事故発生率が一番高いのは一体どの都道府県なのでしょうか?
自分が住んでいる都道府県は出来れば低いほうが良いですね。事故に遭う確率が低いわけですから。
今回は各都道府県の事故発生率を紹介します。
都道府県別の事故発生率
都道府県の事故発生率は、以下の通りです。
当記事では、事故発生率を「事故件数÷保有台数」としています。事故件数は警察庁の平成26年のデータ、保有台数は自動車検査登録情報協会の平成26年3月末時点のデータを参考にしています。
表の項目をクリック又はタップすると、降・昇順に並べ替える事が出来ます。
都道府県 | 事故発生率 | 事故件数 | 保有台数 |
---|---|---|---|
北 海 道 | 0.45% | 12,274 | 2,746,600 |
青 森 | 0.58% | 4,133 | 716,035 |
岩 手 | 0.38% | 2,712 | 720,478 |
宮 城 | 0.74% | 9,142 | 1,234,309 |
秋 田 | 0.39% | 2,270 | 588,892 |
山 形 | 0.94% | 6,426 | 681,724 |
福 島 | 0.65% | 7,710 | 1,189,074 |
東 京 | 1.20% | 37,184 | 3,088,434 |
茨 城 | 0.66% | 12,534 | 1,903,415 |
栃 木 | 0.50% | 6,413 | 1,290,999 |
群 馬 | 1.22% | 16,316 | 1,336,743 |
埼 玉 | 0.99% | 30,821 | 3,112,216 |
千 葉 | 0.72% | 19,705 | 2,720,627 |
神 奈 川 | 1.00% | 30,434 | 3,029,957 |
新 潟 | 0.46% | 6,317 | 1,360,655 |
山 梨 | 0.84% | 4,514 | 538,798 |
長 野 | 0.69% | 9,283 | 1,340,296 |
静 岡 | 1.55% | 33,499 | 2,155,280 |
富 山 | 0.63% | 4,379 | 693,813 |
石 川 | 0.59% | 4,074 | 695,415 |
福 井 | 0.49% | 2,416 | 496,120 |
岐 阜 | 0.65% | 8,250 | 1,272,291 |
愛 知 | 1.12% | 46,131 | 4,108,405 |
三 重 | 0.72% | 8,100 | 1,125,192 |
滋 賀 | 0.86% | 6,598 | 771,066 |
京 都 | 1.03% | 10,185 | 985,242 |
大 阪 | 1.57% | 42,729 | 2,716,194 |
兵 庫 | 1.33% | 30,118 | 2,265,751 |
奈 良 | 0.91% | 5,868 | 642,920 |
和 歌 山 | 0.78% | 4,115 | 527,444 |
鳥 取 | 0.35% | 1,168 | 335,918 |
島 根 | 0.40% | 1,583 | 397,639 |
岡 山 | 1.10% | 12,271 | 1,119,923 |
広 島 | 0.88% | 12,479 | 1,412,211 |
山 口 | 0.78% | 6,268 | 805,623 |
徳 島 | 0.98% | 4,372 | 445,207 |
香 川 | 1.57% | 8,942 | 570,834 |
愛 媛 | 0.80% | 5,745 | 720,418 |
高 知 | 0.70% | 2,690 | 385,534 |
福 岡 | 1.66% | 41,168 | 2,485,388 |
佐 賀 | 1.83% | 8,870 | 484,677 |
長 崎 | 0.96% | 6,465 | 675,306 |
熊 本 | 0.77% | 7,584 | 989,789 |
大 分 | 0.77% | 5,161 | 671,053 |
宮 崎 | 1.49% | 9,759 | 652,818 |
鹿 児 島 | 0.92% | 8,425 | 917,266 |
沖 縄 | 0.82% | 6,242 | 765,496 |
事故発生率が一番高いのは佐賀県
都道府県の中で事故発生率が一番高いのは佐賀県です。その率は1.83%です。事故発生率が高い都道府県を抽出すると以下のようになります。
- 1位・・・佐賀県(1.83%)
- 2位・・・福岡県(1.66%)
- 3位・・・大阪府・香川県(1.57%)
一般的に、事故の原因は、交通ルールを無視した運転による所が大きいです。法定速度を平然と破ったり、車線変更時に方向指示器を出さないなど。交通ルールを守らなければ、当然事故の確率は高くなります。
つまり、事故発生率の高い都道府県には、交通ルールを守らないドライバーが比較的多いのでしょう。大阪は運転マナーが悪い事で有名ですよね。
さらに言うと、交通ルールを平気で破るドライバーが多い環境で育った子供達は、それが「当然」という感覚を持ってしまいます。悪影響を受けた子供達が運転免許を取得するわけですから、交通ルールを守らないドライバーの増加に繋がってしまうんです。
「交通事故発生率何年連続○位」などのようなニュースを聞いた事が有ると思いますが、上記のような「環境悪」という解消出来ない根深い原因が有るんですね。事故を防ぐには、運転手1人1人が交通ルールを守る事が重要です。
事故発生率が一番低いのは鳥取県
都道府県の中で事故発生率が一番低いのは鳥取県です。その率は0.35%です。事故発生率が低い都道府県を抽出すると以下のようになります。
- 1位・・・鳥取県(0.35%)
- 2位・・・岩手県(0.38%)
- 3位・・・秋田県(0.39%)
さきほどとは逆に事故発生率が低い都道府県には、交通ルールを守るドライバーが多いのでしょう。やはり、事故を減らすには交通ルールを遵守する事が大切です。
また「比較的交通量が少ない」というのも事故発生率が低い1つの要因です。ただし、佐賀県や香川県などのように例外は有ります。
【参考】「普通車と軽自動車」事故率が高いのはどっち?
こちらのブログに、交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータを基にした「普通車と軽自動車の事故率」が記載されていたので、紹介させていただきます(平成25年の統計情報)。
■1万台当たりの事故率
- 普通車の事故率・・・0.037%
- 軽自動車の事故率・・・0.071%
軽自動車の事故率の方がやや高いようですね。
ちなみに、事故率を「保険金支払い件数÷保険契約件数」と考えると、上記とは異なる結果になります(参考:損害保険料率算出機構)。
■保険金支払い件数による事故率
- 普通車・・・10.37%
- 軽自動車・・・9.12%
この場合だと普通車の事故率の方が少し高くなります。その要因は、任意保険の加入率が軽自動車より普通車の方が高いためです。
まとめ
事故発生率を見てきましたが、都道府県別でも軽自動車・普通車での比較でもそこまで大きな差は有りませんでした。最大差は約1.5%です(この差を大きいと感じる人もいるかもしれませんが)。
ただ1つ言える事は「事故の確率は0では無い」という事です。万が一の時に備えて、任意保険の加入又は見直しはしておきましょうね。