クリーンディーゼル車は、CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金の対象で、新車を購入する際に、補助金を受け取る事が出来ます(中古車は対象外)。CEV補助金の対象車はクリーンディーゼル車を含めて以下のようになっています。
- クリーンディーゼル車
- 電気自動車
- プラグインハイブリッド車
- 燃料電池自動車
CEV補助金を利用すれば、価格の高い環境性能に優れた自動車も買いやすくなるでしょう。
それでは、クリーンディーゼル車の補助金の内容について見て行きましょう。
平成28年度もCEV補助金は継続されます。補助金申請の受付は4月20日から開始予定です(平成28年4月8日現在の情報)。
クリーンディーゼル車の補助金(CEV補助金)の概要
そもそもクリーンディーゼル車とは、ディーゼルエンジン搭載車のうち平成21年排出ガス基準(ポスト新長期規制)に適合した自動車を言います。この排ガス基準に適合したディーゼル車が補助金対象車となります。
補助金の申請期間
平成27年12月24日に補助金の申請期間が延長されました。平成28年2月時点では、以下のようになっています。
- 車の新規登録期間・・・平成27年7月1日~平成28年3月11日
- 申請書類受付期間・・・平成27年9月24日(到着分)~平成28年3月14日17時(必着)
なお、CEV補助金全体の平成27年度の予算は300億円と定められていて、予算が無くなると上記の期間前に補助金申請が打ち切られる可能性が有ります。
平成28年度のCEV補助金については、延長されるか廃止されるかは不明です(平成28年2月時点)。
申請書類の提出期間には、以下のルールが規定されています。
- 購入代金の支払いを完了させてから車の登録を行う事
- 登録日から1ヶ月以内に書類を提出する事
車の登録日までに支払いが完了しなかった場合は、例外として車の登録日の翌々月の末日までが書類の提出期限となります。ただ、平成27年度の補助金の締め切りまで2ヶ月を切っているので、例外の場合の書類提出期限は3月14日となります。
必要書類
必要書類や記入例、提出の際の注意点などは、書類提出先である「次世代自動車振興センター」のページをご覧下さい。
補助金申請者には車の保有義務有り
補助金申請者は、補助金の対象となった車の保有義務を一定期間課せられます。その期間は自家用乗用車で4年間です(3年間の用途・車種も有ります)。
保有義務期間内に車を売却する場合には、次世代自動車振興センターの承認を得る必要が有ります。ただし、承認を得たとしても、残りの保有期間に応じた補助金をセンターに返納しなければなりません。
最後に、クリーンディーゼル車に交付される補助金の額について見ていきましょう。
ランドクルーザープラドやCX-3などクリーンディーゼル車に支給される補助金抜粋
補助金は、以下の計算式で求めた「試算額」と各車種・グレードごとに定められた「上限額」のいずれか低い金額となります。
「補助金試算額=(車両購入価格-基準額)×補助率」
車両購入価格には、検査登録手続や車庫証明手続の代行手数料などの諸費用と消費税は含まれません(オプションも含まれません)。
基準額と補助率は、各車種・グレードごとに定められているので「補助金対象車一覧」で確認して下さい。
なお、旧車の下取りが有る場合、下取価格と負担する支払い額の合計で車両購入価格とします。この際「下取車入庫証明書」という下取価格を購入価格に充当した旨を記載した書類をディーラーに作成してもらいましょう。
人気車種の補助金上限額
以下は、人気のクリーンディーゼル車種の補助金の上限額を紹介します。
車種 | グレード | 補助金上限額 |
---|---|---|
cx-5 (2014年生産改良型) | XD | 12万円 |
cx-3 | XD | 13万円 |
デミオ | XD | 5万円 |
アクセラスポーツ | XD | 7万円 |
アテンザセダン (2014年生産改良型) | XD | 14万円 |
エクストレイル | 20GT | 13万円 |
ランドクルーザープラド | TX | 24万円 |
デリカD5 | D-Premium | 5万円 |
グレードによって異なるものの、そこまで大きな差は有りませんので、補助金の目安にしてもらえればと思います。
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