「中古車購入前に知っておくべきチェックポイントって何?絶対失敗したくなから、がっつりチェックすべきことを教えてほしい!!」と思っていませんか?
せっかく中古車を購入するのですから、後々に故障が発生したりするような、質の悪いものなんて買いたくないですよね。
しかし素人にとっては、中古車のどんなところをチェックすればいいかなんてわからないもの。
そこで今回の記事では自信でも5回以上中古車を購入し、車雑誌の編集者でもあった筆者が、中古車購入前に絶対にチェックしておくべきポイントを厳選して23つにまとめました。
それぞれのチェック項目について、主に以下のようにわけて紹介していきますよ。
- 展示場で確認すべきポイント
- 試乗でチェックすべきポイント
ピックアップしたポイントは後々に故障するような中古車を、事前に見抜くチェック要素です。
すべてのチェックポイントを満たした中古車を購入すれば、絶対に後で後悔するの事はありませんのでご安心を。
- はじめての中古車購入だから失敗したくない!
- 初心者が知るべきチェックポイントは何?
- プロの意見・アドバイスを知りたい
中古車を購入しようと思っている人には必見のチェックポイントとなっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【まとめ】中古車購入前のチェックポイント
今回紹介するチェックポイントはかなりの数があります。
ひとつひとつ解説していきますが、正直結構長くなってしまいました。
最初から最後まで読むとかなりの読後感になります。
そこですべてのチェックポイントをイラストでまとめてみました。これさえみれば、大まかな要素はつかむことができるでしょう。
画像を保存して、現場にいくのもありですよ。
現場でチェックポイントを確認できないときは
中古車購入前は、さきほどのイラストで解説したチェックポイントを確認していくべきです。
しかし、ひとつひとつで確認していくというのは少し難しいところでもあります。
担当スタッフと話しているとついつい忘れてしまいがちですし、事前にメモをしていても試乗運転中などに確認するのは安全上よろしくありません。
そのため、最低限チェックしておくべきポイントだけを意識しておきましょう。
「危ないか」「気持ちいいか」を意識する
中古車でチェックすべきなのは、実は2つだけです。
具体的には以下の通り。
- 何か危ないと感じるポイントがあるかどうか
- 乗り心地がいいか(フィーリングが合うのか)どうか
この2つだけを押さえておくだけでも、全然大丈夫です。
チェックしておく意味が十分にありますし、購入すべき中古車かどうかを確実に見分けることができます。
なぜ2つの要素だけで買ってもいいのか
ここから20以上のチェックポイントを紹介しますが、総括すると「危ないか」「乗り心地がいいか」をチェックするための項目なんですよね。
だからこそ、自分の直感的に危ないか・気持ちいいかを問うだけでも全然価値があります。
普通の車ではありえないような音が鳴ったり、揺れがしたりする場合は、絶対に何か問題があります。
またそのような問題がなかったとしても、乗り心地が悪いと問題アリです。その後購入したとしても、ストレスしか残りません。
デザインが良かったとしても、乗り心地が悪ければ早い段階で手放すことになるため、ストレスなく運転できるかどうかというところも重要視してください。
中古車展示場では何をチェックすべき?
ではそれぞれのチェックポイントの具体的な解説に入っていきます。
まずは中古車の展示場で絶対に確認すべきチェックポイントについて紹介していきましょう。具体的には以下の通りです。
- エンジンがちゃんとかかるか
- エンジンから異音がしないか
- マフラーから最初に黒い煙が出るか
グーネットや価格コム経由などで会うであろう、営業マンの方にお願いして、必ずチェックするようにしてください。
エンジンがきちんと動くかどうか
質の悪いエンジンをつかんでしまうと、最悪の場合、使用から1ヶ月たたずに廃車になったりします。
廃車までいかなくても、修理代として30~40万円はかかりますから、しっかりチェックしておきましょう。
なにはともあれ、まずはエンジンが一発でかかるかが重要です。
かからない場合は即アウトです。購入検討から外した方がいいでしょう。
異音がするかどうかも要チェックです。
しばらくアイドリングして音のチェックをしてください。
一定のリズムで乾いた音がしていればいいですが、突然耳に付くような異音が聞こえたら、何かしらのトラブルを抱えている可能性大です。
マフラーから白い煙が出たら危険
エンジンをかけたら、すぐに車両から出て、マフラーから出ている煙を見てみましょう。
黒い煙が出た後に徐々に色がなくなっていくのが正常ですが、最初から白い煙ならアウトです。
中古車のアクセルとブレーキのチェックポイント
アクセルの踏み心地はストレスと直結
アクセルを踏んでいて、力の伝わり具合をチェックします。
あまりにも重いと運転していて辛いので考え物ですね。
アクセルの踏み心地は運転のストレスに直結するので、自分の感性と相談しながらチェックしていきましょう。
ブレーキを踏んで変な音がしたら危険
ブレーキを踏んだ時に「キーッ」といった変な音がしないかチェックしましょう。異音がすると、絶対に問題があります。
またブレーキを踏んだときに、ハンドルが左右に持っていかれるのであれば大問題です。
ここぞというときにハンドルがとられ、大事故を起こす危険性があります。
中古車のハンドリングでチェックすべきこと
ハンドリングに違和感はないかどうか
ハンドリング操作がしやすいかは重要なポイントなので、なるべくコーナーを通って確認しましょう。やたら重い場合は問題アリです。
さらに左右の曲がり方に差異があるかどうかも、確実にチェックしておきましょう。
もし違いがあるならハンドリング系統の機構に問題ありなので、違う車を検討した方がいいかもしれません。
必要以上にガタガタしていない?
走行中に必要以上にガタガタと揺れているのは問題ありです。
平面を走行しているのにやたらと揺れていたら要注意ですよ。
加速がスムーズかどうかも要チェックです。なかなか速度が上がらないなら、エンジンやクラッチなどに問題アリです。
また発進・停止する時に違和感がないかどうか、自動でギアチェンジされる時にガクッとしすぎていないかチェックするのもお忘れなく。
シフトバーのなめらかさは重要
シフトチェンジをするとき、レバーがなめらかにうごくかチェックしましょう。
「P」から「D」、そして「N」と動かして、シフトレバーが固すぎないか見てみます。あまりにも固すぎると異常がありますよ。
またシフトレバーそのものが揺れてないかも確認してください。
カタカタと揺れている場合は、前のオーナーが酷使しすぎている可能性があります。
中古車の試乗時にチェックすべきことまとめ
中古車は見るだけではなく、乗ってチェックすべきポイントがあります。具体的には以下の通りです。
- 運転中にガタガタ揺れないか
- 加速がスムーズか
- 発進・停車に違和感がないか
- シフトを変速時にガクッとしないか
- シフトレバーが固すぎないか
- レバーにガタつきがないか
- アクセルの踏み込み具合に違和感がないか
- ブレーキを踏んだときに変な音がしないか
- ブレーキを踏んだときにハンドルがぶれないか
- ハンドリングが重すぎないか
- ハンドルの左右の曲がり具合に差がないか
- 走行フィーリングが自分の感性と合うか
昔の中古車販売店はかたくなに試乗することを拒んでいる業者が多かったのですが、昨今ではそのような事情は一変しています。
中古車を購入する人は「多くの情報を手に入れてから買いたい」というニーズがあるため、中古車でも試乗可能にしておくのが、常識とも言える状況になっています。
中古車販売店によっては、試乗そのものはできるものの、来店してすぐに試乗できないケースがあるので注意が必要です。
そのため、確実に試乗したいのであれば、中古車販売店に事前に連絡をすることをオススメします。
中古車購入前に必ずチェックしよう
今回、中古車のチェックポイントについて深掘りしてきました。
意識しなければいけないポイントは多いですか「乗り心地は良いのか」「危ないと思うポイントはないのか」という2点を意識するだけでも、ずいぶん違ってきますよ。
本気で中古車を買おうと思っている人は、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。もちろん、中古車を買うなら支払いの総額も気にしてくださいね。