車査定するつもりの車がちょっとした不具合があるのだけど・・・内緒にしてもいいよね?嘘ついてもばれなさそうだし・・・
エアコンがなかなかつかなかったり、ガタガタ音がしたりと、そのような状態では高価買取が期待できないと思ってしまいますよね。
そのせいか、車を査定する営業マンに「嘘」をついてしまう人がいます。
本当はエアコンが壊れているのに「エアコンは壊れていない」と嘘をついてしく
もし車査定で嘘をついてしまい、バレてしまったらどうなると思いますか?
はっきりいましょう。「損害賠償」として業者から訴えられることになります。
あなたの貯金では、到底払えないような莫大な金額を請求されるかもしれませんよ?
車査定をする担当者は、複数の車を査定し続けてきた、いわばプロです。
素人が嘘をついたところで、そのような嘘は必ずバレます。
正直にいって、嘘をつくことは気持ちいいことでは無いですよね。
特に故障履歴を正直に話してしまえば、高い金額で売れないというジレンマもあります。
しかし実は、車査定で嘘なんかつかなくても、高価買取できる方法があることをご存知でしょうか?
今は「一括車査定サイト」を使えば、嘘なんてつかなくても高価買取できますよ。
今回は車査定において、どんな嘘をついてはいけないのか、そして嘘をついたことによって、どのようなリスクが待っているのかを紹介していきます。
もちろん最後には嘘なんかつかなくても高価買取ができる方法も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも車査定で業者には何を質問されるのか
そもそも車査定において、どんな質問を業者さんにされるかご存じでしょうか?
リストアップすると、以下のような質問を受けることになります。
- 過去に事故したことがありますか?
- 修復したことはありますか?
- 何か壊れている・調子悪いところはないですか?
- 電気部品で壊れているところはないですか?
- どれぐらいの頻度で運転していましたか?
- メンテンナンス系のオプションには入っていますか?
- 新車と中古車だと、どちらで買いましたか?
これらの質問は、必ずと言っていいほど査定をする業者から聞かれることになります。
もちろん冒頭でお伝えした通り、これらの質問に対して「嘘」は言ってはいけません。
のちのちに紹介していきますが、遅かれ早かれ必ずバレることになります。
ちなみにこれらの聞き取り調査は「ガリバー」や「ビックモーター」の場合、口頭で聞かれるのではなく、書面でアンケートでの回答になります。
聞き取り調査をする際、査定の方から「嘘偽りなく記入してください」と釘を刺されることはありませんが、嘘をつくことなく、正直に書くようにしてください。
なぜ車査定の嘘がバレるのか業者に聞いてみた
今回「車査定の時には嘘はついてはいけない」という理由を改めて調べるため「ガリバー」及び「ビックモーター」のスタッフさんに聞き取り調査をしてきました。
そのおかげで、以下のような事実が浮き彫りになることに。
- 周辺のパーツ構成で故障履歴は丸わかり
- 買取した後も車のチェックは行われる
一つ一つ詳細を紹介していきましょう
車査定で嘘がバレる理由1.周辺のパーツ構成で故障履歴は丸わかり
査定をする人は、中古車を幾度と無くチェックをしてきた、いわばプロフェッショナルです。
そのため故障履歴などを偽っていても、すぐに見抜きます。
具体的には他のパーツ構成から見て、明らかに一部だけ新品に変更されていると丸わかりなのです。
例えば、車のパーツは色々な箇所にネジが付いていますが、これが回した(外した経歴があるか)形跡があるかなどで判断します。
もし、ネジが回っている経歴があれば、本人は故障していないと言い張ったとしても、「故障履歴アリ」と判断をします。
つまり、あなたが嘘をつこうがつくまいが、車の状況を見て、故障した確率が高いと判断されれば結局のところ査定に悪影響が出るのです。
ちなみに、上手な修理会社だとドア等の部品を外さずに鈑金したりしますので、その場合だと事故歴・修復歴は見逃されます。
さすがにここまで来ると査定のプロが見ても事故歴・修復歴があるのかどうか分かりません。
ただ、これから説明しますが、後から見つけられる可能性があります。
なので、複数の査定員に見てもらって、どの査定員もわからないようであれば、正直この後もバレることはないでしょう。
どうしても事故歴・修復歴を隠したいのであれば、必ず複数の買取業者に見てもらって、どの査定員が見てもわからないのかどうかをチェックしてください。
車査定で嘘がバレる理由2.買取した後も車のチェックは行われる
車には常日頃から調子が悪いわけではない部分もあります。
具体的には2日に1回だけ、異音が出たりするなどの故障も存在します。
このような事は、中古車ではよくあること。当然、買取業者もわかっています。
たまにしか現れないマイナスポイントであれば、嘘をついてもバレる事はないと思われがちですが、結局のところバレることになります。
買取業者の査定はその日のうちに完結し、その2~3日後には入金されることになるでしょう。
ただし、入金の後も車に対してのチェックが一切行われないかといえば、そうではありません。
入金が行われた後も、車についてはさらなる詳細な追加チェックが行われます。
追加チェックの際、買取時には教えてもらっていなかった故障歴や事故歴と思われるポイントが発覚されれば大変です。
容赦なく、もともとの持ち主に連絡をして、返金代を求めることになります。
実際、聞き取り調査をした「ガリバー」と「ビッグモーター」によると、このような返金請求をとる事は数ヶ月に1度のペースで起こることだそう。
いかに「嘘をついてもバレない」と考えている人が多いのかが、よくわかる事例となっています。
車査定の嘘がバレたときは最悪「損害賠償になる」
査定をしてもらった後に入金が行われ、その後に事故歴・故障歴が発覚してしまうと、返金を求められます。
この際、多くの買取業者は「故障によるマイナス差額分だけ返金してくれ」または「買取自体を白紙にするので買取金額の全額を返してくれ」といった対応になります。
それらの要求をしっかりと飲めば、これ以上大きな問題に発展する事は無いでしょう。
しかし、もし返金請求に応じなかった場合は、損害賠償つまり「裁判」へと発展していきます。
実際に損害賠償請求の裁判になってしまうと、ある日突然裁判所から以下のような文章が送られてきます。
何かしらの前兆もなく、急に裁判が始まることになるでしょう。
裁判になると、裁判費用などもかかってくるため、もともとの返金だけでは済まされません。
以下のような金額もプラスで請求されることになります。
- 人件費
- 配送費用
- 保管費用
裁判が始まってしまうと、あなたの日常は急変してしまいます。
このようなことが起こらないよう、車査定では嘘をつかないようにしてください。
嘘を付いても問題ない範囲
「なんだか全部正直に話してしまうのもイヤ」「何でもいいので、とにかく1つでも隠したい」と思っているのであれば、特定の質問にだけなら嘘をついてもいいですよ。
具体的には以下のような質問に対してだけ、嘘をついても問題ありません。
- どうして売るのですか?
- 他の会社でも査定していますか?
つまり、「車そのものに関係ないこと」であれば、嘘をついても構わないのです。
業者も買取を事業のために行っていますから、事業そのものを阻害してしまうような嘘をついてしまうと、最悪の場合は損害賠償請求裁判に発展してしまいます。
できるなら1つたりとて嘘をつかないのが適切な行動ですが、「どうしても・・・」というなら、査定結果を揺るがすような嘘はつかないようにしてください。
車査定で嘘をつかなくて済む高価買取のコツ
ここまで「車査定で嘘をつくべきでない」と紹介しましたが、そもそも嘘をつかなくても高価買取する可能性が残されていることをご存知でしょうか?
嘘をつくのは非常に罪悪感が残るものです。どうせなら気持ちよく売りたいものですよね?
気持ちよく売れる上に、高い金額で売れれば最高です。
そんな「最高の状況」を実現するための方法を紹介していきましょう。
結論から言いますと、嘘をつかずに高価買取を実現したいのであれば、「一括車査定サイト」を使うほかありません。
昨今の車査定では一括車査定サイトの利用が必須
一括車査定サイトとは、インターネット経由で申し込みをすれば、複数の車買取業者に査定を依頼できる便利なサービス
嘘をつく必要のある「故障履歴等がある車」を高価買取してもらうためには、問題があっても構わない業者、問題のある車を求めている会社を見つけるほかありません。
一社ごと回っていれば途方もない苦労を味わいますが、一括車査定サイトを使えば、故障歴や事故歴がある車に対して一定の評価を下す業者を効率的に探せますよ。
実際の査定時にはマイナスポイントを正直に話す
一括車査定サイトで申し込みをすれば、業者さんから連絡があり、実際に査定をしてもらう日をアポイントすることになります。
そして査定の日を迎えれば、実際に査定してもらうことになるのですが・・・。
その際、これまでご紹介してきたように、故障歴など業者が知るべきマイナスポイントは全て話すようにしてください。
マイナスポイントをあえて全て話すということが、高価買取につながる可能性があるのです。
正直に話せば査定担当に好意をもたれて高価買取になる
今回「ガリバー」「ビッグモーター」に聞き取り調査してわかったのですが、基本的には買取査定のノウハウは固定化されています。
つまりはどこの店舗に査定をお願いしても、結果はそこまで変わらないようになっているのです。
しかし、まれに高価買取を実現できる場合があるのも事実。
高価買取になるのは絶対といっていいほど、「この依頼主さんの人柄が良いので、この人のために頑張って上司に査定額アップを掛け合ってみよう」というケースです。
嘘偽りなく正直にマイナスポイントを話すことによって、あなたの正直さが好感をもたらし、本来実現することのなかった高価買取を実現できることがある
取を目指すのであれば、嘘をつかずにしっかりとマイナスポイントを伝えてください。
そうすれば、もともとの査定ルールから逸脱した「高価買取」が実現できます。
あなたの正直さ・人柄の良さ・真摯さをアピールしていきましょう。
まとめ
車査定において、嘘をついても良いのかという点を深掘りしてきました。
ハッキリいって、車査定をする際に嘘をついて良い事は1つもありません。
どちらかと言えば、正直にマイナスポイントを伝えることによって高価買取を実現できることの方が多いでしょう。
なお、嘘をつかなければならないマイナスポイントを内包している車であれば、効率的にたくさんの業者に一括査定できる「一括車査定サイト」を使うのがベストです。
「カーセンサー」であれば故障歴を事前に申請できるので、効率的に問題のある車に強い業者さんをピックアップすることができるでしょう。