「時間厳守」
これは、日本ではうるさいくらいに言われることです。
皆さんも小さい頃から学校で「時間は守らないといけない」ということを、嫌という程教えられてきたはずです。「5分前集合」が体に染み付いてしまっている人も多いのではないでしょうか。そのおかげか、日本人は時間にとてもきっちりしていると言われます。
海外では、電車のダイヤが数分~数十分程度までなら、遅れていても大きなクレームが生じないとも言われていますが、日本では違います。1〜2分遅れただけでもクレームが発生することが有りますし、フォームの電光掲示板には「○分遅れ」という表示がされますよね。
では、この「時間厳守」は、中古車業界でも通用するのでしょうか?
中古車販売店の時間厳守?
一般的に中古車販売店の営業マンは、なぜか時間にルーズな方が多い様です。
必ずと言う訳ではないですが、時間の約束をするときに「大体○時〜○時の間くらい」という曖昧なことを言います。ひどいケースになると、15時に約束をしていたのに、15時になっても現れず、16時まで待ってこちらから電話をすると、「今から向かいます」と言われるような場合もあります。
中古車を扱うので、直前になって不具合が発見されるといったことも有るかもしれません。また、ギリギリまで点検をしていることも有るでしょうから【はっきりした時間を約束することが難しい】という事情が有るのも確かでしょう。
しかし、困った事に「時間に遅れる事は悪いことだ」という意識が中古車販売店の営業マンにはあまり無いようです。遅れるという事が分かっていれば、相手に一本電話連絡をすればそれで済むことなのにそれもしない、という人が目立ちます。
本人の社会人としての常識が欠落していると言えばそれまでですが、社内での従業員教育がうまく機能していないことも考えられます。
話をしていて、あまりにも担当者が時間にルーズだと感じる場合は、その店には社員教育はもとより、他にも問題が有るかもしれないので、違う販売店で購入する事を検討した方が良いかもしれませんね。
日本人が時間にルーズという考え方
日本人は上記で書いた様に「時間厳守」を重視していて【集合時間や会議に遅れるのは悪い事である】という意識が一種の文化の様になっています。外国の方と比べても、この時間に対する意識はとても強いと言われています。
しかし、そんな時間に厳しいと言われる日本人ですが、逆に時間にルーズだと言われることもあります。
それは、集合や会議など、「開始の時間」にはとても厳格なのに、「終わりの時間」については意識が弱いという事です。遅刻をした人にはとても厳しく接するのに、時間内に終わらなかったことについては特に気にしないという面があります。特に仕事の残業が特徴的かもしれませんね。
朝は毎日きっちり同じ時間に出社するのに【帰りの時間は遅く定時で帰ることはほとんど無い】という人が多いです。残業を沢山したからといって悪いと言われることもあまり無いですよね。これらは、時間内に物事を終わらせるという意識が低いことから来ているのかもしれません。
このように見てみると、日本人はいい意味では勤勉と言えるかもしれないですが、ある意味では時間にルーズとも言えますね。
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