中古車の購入価格の総額はいくらなのか、知りたいと思っていませんか?
中古車を買うときに必ず支払うことになる諸費用・諸経費ですが、これを踏まえた上で支払い総額はいくらになるのか、気になっていませんか?
中古車業者によっては総額を隠蔽してしまいます。
つまり、あたかも車両金額だけで済むような売り方をしているので、「車両金額=支払いの総額」と思ってしまいがち。
しかし実はあなたが思っている以上に、中古車は車両金額以外に支払うべきものがあることをご存知でしょうか?
つまり、中古車の総額はあなたが思っている以上に多いのです。以下をご覧ください。
- 自動車税・・3〜4万円
- 自動車取得税・・3〜4万円
- 自動車重量税・・1~2万円
- 自賠責保険料・・1.5~2.6万円
- 印紙・証紙代・・2〜4千円
- 手続代行料・・1~1万5千円
- 公正証書作成料・・8千〜1万円
- 納車費用・・5千〜1万円
- リサイクル料・・1〜2万円
- 下取費用・査定費用・・5千〜1万円
- 消費税・・車両価格×8%
以上が中古車の総額です。
中古車を購入する際、諸費用として支払うべきものとしてかなりの数が存在することがお分かりいただけたでしょう。
もしこの事実について知らなければ「車両金額=支払いの総額」だと勘違いしてしまい、あなたの予算を上回る車を購入しようとしてしまうかもしれませんよ?
しかし、ご安心ください。今回の記事では中古車を購入する際、総額はいくらになるのかという知識はもちろんのこと、どうすれば総額を安くできるのかというコツも深掘りしています。
- これから中古車を購入しようと思っている
- 事前に総額費用を知りたい
- ネットの総額表示に踊らされたくない
上記のような人な考えをもつ人には、必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
中古車購入時の総額:税金
初めて中古車を購入する人がぶつかりやすい問題の1つが「諸費用」です。以下の画像のように中古車は車両本体の金額以外にも、諸費用として別の金額が発生します。
※画像出典:「ABACUS」
つまりは「車両金額+諸費用」が総額であり、それだけのお金を用意しなければ中古車を購入することができないというわけ。諸費用は主に以下が内包されていますよ。
項目 | 費用 |
---|---|
自動車税 | 3〜4万円 |
自動車取得税 | 3〜4万円 |
自動車重量税 | 1~2万円 |
自賠責保険料 | 1.5~2.6万円 |
印紙・証紙代 | 2〜4千円 |
手続代行料 | 1~1万5千円 |
公正証書作成料 | 8千〜1万円 |
納車費用 | 5千〜1万円 |
リサイクル料 | 1〜2万円 |
下取費用・査定費用 | 5千〜1万円 |
消費税 | 車両価格×8% |
かなりの種類の支払いがあることを理解していただけたと思います。基本的には15万から30万の金額はかかると思っておいてください。
ではそれぞれにかかる費用について、詳しく紹介していきましょう。
自動車税
自動車税は車の排気量に応じて課税される税金(地方税)で、新車中古車を問わず登録の翌月から年度末(3月)までの分を支払う必要があります。金額は3〜4万ほどです。
中古車を買う際は、年度の途中で買っているのに1年分の自動車税を請求をされていないか、といったチェックが必要ですね。
自動車取得税
自動車取得税は、車を購入した際に課税される税金(地方税)です。金額は3〜5万円になります。
中古車の自動車取得税の金額は、「取得価額×税率」によって算出されますが、この取得価額は残価率を加味した金額となるので、毎年下がっていきます。
また取得価額が50万円以下となった場合は、自動車取得税は免税となるので、安い中古車を買う際は請求されていないかどうか確認すべきです。
自動車重量税
自動車重量税は、車の重さに応じて課税される税金(国税)です。金額は1〜2万になります。
自動車重量税は、車検時に車検期間分を前払いするので、車検が残っている中古車の場合は、前所有者が既に支払っています。従って、購入者は改めて重量税を支払う必要はありません。
車検が付いているのに、全期間分の重量税を請求されいるといった事がないかのチェックが必要ですね。
消費税
消費税は、車両価格(オプションなど付属品含む)の合計に対してかかります。つまりには「車両価格×8%」がかかるわけですね。
ここまで紹介してきた手数料などの諸費用そのものには消費税はかからないですが、稀に諸費用も含めた総額に対して消費税を計算しているディーラーがいるので、注意が必要です。
中古車購入時の総額:業者への支払い
手続代行料
車の登録手続や車庫証明の取得手続きは、自分でする事も不可能ではないですが、ディーラーが手続きを代行してくれるので、依頼する方が多いのではないでしょうか?
どちらも、ディーラーに手続の代行を依頼すると1~1万5千円前後が必要となります。
なお、登録手続を自分でする方はあまりいないでしょうが、車庫証明の手続は簡単なので、警察に行く時間が取れる方であれば自分でした方が、支払総額を抑えられますよ。
中には「手続代行料はサービスします」と言って来るディーラーもいますが、その場合は通常は車両価格が上乗せされていることも。
中古車の相場を予め把握しておいて、こういった料金が上乗せされていないかなどもチェックしておきたいですね。
公正証書作成料
ローンで車を購入する場合、公正証書により文書を作成するケースがあり、その為の費用を購入者が負担する事になります。金額は8千〜1万円程度です。
なお公正証書は、支払ができなかった際に裁判所の判決を待つ事無く、強制執行ができる強力な書類なので、ディーラーに求められた場合は注意が必要です。
納車費用
納車費用は引き渡しをする前の洗車や、オイル交換などの料金です。この料金には法定費用が含まれている訳では無いので、販売店の純粋な儲け部分ですね。
金額は5千円〜1万円程度になる事が多いですが、販売店によって金額が異なりますし、純粋な儲け部分なので値引き交渉が可能な箇所です。
下取費用・査定費用
中古車を購入する際に、下取りしてもらう車がある場合、下取り費用を請求されます。
これは下取り車の名義をディーラーに変更するための費用で、一般的な金額は5千〜1万円程度となります。
また下取り車の金額を決める査定の為の費用を請求される事もあります。無料のケースが多いですが、請求されるとしても金額は3〜5千円程度です。
これらの費用については、相場からかけ離れた高い金額を請求されていないかをチェックする様にしましょう。
また、詳しくは後述しますが交渉次第ではこれらの金額がゼロになる事もあります。
中古車購入時の総額:その他
自賠責保険料
自賠責保険料は、車の所有者(若しくは使用者)が加入しなければならない賠償責任保険(強制保険)です。金額は1.5万~2.6万円になります。
車検とセットになっているので、中古車を購入する場合は、車検の有無によって加入方法が異なるのが特徴です。
まず、車検なしの場合(若しくは車検2年付き ※)の場合は、新車購入時と同様に新規で自賠責保険に加入する事になります。
※:車検のための整備費用は不要だけど、自賠責や税金は自己負担という形式の事
一方で、車検が残っている中古車の場合、自賠責保険もセットで付いて来ます。そこで、「自賠責保険未経過相当額」として、残存期間分の保険料をディーラーに支払う事になります。
見積書をチェックする際には、車検が残っている中古車の自賠責保険料が全期分請求されていないかという点を見る必要がありますね。
印紙・証紙代
陸運局での検査・登録時に印紙代が必要となります。地域によって若干の差はありますが、金額は2〜4千円程度です。
また車庫証明をディーラーが取る場合は、車庫証明取得費用も法定預り費用の欄に記載されますよ。
リサイクル料
リサイクル料(預託金)は、車を廃車にする際に必要な料金ですが、中古車の場合は前所有者が新車購入時に1〜2万円を既に支払っています。
そのため「リサイクル料相当額」が代金に上乗せされて請求される事になりますよ。
「前の所有者が払ってるのであれば、再度払わなくていいのでは?」と思うかもしれません。
しかし前所有者はリサイクル料を含めた金額で車を売却しているので、次に買う方はリサイクル料に相当する金額1~2万円を負担する必要があるのです。
中古車購入時の総額:安くする方法
ここまで諸費用の詳細について解説してきましたが、はっきり言って「諸費用が高すぎる」「もっと安くできないのか」と思いませんか?
結論から言いますと、中古車の総額はもう少し安くすることが可能です。具体的に削ることが可能なのは以下の通り。
- 手続代行料
- 公正証書作成料
- 納車費用
- 下取費用
- 査定費用
これらの費用に関しては「他の中古車業者であれば無料ですることができましたよ」と一言添えるだけで、一気に安くすることができるでしょう。
実際に上記の費用を無料にしている中古車販売店は多いです。どちらかというと、それらの費用を有料で請求している業者の方が少ないほど。
だからこそ、もし請求されたのであれば自信を持って「他の業者では無料でしたよ」と言うようにしてください。
中古車販売店側も「せっかくつかんだお客さんを逃すまい」と、ある程度を誠意を持って対応してくれるでしょう。
もちろん購入直前に言っても話は通りませんから、業者に見積もり出されたタイミングで言うようにしてください。
車かなり安くしてもろたー(((o(*゚▽゚*)o)))
諸費用とナビと工賃と金利プラス20万引き^o^— takuyan (@STakupon) April 18, 2014
上記のように諸費用を安くできた人はかなりいますので、ぜひあなたも試してみてはどうでしょうか。
【補足】総額が安い中古車の探し方
中古車販売店によっては、最初から諸費用を良心的に設定している場合があります。
つまりは「値引きされる位ならあれば先に安くしてしまおう」という企業体質の業者がいるのです。
そんな業者を見つけるのであれば、「価格.com」を使いましょう。価格.comなら検索条件を絞り込むときに「支払い総額の安い順」で並べ変えることができます。
まずは価格.comの中古車ページに飛びます。
そしてメーカーを選択しましょう。なお今回はトヨタを選択してみます。
そうすると車種が出てきますので、好きな車種を選んでみてください。
ここまでくると以下のように車種一覧が出てくるのですが、青で囲ったところをクリックしてみましょう。
プルダウンの選択肢が表示され、支払い総額が安い順(諸費用が安い順)に並べ替えることができます。
このように希望する車種で、簡単に諸費用の安い順に並べることができますので、諸費用が安くて済む車を見つけるのは意外と簡単だと覚えておいてください。
他にもあるぞ!中古車の購入総額費用を安くする方法
解説してきたように、中古車の購入時には、何かと費用が発生してしまい、費用がかさんでしまうことはよく考えられることです。
まだまだ、中古車の購入時の総額費用を、安くするための方法はありますので、見ていきます。
先述した内容と若干かぶる点もありますが、さっそく解説していきましょう。
中古車本体の価格の安いものを購入する
中古車購入費用を安くするためにまず考えるポイントとしては、車自体の購入金額が安くならないかの検討です。
同じ車種、年式でも、ちょっとした状態の違いで値段が数万円と変わってくることもしばしばあります。
状態が良くないと言っても、気にならない程度の違いで済んでいるケースもあるため、少しでも安い中古車を探してみることがオススメです。
同じ中古車ショップで価格の比較ができる
中古車ショップで購入を検討する場合には、同じ店の中で似通った中古車があると比較することも可能です。ショップの店頭に行って、スタッフと共に状態を見ながら、比較することもできます。
そのため、実際に車の状態をみたうえで購入する車を決められます。
価格が少しでも低い中古車をと考える時には、実際の車のコンディションなどは特に細かく確認しておくと安心できるのではないでしょうか。
ネットでの情報検索を試す
現在では、中古車を販売する店舗が、ネット上で中古車情報を公開する動きも活発となっています。
中古車情報サイトでは、随時多くの店舗が情報を公開しており、詳細な車のデータも含めて確認ができます。
場合によっては、実店舗よりも価格が低く設定されることもあり、より安く中古車の購入のできる可能背があるとみられています。
複数の中古車の店舗を比較したり、同じ店舗の中でも複数の中古車を比較したりと、簡単に情報収集できるところも魅力的です。
希望する車種を、ネットで探すことで安く購入できたというケースもしばしば見受けられています。探し方次第では、期待以上の予算感での中古車入手も期待できる方法となるのでしょう。
購入店舗での価格交渉を行ってみる
購入店舗での価格交渉も、購入費用を安くするためには欠かせません。
中古車を購入するところによって、価格交渉への応じ方には違いがありますが、積極的に価格の交渉に応じる店舗も多いです。どの点に着目して価格の交渉を行うと良いのか、見ていきましょう。
中古車自体の値引きに関する交渉
価格交渉で一番大きなメリットの期待できるのは、中古車自体の値引きの交渉です。希望する予算に少しでも近付けたい場合や、とにかくちょっとでも安く中古車を購入したい場合には、中古車自体の値引きはマストになります。
交渉の進め方次第では、最終的に10万円単位での値引きを実現できる見込みも。
有効な方法としては、現状で別の店舗も購入の候補に入れていることをアピール方法が挙げられます。
また、値引きの幅が大きくなるほど前向きに検討することを伝えるのもベターです。このような交渉の進め方は、購入者が有利になる可能性があり、販売店で値引きに注力するチャンスが出てきます。
必ずしも購入者の希望する金額に合致するとは限りませんが、妥協点として価格が値引かれることは可能性が高いでしょう。中古車自体の値引きがしっかり進められると、トータルの金額も大きく変わるでしょう。
下取りで発生する手数料についての相談
現在手持ちの車を下取りで出す時には、手数料の発生することかがしばしばあります。下取りに出した車を売る店舗の名義にするために徴収されることがあり、中古車購入時にはなるべく取られたくない経費のひとつです。
一般的には1万円前後の費用が中古車購入と下取りを同時に行うと発生するとされています。
この下取りに関する手数料や費用は、交渉することで減額、または全てカットしてもらうことも期待できます。中古車の販売店舗によっては、この手数料に更に査定の費用の名目で手数料が上積みされることもあります。
こうした手数料に関しても、交渉を進めることで金額が減らせる可能性が。
複数店舗でこうした交渉が同時に進められている場合には、他店では手数料をカットしてもらえたことなどを伝えるのもひとつの方法に挙げられます。
交渉の必要なくカットのできそうな費用に着目
価格に関する交渉は、中古車の購入金額を少なくなるためには大きな動きになります。その一方で、交渉する必要なく費用をカットしてトータルの金額を少なくできる方法もいくつか考えられます。
どういった部分が、自力で金額を減らせるところなのか、見ていきましょう。
中古車を自分の足で取りに行き費用カット
販売店が中古車を購入した人の自宅まで、車を届ける際には、その分の手数料や燃料費等を請求される場合があります。
トータルで1~2万円が大まかな相場ですが、それ以上の金額を請求されることも考えられます。
中古車を購入後、自分の足で店舗まで取りに行くことができる場合には、その方法で中古車を入手することがベストです。
このように、自力で店舗まで赴くことができると、一連の車を届けるための手数料が大幅にカットされるからです。住む場所から近いところの販売店で中古車が購入できる場合には、こうしたメリットを期待することができるでしょう。
遠方の販売店から中古車を購入した場合には、なかなかこうした費用をカットすることは難しいかもしれませんが、近い場所の店舗で購入した人はこの点を検討することがオススメです。
洗車を店舗ではなく自分で行うことも効果的
店舗側で、中古車を購入者に引き渡す段階で、洗車を行うことはよくあるケースとして挙げられます。
きれいな状態で車を引き渡したいという目的がありますが、この洗車が手数料の一部に組み込まれることも。
メンテナンス代などの名目で費用のプラスされることがあるため、洗車を自分で行いたいことを伝えることが良いでしょう。
購入時には、中古車によっては外観で汚れが目立ってしまうことも考えられますが、帰宅して早い段階で洗車を済ませることで対処が可能です。
この洗車に関わる費用も、数千円から高いところでは1万円ほどと、やや大きな金額として捉えられます。もちろん洗車した状態で、きれいな中古車に乗りたいと考える人も多いかと思います。
ですが、少しでも費用を安く抑えることを油運的に考える場合には、こうした費用のカットも検討してみるとメリットが大きくなります。
車両の登録と車庫証明を自分で
中古車購入後には、登録手続きと車庫証明取得が必要です。大半の中古車購入者は、両方の手続きを販売店に代理で行ってもらう方法を選んでいます。
いずれも代行で手続きを進めてもらうと、代行手数料がトータルで3~5万円程度になることが多いです。
この代行手続きを全て自分で行うことで、車両登録時の費用と車庫証明の印紙代のみに費用を留めることが可能です。
警察や陸運局に出向く必要はあり、やや手続きは大変であるところはあるものの、販売店に代行してもらう場合に比べて、大幅に費用を抑制できるのではないでしょうか。
諸々の費用で5千円程度に収まることもあり、自分で手続きを進めることが中古車の購入コストを削減することに作用します。
様々な点から中古車の購入費用は削減できる
中古車の購入費用を少なくするための方法について、いくつか取り上げて見てきました。中古車そのものの費用に関しては、ちょっとでも安いものをと考える人は多いかもしれません。
一方で、価格交渉の進め方や、手数料や代行料などの面では、販売店との相談をする必要があり、少し敬遠しがちな人もいるかと思います。
しかし、実際には販売店も購入者との相談に積極的に対応する姿勢を見せることが多くなっています。
値引きをしてもらったり、手続きを自分で行うことを伝えたりすることで、まとまった費用を浮かせることが十分に期待できます。中古車を購入する時には、こういった部分にも着目することがオススメですね。
中古車購入費用の総額を見るときの注意点
ここまで中古車購入における総額を安くなる方法について紹介してきましたが、最後に中古車総額を見る際の注意点について紹介しておきましょう。具体的には以下の通りです。
- 車検なしの車はさらに費用がかかる
- ギリギリまで諸費用を公開しない業者がいる
- 費用が安すぎて整備をしていない場合がある
「車検切れ」の車には要注意
中古車の中には車検切れとして、販売している中古車があります。通常の中古車よりも安く車両価格が設定されていますが、そのまま安く買えると思ってはいけません。
車検を通さなければ公道で走ることが許されないので、購入した後に車検を通すことが前提となります。
中古車販売店も購入する際「購入後にウチで車検に通してください」という販売条件として求めてくるため、さらに中古車の総額がアップしてしまうでしょう。
ちなみに車検なしの車であれば、10万円以上追加費用が発生することになります。結果的に支払う金額が増えるので、車検なしの車を購入するのは避けた方が良いでしょう。
諸費用を公開しない業者
購入検討者に「やっぱり買いません」と言われることを防ぐため、諸費用をギリギリまで教えてくれない業者がいます。いわゆる悪徳業者ですね。
かなりの悪徳業者になると、あたかも車両金額しかかからないような営業をしてくる事もあるでしょう。
普通の優良企業であれば、諸費用はすぐに教えてくれますし、大抵の場合は企業ホームページに以下のように「諸費用は必ずかかる」ことを掲載しています。
中古車の購入には「車両本体価格」のほかに「諸費用」が必要です。
諸費用には、自動車取得税や自賠責保険料などの「税金・保険料」と
登録費用や車庫証明費用などの「手数料」の2種類があります。
当サイトの支払総額欄では、諸費用を合わせた金額を掲載しています。※出典:ホンダ中古車紹介ページ「諸費用について」より
しかし悪徳業者になると、ローンの審査も終えて、後はもう購入する契約を結ぶだけといったギリギリの段階で「実はこのような費用がかかります」と提示してくるのです。
契約直前タイミングになってしまえば「話をひっくり返すのは申し訳ない」と思い、そのまま了承してしまうことになる、というわけ。
このような行為をする業者ほど、代行手数料や納車費用などの安くできる費用が異常に高いことが多く、他の業者の相場も知らないので「これが妥当だろう」と納得してしまいがちです。
そのため、諸費用を早い段階できちんと提示してくれない業者は悪徳の可能性があると疑ったほうがいいでしょう。
もう、無茶苦茶です。
軽自動車の新車、新古車を安く売るとテレビでもCMをしている某社の見積書を見て驚愕しました。 車両本体の価格を安くしてお客様を呼び、諸費用をありえないほどボッタクってます。#フォローミー #相互フォロー #西部オート #北九州 #門司 pic.twitter.com/r8J0zzr9Vr— 西部オート整備販売株式会社 (@seibuauto) May 23, 2017
上記のように、とんでもない金額を請求する業者もいますから注意すべきです。
業者が車の整備をしていない
最初から諸費用を良心的な価格にしている業者も多いですが、他の業者に比べて異常に諸費用が安い業者もいます。
ただ、このような業者の中には納車前に必要な整備などを一切やっていない業者が紛れ込んでいるので注意しなくてはいけません。
必要な整備をしていない車を購入してしまうと、初めてからすぐに不具合が出てしまったりと、後々に修理費用がかかって本来出すべきだった諸費用よりも高くつく「本末転倒」が持っています。
あまりにも諸費用が安すぎる業者が出てきた場合は、きちんと整備をしてくれたかどうかの確認をしておくべきでしょう。
また整備費用を請求している業者に対しても、どこの部分を整備してくれたのか確認するのも重要ですよ。
不正をしない業者の見つけ方
中古車の総額について悪徳行為をする業者に捕まりたくないのであれば、「JPUC」に加入している業者に使うようにしてください。
「JPUC」は会社の重要情報を開示したり、すでに加盟している業者の推薦を受け取りと厳しい審査をクリアしてきた業者だけが加盟できる団体です。
中古車業界の中でも選りすぐりの健全な業者だけが揃っています。
中古車の総額も早い段階で明確な数字を出してくれるので、法外な数字を請求することもありませんよ。
もし中古車総額をきちんと相場通りに不正なしに請求してほしいと思っているのであれば、「JPUCI」に加入している業者を使うようにしてください。
「JPUC」に加盟しているかどうかは公式ホームページを見ればすぐにわかるので、中古車を購入する前には「JPUC」公式ページの加盟業者一覧をチェックすることをお勧めします。
中古車購入時は総額に注目しよう
以上、今回は中古車の総額について深掘りしてきました。具体的には以下の通りになります。
項目 | 費用 |
---|---|
自動車税 | 3〜4万円 |
自動車取得税 | 3〜4万円 |
自動車重量税 | 1~2万円 |
自賠責保険料 | 1.5~2.6万円 |
印紙・証紙代 | 2〜4千円 |
手続代行料 | 1~1万5千円 |
公正証書作成料 | 8千〜1万円 |
納車費用 | 5千〜1万円 |
リサイクル料 | 1〜2万円 |
下取費用・査定費用 | 5千〜1万円 |
消費税 | 車両価格×8% |
上記のように車両金額以外にも中古車を支払うべきお金がかなりあるので、予算は多めに用意しておくべきだということをご理解いただけたと思います。
もしこれから中古車を購入しようと思っているのであれば、今回の記事の内容をぜひ参考にしてみてください。