中古車購入前に知っておくべきチェックポイントについて、気になっていませんか。
せっかく中古車を購入するのですから、後々に故障が発生したりするような、質の悪いものなんて買いたくないですよね。
しかし素人にとっては、中古車のどんなところをチェックすればいいかなんてわからないもの。
そこで車の専門家である筆者が、中古車購入前に絶対にチェックしておくべきポイントを厳選して15つにまとめました。
ピックアップしたポイントは後々に故障するような中古車を、事前に見抜くチェック要素です。
すべてのチェックポイントを満たした中古車を購入すれば絶対に後で後悔するの事はありませんのでご安心を。
中古車を購入しようと思っている人には必見のチェックポイントとなっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【先に結論】中古車購入前の15つのチェックポイント
中古車だからこそ念入りなチェックは絶対に行っておくべきです。
「粗悪な車ではないのか」「質の高い車なのか」をチェックするためにチェックすべきポイントがあります。
具体的には以下のようなポイントを意識して、チェックするようにしてください。
- エンジンがちゃんとかかるか
- エンジンから異音がしないか
- マフラーから最初に黒い煙が出るか
- 運転中にガタガタ揺れないか
- 加速がスムーズか
- 発進・停車に違和感がないか
- シフトを変速時にガクッとしないか
- シフトレバーが固すぎないか
- レバーにガタつきがないか
- アクセルの踏み込み具合に違和感がないか
- ブレーキを踏んだときに変な音がしないか
- ブレーキを踏んだときにハンドルがぶれないか
- ハンドリングが重すぎないか
- ハンドルの左右の曲がり具合に差がないか
- 全体的に自分の感性と合うか
それではそれぞれのチェック項目について、「展示場で確認すべきポイント」「試乗でチェックすべきポイント」とわけて紹介していきましょう。
中古車展示場で確認すべきチェックポイント
まずは中古車の展示場で絶対に確認すべきチェックポイントについて紹介していきましょう。
グーネットや価格コム経由などで会うであろう、営業マンの方にお願いして、必ずチェックするようにしてください。
チェック1.「エンジン」
質の悪いエンジンをつかんでしまうと、最悪の場合、使用から1ヶ月たたずに廃車になったりします。
廃車までいかなくても、修理代として30~40万円はかかりますから、しっかりチェックしておきましょう。
なにはともあれ、まずはエンジンが一発でかかるかが重要です。
かからない場合は即アウトです。購入検討から外した方がいいでしょう。
異音がするかどうかも要チェックです。
しばらくアイドリングして音のチェックをしてください。
一定のリズムで乾いた音がしていればいいですが、突然耳に付くような異音が聞こえたら、何かしらのトラブルを抱えている可能性大です。

チェック2.「マフラー」
エンジンをかけたら、すぐに車から出て、マフラーから出ている煙を見てみましょう。
黒い煙が出た後に徐々に色がなくなっていくのが正常ですが、最初から白い煙ならアウトです。
中古車の試乗で確認すべきチェックポイント
昔の中古車販売店はかたくなに試乗することを拒んでいる業者が多かったのですが、昨今ではそのような事情は一変しています。
中古車を購入する人は「多くの情報を手に入れてから買いたい」というニーズがあるため、中古車でも試乗可能にしておくのが、常識とも言える状況になっています。

中古車販売店によっては、試乗そのものはできるものの、来店してすぐに試乗できないケースがあるので注意が必要です。
そのため、確実に試乗したいのであれば、中古車販売店に事前に連絡をすることをオススメします。
チェック1.「乗り心地」
走行中に必要以上にガタガタと揺れているのは問題ありです。
平面を走行しているのにやたらと揺れていたら要注意ですよ。
加速がスムーズかどうかも要チェックです。なかなか速度が上がらないなら、エンジンやクラッチなどに問題アリです。
また発進・停止する時に違和感がないかどうか、自動でギアチェンジされる時にガクッとしすぎていないかチェックするのもお忘れなく。
チェック2.「シフト」
シフトチェンジをするとき、レバーがなめらかにうごくかチェックしましょう。
「P」から「D」、そして「N」と動かして、シフトレバーが固すぎないか見てみます。あまりにも固すぎると異常がありますよ。
またシフトレバーそのものが揺れてないかも確認してください。
カタカタと揺れている場合は、前のオーナーが酷使しすぎている可能性があります。
チェック3.「アクセル」
アクセルを踏んでいて、力の伝わり具合をチェックします。
あまりにも重いと運転していて辛いので考え物ですね。
アクセルの踏み心地は運転のストレスに直結するので、自分の感性と相談しながらチェックしていきましょう。
チェック4.「ブレーキ」
ブレーキを踏んだ時に「キーッ」といった変な音がしないかチェックしましょう。異音がすると、絶対に問題があります。
またブレーキを踏んだときに、ハンドルが左右に持っていかれるのであれば大問題です。
ここぞというときにハンドルがとられ、大事故を起こす危険性があります。
チェック5.「ハンドリング」
ハンドリング操作がしやすいかは重要なポイントなので、なるべくコーナーを通って確認しましょう。やたら重い場合は問題アリです。
さらに左右の曲がり方に差異があるかどうかも、確実にチェックしておきましょう。
もし違いがあるならハンドリング系統の機構に問題ありなので、違う車を検討した方がいいかもしれません。
【総評】全部チェックできないなら2つだけ意識する
中古車購入前に先述したチェックポイントを確認していくべきですが、ひとつひとつで確認していくというのは少し難しいところでもあります。
担当スタッフと話しているとついつい忘れてしまいがちですし、事前にメモをしていても試乗運転中などに確認するのは安全上よろしくありません。
そのため、最低限チェックしておくべきポイントだけを意識しておきましょう。具体的には以下の通り。
- 何か危ないと感じるポイントがあるかどうか
- 乗り心地がいいか(フィーリングが合うのか)どうか
この2つだけを押さえておくだけでも、チェックしておく意味が十分にあります。
普通の車ではありえないような音が鳴ったり、揺れがしたりする場合は、絶対に何か問題があります。
またそのような問題がなかったとしても、乗り心地が悪いと問題アリです。その後購入したとしても、ストレスしか残りません。
デザインが良かったとしても、乗り心地が悪ければ早い段階で手放すことになるため、ストレスなく運転できるかどうかというところも重要視してください。
まとめ
今回、中古車の試乗について深掘りしてきました。
もし試乗をするのであれば、上記で解説してきたポイントを意識して乗ってみてください。
意識しなければいけないポイントは多いですか「乗り心地は良いのか」「危ないと思うポイントはないのか」という2点を意識するだけでも、ずいぶん違ってきますよ。
本気で中古車を買おうと思っている人は、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
以上「【チェックリスト付き】中古車を購入する前に!試乗時に確認すべき7つの確認ポイント」でした。