車が必要だけど、予算がない…なるべく安く手に入れたいんだけど…
つまり、激安の中古車を手に入れたいというわけですよね。確かに中古車には激安と言えるモノが多く流通しています。中には数万円で購入できるものも。
しかし激安中古車の中には、ただ安いだけで品質が非常に悪く、まともに乗れない車も多いことをご存知でしょうか。
もしこの事実について知らなければ、予算以内の激安中古車は手に入ったとしても、走行中に何らかの不具合が起こってしまうかもしれませんよ?
しかし、ご安心ください。今回の記事では激安の中古車でありながら、きちんと走行することができる品質の良い車をの探し方を紹介していきます。
運に頼ることなく、誰もが確実に発見できる方法だけを紹介しているので、激安中古車について気になっている人には必見の内容となっていますよ。ぜひ最後までご覧ください。
【基礎知識】激安中古車が生まれる3つの理由
まずは基礎知識と言える「なぜ激安中古車が生まれるのか」という理由について紹介していきましょう。
もちろん「激安中古車を見つける方法だけ知りたい」という人は、次の「後々のトラブルを起こさない良質な激安中古車の探し方」まで飛ばしてもらって構いません。
では早速、激安中古車が生まれる理由を3つ挙げてみましょう。
- 車に劣化や損傷があったから
- 代車・試乗車落ちだから
- レンタカー・社用車落ちだから
それぞれの理由について、シンプルに解説していきます。
理由1.車に劣化や損傷があったから
非常にわかりやすくてシンプルな理由ではありますが、車に劣化や損傷があると激安中古車になってしまいます。
古い車を売る方法にも書いていますが、特にエンジンなど内部機構に劣化や損傷が見られると、カンタンに激安中古車になりますよ。
理由2.代車・試乗車落ちだから
ディーラーや中古車販売店で代車や試乗車として使われていた車は、劣化が進行してくるともう使われなくなり、「代車落ち」として中古車販売されます。
流通する数そのものは少ないですが、日々しっかりとした整備をされていたので、安いのにもかかわらず状態が良い中古車が多いですよ。
理由3.レンタカー・社用車落ちだから
レンタカーや社用車として使われていた車が、中古車販売されるケースもあります。
日々、営業車や長距離旅行用としてがっつり乗られていた車なので、走行距離がものすごくかさんでいるのが特徴です。
後々のトラブルを起こさない良質な激安中古車の探し方
ここまでは「なぜ激安中古車が生まれるのか」という点について紹介してきました。次は本題とも言える「激安中古車の探し方」について紹介していきましょう。
ただ探し方を紹介する前に、1つだけお伝えしておきたいことがあります。
それは「ただ安いだけの中古車であれば、工夫しなくても簡単に見つかる」ということです。
実際に「Yahoo!オークション」を使えば、びっくりするような激安中古車に出会うことができます。試しにトヨタの「プリウス」で、出品状況を見てみましょう。
どれも激安価格で出品されていますし、うまくいけば数万円で落札できることだって考えられます。まさしく”激安”ですよね。
じゃあオークションで出品されている激安中古車を買えばいいのでは?一体何がいけないの?
ポイントとなるのは“ただ安いだけ”の中古車というところです。
ただ単に安いだけであれば、冒頭で紹介した通り、頻繁に修理しなければならなかったり、走行中に何か不具合が出てしまいます。
そのため、激安でありながら、問題のない良質な中古車を探す必要があるのです。
じゃあ一体、良質な激安中古車ってどうやって探せばいいの?具体的な方法教えて!
方法といっても、手順そのものは非常に簡単です。中古車情報サイト「グーネット」を使えば簡単に見つけることができますよ。
グーネットのトップページにアクセスし「価格から探す」を選択します。
自分の予算の価格を設定したら、お住まいの地域を選択。
そして、さらなる絞り込み条件を設定しましょう。必ず選択しなければならないのは「支払総額」という部分。
これを選択しないまま絞り込みしてしまうと、車体金額そのもの安くても、後で支払わなければならない諸費用が異常に多い車が引っかかってしまいます。
支払い総額が激安の中古車を手に入れたいのであれば、必ず選択するようにしましょう。
ここまで済めば下記の青丸部分を選択し、さらなる絞り込み条件を表示させます。
そして「修復歴:異常なし」という部分にもチェックするようにしてください。
修復歴とは過去に交通事故によって、車の重要部分が損傷してしまっていること
修復歴のある車は基本的に重要な内部フレームを損傷しているため、不具合が出る可能性が非常に高いです。
修復歴なしの部分をチェックすると絞り込まれる車は一気に減ってはしまいますが、良質の激安中古車を手に入れたいと思うなら、チェックするようにしてください。
これで上記のようにあなたの予算で買えるうえに、状態もそこまで悪くない激安中古車が一覧で出てきます。
後は好きな車種があるかどうかをチェックしながら、気になる車があれば販売店に問い合わせて実物を見せてもらいましょう。
【補足】希望の車種でも良質な激安中古車を見つける裏技
地域や車種によっては上記で紹介した方法をつかっても、激安でありながら良質な中古車が見つからないかもしれません。
そんな時にオススメの方法が「あえて修復歴車を狙う」という方法です。
さっき修復歴がある車は、事故車だからやめといたほうがいいと言ってたじゃない。本当に大丈夫なの?
はい、確かに修復歴があるモノは、進んで狙うべき車ではありません。しかし修復歴の中でも、後々にトラブルを起こさない車が実は存在するのです。
具体的にどんな車かというと、走行や強度に問題のない部分を損傷してしまった車になります。
損傷していたとしても、走行や強度に問題のない部分は、以下のようになりますよ。
※画像出典:佐藤秀樹「中古車選び完全マニュアル」より
エンジンルームの車の前方から「約3分の1」くらいまでが目安ですね。具体的には、ラジエーターコアサポート、フロントフェンダーインナー先端までが対象範囲です。
なお、このような車を見つける方法を再度「グーネット」で解説しておきましょう。
上記のようにグーネットのトップページから、「車種」→「地域」へドンドン絞っていきます。
そうすると、絞り込み画面が出てくるため、青丸の部分をチェックをしてみてください。
すると過去に軽傷の傷を受けた車だけが、一覧として表示されます。
そして、この中から気になる車種をピックアップして、取り扱い業者に「修復歴ありと書いていますが、一体どこを損傷したのですか?」と聞いてみてください。
これで「強度や走行に問題もない部分」だけを損傷しているかどうかを確認できますよ。
この方法を使えば、後々のトラブルを起こす可能性が極力少ない激安中古車を、様々な車種で見つけることができるでしょう。
激安中古車を探すときの注意点と対処法
ここまで質の良い激安中古車を探す方法について紹介してきましたが、最後に1つだけ注意点をお伝えさせてください。
実は上記の方法で激安中古車を探す際、「おとり広告」が掲載されている場合があるのです。
おとり広告とは、店舗に在庫がないのに、あたかも中古車として販売中のように掲載している広告のこと。とにかく来店させるために使う悪徳手法
安くて質の高い中古車ほど、魅力的なものはありません。だからこそ、広告に惹かれて来店する人は少なくないでしょう。
しかし実際に来店すると「売れた」と言われ、別の中古車を提案して買わされます。これが「おとり広告」の主な手口ですね。
おとり広告に騙されないための自己防衛術
グーネットなどの情報サイトでは「おとり広告」は禁止されていますが、完全に取り締まられてわけでもなく、いまだに掲載している中古車販売店も実際にいます。
そのため、もしおとり広告を完全に回避したいと思うのであれば、気になる車を掲載している中古車販売店に以下の質問をしてみて下さい。
今から来店しようと思っているのですが、掲載している中古車を見せてもらえますか?
とにかく「今」というところを強調して聞くと、業者も本当のことを言わざるをえません。
もし「今はありますけど数時間後にはちょっと解りません」などと言う業者であれば、候補から外すようにしましょう。
そして、おとり広告ではない「本当の良質な激安中古車」を、きちんと在庫として置いている業者に出向くようにしてください。
まとめ
今回は激安中古車の探し方について、主に紹介してきました。
なかなか市場では見つからないというイメージのある「質の良い激安中古車」ですが、コツさえつかめれば簡単に見つけられることをご理解いただけたと思います。
「予算以内に何とか良い車を見つけたい」と思うのであれば、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
以上「本当教えたくなかった!質の良い激安中古車を100%見つける裏技」でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。