乗っている車を売ろうと思って査定に出したとき、業者が現金で払ってくる場合は、通常よりも査定金額が低くなってしまう可能性があることを知っていますか?
現金で早くお金が欲しいと思っている人は、特に注意が必要です。以下で詳しく見てみましょう。
通常は翌日〜1週間後払い
一般的に中古車買取業者は、査定をした即日の現金買取はしてくれず、通常は「査定をした翌日から一週間以内の間を目処に銀行振り込み」となります。
というのも中古車買取の現場では、査定が終わった後に両者が査定額に納得した上で、正式に売買契約をすることになるのですが、契約には印鑑証明などの証明書が必要ですし、業者も通常はお店に即金で買取出来るほどの大金を置いていないからです。
特に大手の業者の場合は、現金管理が厳しいので営業店に現金を殆ど置いておらず、現金買取はまずしてくれないでしょう。しかし、中には現金で即金買取を謳う業者や相談に応じるという業者もいます。
現金買取は安く仕入れるチャンス!
中古車販売店は、中古車を仕入れるときは少しでも安く仕入れようとします。これはもちろん、商売をする上では当然のことですよね。
そして現金で買い取る場合、買取業者にとっては安く仕入をするチャンスなのです。特に小規模の販売店や悪徳業者にとってはまたとないチャンスです。(もちろん現金買取だからといって、必ず査定額が低くなるという訳ではありません。)
一体どういう事かというと、即金で買取の場合、業者は客の前でじっくりと時間をかけて査定をします。修復が簡単なほんの小さなキズなども修理代が結構かかると言って来たり、ナビなど付属品を外したいと客が言おうものなら、「それはかなりのマイナス査定になりますね!」と誇張したり、客の自信を無くさせる様な発言を繰り返して来るのです。
特に、「すぐに現金が欲しい!」と言っている人はいいカモとなります。即金で買い取るとほのめかして、その代わりに買取金額を下げてしまうのです。
誰でもお金を貰えるのは遅いより早いに越した事はないでしょうが、即金で買い取ってもらうと上記の様に「査定金額がマイナスになる可能性がある」ということは知っておきましょう。
コラム:自動車担保ローンは避けた方が良い!?
街中を歩いていると、「自動車を担保にすぐにお金を貸します!」といった小さな貼り紙を見かける事があります。この手の融資は、査定という面からすると出来れば受けない方がいいです。
なぜなら、車金融業者が使用する査定の基準は、新車ディーラーの買取金額の半分程度だからです。新車ディーラーが100万円と査定する様な車だと50万円程度、もしくはそれ以下の金額しか貸してくれません。そして金利は結構高く、内容の不明瞭な手数料を請求されることもあります。
これだと普通にディーラーやオークションに持って行って売った方がよっぽどお得ですよね。
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