中古車販売店で中古車を選ぶ時には、状態図(査定表)は必ずチェックしておきたい書類です。
状態図には、主に車両の「総合評価」「外装評価」「内装評価」などが記されています。その他、検査員(オークション)が車の状態で気になった事なども記されていますので、その車の状態を把握するのにもってこいの書類です。
この状態図と実物の中古車を照らし合わせて、「買う価値のある車なのか」「セールスマンの言っている事に偽りはないか」などなどをチェックしていきましょう。
「状態図」と「評価点」の画像は、書籍「マイカー選びでこんなに差が付く「お金の話」(著者:栗本佳孝、出版社:株式会社星雲社)」と「中古車選び裏の裏(著者:木元秀典、出版社:幻冬舎)」を参考にしました。
中古車の状態図とは?記載内容について
中古車の状態図とは、中古車を業者オークション(査定・下取りの場合も有り)で仕入れた時点の状態(車種の種類やキズなど)が記された書類を言います。状態図は、中古車査定士の資格を有する者が「公正な取引を実現するために」記載するものなので、信頼出来る書類です。
以下の画像は状態図の一例です。中古車販売店によって、形式は多少異なるかと思いますが、書かれている内容は同じです。
状態図の記載内容は、中古車の基本情報やキズ・修復歴、総合評価点など様々な事が記されています。
■記載内容
- 総合評価点
- 外装評価点
- 車両図(車の展開図)
- 内装評価点
- 年式・グレード・型式
- 走行距離
- キズ・内装の汚れ
- 修復歴の有無 等
中古車の状態図には、車の展開図のような物が記載されています。これは、車両図と言い、車のキズなどの外装状態を部位ごとに評価したものです。
この評価に使用される「記号」や「数字」の意味は、以下のようになっています。状態図にも記号の意味は記載されているので、覚える必要は特に有りません(数字が大きければ、キズなどの状態がひどいんだなと、わかればOKです)。
中古車を購入する際には、この状態図はチェックするようにしましょう。
なお、全ての中古車販売店が「状態図」を見せてくれるとは限りません。見せてくれない場合には、理由も併せて確認しておきましょう。明確な理由が無い場合には、その中古車販売店での購入は止めた方が良いかもしれません。
評価点と内外装評価の見方
状態図には、総合評価点や内外装の評価点などが記載されています。総合評価が「4.5点以上」の中古車を選んだ方が、購入後の故障などのトラブルが少なくなるでしょう。しっかりと修復されているなら、「3.5点」や「4点」の中古車も検討する価値は有ります。
* 軽微では無い修復歴車の評価点は「R」となります。
「内装」や「外装」の評価も分かるので、中古車をチェックする時に、どこを重点的にチェックすれば良いかがわかるのも利点の一つですね。
内外装評価の見方
内外装評価のアルファベットが表わす意味は、以下のようになっています。
正直なところ、これを見ても内外装のどこがどう悪いのか、細かい部分まではよくわかりません。
外装に関しては、車の展開図で表わした「車両図」を見て、どこにどのようなキズなどがあるのかをチェックした方が良いでしょう。また、内装に関しては店員に聞きつつ、自分の目で「運転席」から「後部座席」まで、しっかりとチェックした方がわかりやすいと思います。
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