大切な車を業者に引き取ってもらう「車の下取り」において、自分の愛車はいくらで引き取られるか気になっていませんか。
車の下取りとは、新車購入価格を割引してもらうために必要な買取のこと
ネットの声を見ると、下記のように下取りに出したら0円だったという声も多いです。
18年落ちライフで最後の遠出でした!やっぱり18年落ちだと10万キロ走ってなくても下取り金額は0円…仕方ないよね高校生と同い年の車だもの😢
— 味噌鍋 (@omiso9981) May 20, 2018
うちの車下取り査定0円
— まそォ (@yasushi635) July 15, 2018
「もしかしたら自分の車も0円になるのではないか」と心配してしまいますよね。
しかし実は車下取りにおいて「0円」と言われるのは、確実に回避できることをご存知でしょうか?以下をご覧ください。
この車は筆者の愛車であり、悲しいことに車下取りにおいて「0円」と言われた車です。(走行距離10万キロ以上で年式も10年以上経ってるので0円と言われるのも仕方ないですが…)
しかし、あるテクニックを使うことによって、この車を最終的に75,000円で買取査定してもらうことになります。
つまり「0円」と言われたとしても諦める事は必要はなく「もっと自分の車は評価されていいのだ」と思うべきなのです。
もしこの事実について知らなければ、「自分の車はこの程度の価値しかないのだ」と本当に0円で引き渡していたかもしれませんよ?
しかし、ご安心ください。今回の記事では車下取りの基礎知識はもちろんのこと、なぜ0円に査定されるのかという所まで深掘りしていきます。
0円と査定される車でも100%金額をつける方法も紹介しているので、自分の車の値段がつかないかもしれないと思う人には必見の内容となっています。
ぜひ最後までご覧ください。
【基礎知識】車下取りとは何?買取との違いは?
最初に「車下取りとは何なのか」という点をシンプルに解説しておきましょう。
もちろん「下取りについてはある程度知っている」という人は飛ばしてもらっても構いません。次の「なぜ車の下取りで0円にされてしまうのか仕組みを解説」に行ってください。
車下取りとは?
車下取りとは新車購入金額の割引として車を引き取ってもらうこと
車の「買取」と「下取り」を一緒くたで考えている人がいますが、買取の場合は「新車購入時の割引」という条件が付きません。
つまり、車を引き渡せばそのまま現金と交換されるというわけ。
一方、下取りの場合は新車購入をした上で、その割引金額にされるので、車を引き取ってもらったと現金をもらうことができません。
したがって両者は「現金でもらうことができるのか」「新車購入が条件なのか」という2点が大きく変わってきます。
下取りと買取の査定ルールは変わらない
下取りと買取は現金化されるかどうかなどの違いはありますが、査定ルールそのものはそこまで変わりません。
下取りの場合、自動車ディーラーの下取りが代表的ですが、ビッグモーターやガリバーなど大手買取業者と同じようなガチガチの厳格なルールによって行います。
そのため、よほどのことがない限り、大手買取店舗の買取価格の方がディーラーの下取り価格を上回るという事はないでしょう。
大抵の場合は、どちらも似たり寄ったりの金額になるという結論になります。
大手買取業者の車下取りだと金額アップする場合もある
買取価格より下取り金額の方が上回るというのは、大手買取業者の場合でよく見られます。
実は自動車ディーラーだけではなくビッグモーターやガリバーなどでも車下取りを行っており、うまく使いこなせば買取価格よりも下取り価格が上回ります。
つまりはビッグモーターで販売している中古車を購入する際、今乗っている車を引き渡し、割引金額としてもらえるわけ。
この際、通常の買取価格であれば2万円だったところを下取り金額にすれば4万円にする、という口約束を結ぶことになります。
実際筆者もビッグモーターで車の査定をしてもらいました。
通常の買取価格は2万円だったのが、下取り価格にすると5万円にアップできるという提案を実際にもらいましたよ。
なぜ車の下取りで0円にされてしまうのか仕組みを解説
ここまでは「車下取りとは何なのか」という基礎知識について紹介しましたが、ここからは「なぜ車下取りで0円と言われてしまうのか」というメカニズムを解説していきましょう。
実は車下取りで0円にされるのは明確な理由があり、一言で言うと「ボロボロだから、最悪の場合は0円になるかも」という、あなたの気持ちを巧妙に突いているのです。
そして忘れてはいけないのは「どんな車にも絶対に0円以上の価値があり、金額がつけられないほうがおかしい」という事実です。
「0円が当然」と思わせる業者のテクニック
車下取りをする上で走行距離が多かったり、車に傷が付いていたりと、マイナス査定になるかもしれないポイントは、ある程度目星がつきますよね。
だからこそ「これが原因で、もしかすると全然金額がつかないかもしれない」という考えがよぎるはず。
車下取りで0円をつける業者は、この思考プロセスを巧妙に突いてきます。
実際に「普通なら廃車扱い」「引き取り手数料がかかるけど、特別に0円で引き取ってあげるんですよ」と上から目線でいってくることでしょう。
こう言われてしまうと「確かにその通りだ」と思ってしまい「0円が当然」だと思ってしまうわけです。
「0円」の価値しかない車なんて存在しない
確かにあなたの車には、マイナス査定になるような要素があるかもしれませんが、はっきり言って0円の価値しかない事は絶対にありません。
何故かというと、あなたの車を手に入れることによって業者は確実に「利益」を生み出すからです。
仮にボディに傷があったとしても、内装のパーツは全て予備パーツとして回収することができますし、傷ついた部分を改修して転売することも可能です。
もし0円で手に入れた車を少しだけ修正し、5万円で売れたとしても結果的に大きな利益になります。
多くの車はこのような転売や、修理用の交換パーツで利益を出せることが多いため、本当なら0円なんて判断されてはいけないのです。
だからこそ、この下取りに愛車を持っていくのであれば「0円と査定される事はおかしい」「0円以上の価値があるはずだ」と断固たる態度で臨むようにしてください。
実際に車下取りで0円と言われた場合の対処法3選
ここまでは、なぜ車下取りで0円と言われるのか見てきました。
では実際に自分の車を下取り査定に出してみて、評価が0円だった場合、どのように対処すればいいでしょうか?具体的には以下のような対処法になります。
- 車検期間を売りにする
- セールスポイントを推しだす
- 「買取」を利用する
では早速、詳細を見ていきましょう。
車下取り0円の対処法1.車検期間を売りにする
自動車ディーラーは、新車を売るのが本業で、下取りは客に新車に乗り換えてもらう為の付加的なサービスに過ぎません。
そして、下取りした車を自分の店で展示して売る訳ではないので、車検が残っているかどうかは特に気にしないでしょう。
しかし、ディーラーによっては車検が残っているのであれば、下取り査定額を上乗せしてくれるという事もあります。
https://twitter.com/385gold/status/1016455391687798784?s=21
代車に使う車を探しているディーラーにとっては丁度いい機会ですし、車検付きで安く仕入れられる車を探しているディーラーもいますからね。
車検が残っているのであれば諦めずに、買取してくれるディーラーを探してみた方が良いでしょう。
車下取り0円の対処法2.セールスポイントを推しだす
冒頭でも触れたように、新車ディーラーはガチガチに定まったマニュアルの手順に従った査定をします。
従って、高い社外オプションを付けていたり、中々手に入らない車種に乗っていたとしても査定額にはあまり影響がありません。
しかし、珍しい車や改造車などは中古車市場で需要があるので、中には高値で買い取ってくれる業者もゼロではないでしょう。
事故車であったり、故障して全く動かない様な場合は難しいかもしれませんが、そうでなければ何かしら自分の車のセールスポイントを探して、業者に積極的にアピールするのがオススメです。
車下取り0円の対処法3.「買取」を利用する
これは下取り査定に出す前の話ですが、予め買取業者に査定を依頼しておくというのもオススメです。
買取業者から査定額を出してもらった上でディーラーに下取額を出してもらうと、その査定額が納得いく金額なのか低すぎるのかがすぐに分かります。
また、提示された下取り金額が買取査定金額より明らかに低いと分かっていれば、下取り金額を上げる様に交渉する際にも心強いですよね。
買取業者の査定である程度の金額が提示されていれば、仮に下取りがゼロ円となったとしても大きなショックを受けずに済むでしょう。
どんな古い車でOK!0円にならない売却テクニックを解説
ここまで「下取りだけではなく買取も使うべき」と紹介しましたが、実は買取を使えばほぼ100%「0円査定」を回避することができます。
具体的には車一括査定サイトによる「他社競合」というメリットをうまく使いこなすテクニックになります。
車一括査定サイトで他社を競合させて高額査定を引き出す
車一括査定サイトとは、インターネット経由の申し込みで多数の買取業者に査定ができるというサービスのこと
上記のように効率的に複数業者から査定がもらえるという強みがありますが、最も大きな強みが「各業者を競合させることができる」という点です。
車一括査定サイトと提携している業者は、他社と比べられることが日常茶飯事なので、他の買取業者の買取金額を非常に気にしてきます。
そのため、他の業者が「0円」と言っていることがわかれば、「ウチも0円」と言ってくるでしょう。
しかし逆に1社でも「価格がつく」と判断した場合は、最低でも同じ金額、もしくはそれ以上の金額になる場合があるのです。
車一括査定サイトを使うならラビットを利用する
先述したように0円以上の価値を出すためには、1社でも買取価格がつく会社を探し出す必要があります。
普通に車一括査定サイトを使っても価格がつく会社が出てきますが、確実に価格をつけたいと思っているのであれば、買取業者「ラビット」を査定先に組み込んでください。
買取業者「ラビット」とは「車売るなら〜ラビット♪」というフレーズでお馴染みの買取査定業者のこと
https://m.youtube.com/watch?v=flA4NKAfHFA
実はラビットでは「最低買取保証サービス」という制度を行っており、どんな車でも3万円以上の金額をつける独自のサービスを行っています。
このサービスのおかげでラビットに査定してもらうと、どんな車でも金額が付くというわけ。
最初にラビットに査定してもらって3万円という金額をつけてもらった後で、他の業者が査定してもらう時に「ラビットさんでは3万円の金額がつきましたよ」と牽制してみましょう。
こうするだけでラビットと同等、もしくはそれ以上の金額がつきますよ。
実際に筆者もラビットで査定をしてもらい、査定0円の車を3万円まで引き上げてもらいました。
その後、いくつかの会社に査定してもらいましたが、ラビットの査定結果を必要以上に意識したのか、以下のような結果になりましたよ。
ある業者では査定0円と言われていた車だったにもかかわらず、ここまで金額が上がるというわけ。やはり「ものはやりよう」ですね。
利用する車一括査定サイトはラビットと提携している「カーセンサー」を使う
なお、このテクニックを使うためにはラビットと提携している車一括査定サイトを使う必要がありますが「カーセンサー」を使うと良いでしょう。
カーセンサーは他の一括査定サイトよりも3倍もの査定数を稼げる上に、ラビットとも提携しています。
同時にもらえる査定数は最大で30社あるため、ラビットと比較させると、高確率で30,000円以上の買取金額を提示してくれる会社が出てくることでしょう。
【総評】0円と査定されて諦めるのはもったいない
ネットを見ると査定で「0円」といわれてしまった人は非常に多いので「0円と査定されるのは当たり前」と思ってしまいがち。
うちの車、下取り0円だけど、まだぜんぜん元気。
— モイスチャー・ベル (@moisturebell) February 5, 2018
こないだ下取りでSpecSのAT、純正フルエアロの車入ってきたけど、査定0円だったわ
— 🐹Takuma🐹 (@shotacon_15) January 16, 2018
しかしここまで解説してきた通り、0円と査定される事の方がおかしいですし、あなたの車がどんなにボロボロだとしても、絶対に価値があるのが「真実」です。
だからこそ「数万円以上のお金をもらって当然」という意識のもと、査定を受けるようにしましょう。
今回解説したテクニックをその通りにやれば、絶対といっていいほど3万円以上の金額がつきますので、騙されたと思って試してみて下さい。
まとめ
以上、今回は車下取りがなぜ0円になるのか、どうすれば0円を回避できるのかという点を深掘りしてきました。
0円になることそのものが本当はおかしいことだと、お分かりいただけたことでしょう。
走行距離が長い・年式が古いなどの理由で金額がつきそうにないと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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