場合は、事故車だったとしても問題無く買い取ってもらえるでしょう。
一方で、車の骨格部分に損傷を受けた修復歴車については、綺麗に修復したとしても完全に元通りになるのは難しいですし、走行性能や車の強度などで支障が生じる可能性が高いです。
従って、修復歴車については中古車市場でも人気が無く、買い取ってもらえない事が多いです。
④違法(不正)改造車
走行性能を高める為のちょっとした改造などは問題無いですが、車検に通らない様な違法改造をした車は買取り拒否される事が有ります。買取りした業者としても、合法な範囲内に収めないと普通には売れないですからね・・・。
また、日本ではあまり見かけなる事は無いですが、車体の前部分と後ろ部分を別の車でそれぞれ別々の車から調達して繋ぎ合わせた、いわゆる「ニコイチ」と呼ばれる様な車も買取り拒否されるでしょう。
参考:基本的にニコイチの車を売るのは悪徳業者です。ニコイチの車に保険をかけて自損事故を起こし、保険金を搾取するといった、保険金詐欺事件も発生している様です。
⑤メーター改ざん車
中古車は、基本的に走行距離が少なければ少ないほど価値が高いです。そこで、メーターを改ざんして高く売ろうとする業者が一昔前まで結構いました。
最近は、中古車業界でもメーター改ざんがタブーとなっており、取締りもきびしくなってきていますが、それでも無くならないのが実状です。
買取り業者としても、メーターが改ざんされている車を購入してそのまま次に売ってしまうと、信用問題に関わって来るので、メーター改ざんがされていると分かった車は買取り拒否される事が多いです。
⑥金融車
車をローンで購入したものの返済が出来ず、どうしようもないので所有者(ディーラーやローン会社)に黙って売却した様な「金融車」は、名義変更が自由に出来ないので、中古車市場では敬遠されています。
業者としても、買った後に次の買い手が見つからない事が多いので、買取拒否される事が多いのです。
確実に売りたいなら一括査定!
上で説明して来た様に、買取り業者に個別で持ち込みをすると、買取拒否や引き取り拒否をされる事は意外にもよく有ります。
売りたいのに買い取ってもらえないって何だか辛いですよね。そこで、確実に買い取ってもらいたい方は車の無料一括査定を利用してみてはどうでしょうか?
1社だけだと買取り拒否されるかもしれないですが、一括査定を使えば複数の買取り業者から査定をして貰う事が出来るので、買い取ってくれる業者が見つかる筈です!
しかも、業者同士が買取り金額を競い合ってくれるので、諦めていた車も思わぬ高値で買い取ってもらえるかもしれないですよ。