都会暮らしの方はあまり想像がつかないかもしれませんが、田舎暮らしの方にとっては当然とも言える事、それは「1家に1台」ではなく「大人1人に1台」車を買うという事です。(参考:都市部では車がいらないと言われる理由)
電車やバス等の交通網が整備されていない地域では、生活用の車の他に通勤用の車が必要になります。しかし、車が必要だからと言って良い車ばかり買っていては、財布が保ちませんよね。
そこで、田舎に限らず「通勤用」に使う車は、財布に優しい格安中古車を買うのが最適なのです!ここでは、格安中古車を買う際の注意点を見ていきましょう。
軽自動車が◎
元々軽自動車に乗っている方からしてみれば、特に目新しい話では無いでしょうけど、通勤用の車としては、「軽自動車」しかも「人気がそれほど無い」軽自動車がオススメです。
軽自動車は、税金や保険など維持費の面で普通車よりも優遇されていますし、元々の車台価格もリーズナブルな車種が多いです。中でも「それほど人気の無い車種」を選ぶと、質の良い中古車がさらに格安で購入出来るチャンスが有りますよ。
軽自動車の維持費が普通車よりどの程度安いのか計算・比較してみた
車好きで休みには愛車でガンガン走りたい!という方も、カッコいいor機能性に優れた車はファーストカー(メインで乗る生活用の車)で乗る様にして、通勤用の車は割り切って軽自動車を選んでみてはいかがでしょう。
最近の軽自動車は、車重が軽く小回りも効く車種が多く、運転のし易さはピカイチです。車内空間もゆったりしている事も多く、通勤用に軽自動車に乗ると意外にもその魅力に取り付かれるかもしれませんよ。
走行距離は多くてもOK
格安中古車を買うという事は、「走行距離が多く年式も古いけど、ちゃんと走る車」が前提となります。事故車や修復歴有りの車は格安で入手出来るでしょうけど、ちゃんと走らないのであれば意味が無いですからね。
走行距離については、多くてもちゃんと整備がされていたのであれば問題有りません。但し、8〜9万キロ程走った中古車よりは、むしろ10万キロを少し超えた位の車がオススメです。
なぜなら、通常は走行距離が10万キロを超えるとタイミングベルトを交換するからです。(参考:部品交換のタイミングの目安まとめ)
タイミングベルトは10万キロ以上走っても大丈夫な設計となっていますが、交換せずに切れてしまうと、エンジンが止まったり、ブレーキが効きづらくなったり、と車にとって致命的な問題を引き起こしかねません。
逆に言うと、タイミングベルトを10万キロ程度の時点で交換していれば、その後も長く乗る事が出来るのです。車種にもよりますが、交換するのに2〜5万円程度必要なので、タイミングベルトを交換した車を選んで購入するのも、格安自動車を買う際のポイントと言えますね。
注:タイミングベルトが交換されているかどうかは、必ず購入前に確認する様にして下さいね。
燃費が良い事は必須!
通勤用の車は基本的に毎日乗る訳ですから、生活用の車よりも走行距離が多くなる事が想定されます。従って、通勤用の車を選ぶ際の最重要項目の一つとして「燃費が良い事」が挙げられます。
但し、燃費が良いからとハイブリッド車や電気自動車を買ってしまうと、格安中古車ではなくなってしまいます。あくまでも「燃費が良い格安中古車」を買うという事を忘れないで下さい。
軽自動車は基本的に燃費が良いので、通勤用の車に向いています。しかし、ターボ車を選ぶのは避けて下さいね。ターボ車は出力を上げる為にガソリンを多く消費してしまうので、どうしても燃費は悪くなってしまいます。
また、雪がよく積もる地域以外では4WD車も不要です。
装備は最低限で
格安の中古車を購入する際に、安い車を探すあまり装備が全くない車に目がいってしまうかもしれませんが、それは避けて下さい。
装備の全くない車を買うと、日々の通勤が逆に辛くなってしまいます。せめてオーディオやエアコン、パワステ等の最低限の装備が有る車を選びましょう(今時これらが付いていない自動車は珍しいでしょうけどね)。
また、毎日通勤で乗る事を考えると、出来るだけ運転時の負担が少ないオートマ車を選んだ方が良いでしょう。