中古車ディーラーで車を購入するとき、購入時の見積りには大抵の場合「整備費用」という項目があります。
しかし、あなたは車を買ったとき、納車される前にどの様な整備をしているかを確認したり、追加の整備を依頼したりしていますか?
殆どの方は何もしていないでしょう。しかし、売れると決まった車に対してディーラーが細かい整備をすることはありません。具体的な整備項目については予め、客の方から伝えておく必要があるのです。
ここでは、中古車の購入時に伝えておきたい整備項目について見ていきましょう。
まずは、整備費用がかかっているか確認
中古車販売店が発行する購入時の注文書(見積書)には、整備費用が出てくる場合と出てこない場合があります。
車両本体価格に整備費用を含めている場合と、別途整備費用の項目を設けて請求をする場合に別れるからです。ほとんどの販売店は、総額の中に整備費用を含めて見積書を出していると思います。
稀に、販売価格を抑える為に整備は一切しないという販売店もありますが、少数派です。
また別途表示される場合は、一般的に以下の様に表示されることが多いです。
- 車検が残っている場合・・・納車整備費用
- 車検が無い場合・・・車検整備費用
既に購入された方は今後の参考に、購入時の明細を見てみて下さい。また、今後購入をされる方はどの様に表示されているか少し注意して見てみましょう。
依頼したい整備項目
整備費用が購入金額に含まれているのであれば、是非以下の項目について整備をしてくれるように依頼しましょう。ちゃんと整備して貰うか否かで「購入後の走行や見た目」に差が出てきますよ。
外装
長い間走った車の外装には水垢が付着しています。しかし、通常ディーラーのメンテナンスは「商談時に指示された凹みを直すこと」と「納車直前に水洗い&ワックスがけをすること」くらいで終わります。是非ポリッシャーで水垢まで磨いてもらう様にしましょう。
エンジンルーム
中古車ディーラーでエンジンルームの洗浄までやってくれる所はあまり有りません。しかし、素人がエンジンルームを触るのは勇気が要りますし、購入後自分で洗浄して故障すると大変なので、ディーラーに依頼する様にしましょう。オイル漏れなどの不具合が発見されるかもしれませんよ。
下回り
下回りについては、洗浄のついでに「シャーシブラック(錆び止め)」をスプレーしてもらう様にしましょう。シャーシブラック自体は数百円で購入出来ますが、下回りを自分でスプレーするのは中々難しいですからね。スプレーしておく事で後々の洗車がとても楽になりますよ。
足回り
タイヤのバランスや四輪トータルアライメント(進む方向の測定や調整)は、車にとって非常に重要です。なので、これくらいならディーラーによっては何も言わなくてもしてくれる可能性も有ります。しかし、念のために無条件で測定・調整してもらえる様に依頼しましょう。
またブレーキパッドについては、残量確認はしてくれますが、交換まではしてくれないかもしれません。2mm程度までは一応使えるブレーキパッドですが、残りが5ミリ以下なのであれば、交換してくれないか依頼してみましょう。
内装
ディーラーでは通常、内装に掃除機をかけてシート以外の箇所を拭き、ガラス部分を手入れする程度です。シートについてはメンテナンス方法が特殊になるので、通常は現状のまま引き渡されることが多いです。
しかし、中には専門の美装業者に依頼して清掃してくれるところもあるので、駄目元で依頼するのもいいですね。シートの清掃は自分では難しいですからね。
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