中古車の名義変更のやり方・方法を流れに沿って紹介【普通車ver】

運輸支局の構内案内図  
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中古車の名義変更の手続きは、なるべくスムーズに早く終わらせたいものです。しかし、運輸支局で実際に手続きを行ってみると、なかなかそうは簡単に行きません。

あっちに行ったり、そっちに行ったり・・・「最初に何をすれば良いのか」「次にどこに行けば良いのか」、手続きに慣れていないと右往左往してしまうからです。

そこで、今回は中古車の名義変更手続きの流れを紹介したいと思います。これから、中古車の名義変更を自分で行うとしている人は参考にしてください。必要書類や費用などについては下記記事をチェックしてください。

自動車の名義変更に必要な書類・費用のまとめ【普通車ver】

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【普通車】中古車の名義変更のやり方の流れ

普通車の名義変更手続きは、新所有者の住所地を管轄する運輸支局又は自動車検査登録事務所で行います(参考:運輸支局・自動車検査登録事務所一覧)。

やっかいなのが運輸支局の建物の構図です。1つの建物内で全ての手続きが完了すればラクなのですが、敷地内に有るいくつかの建物を行き来しなければならない場合が多いです。

例えば、兵庫県の運輸支局(神戸運輸監理部)は以下の画像のように複数の建物・場所に手続きをする所が分かれています。

運輸支局の構内案内図

住所地を管轄する運輸支局について「どこに何が有るのか」「どこで何をするのか」という事を予め調べておいた方が良いでしょう。

それでは、名義変更の手続きの流れについて見ていきましょう。

① 申請用紙の購入

運輸支局の建物内又は敷地内の自動車会館などの用紙販売窓口で以下の用紙を購入します(無料の用紙も有ります)。

  • 申請書(OCRシート第1号様式、100円未満)
  • 手数料納付書(無料)
  • 登録印紙(500円)
  • 自動車税・自動車取得税申告書(*

* 自動車税・自動車取得税申告書は、上記3つの書類とは別の税事務所の窓口にて無料で貰えます。

購入した印紙は、手数料納付書の「印紙貼付欄」に貼付して下さい。

② ナンバープレートの返納(ナンバープレートの変更が必要な場合)

旧所有者と新所有者の住所地を管轄する運輸支局が変わる場合は、ナンバープレートも変更になるので、古いナンバープレートを返納します。

ナンバープレートの返納場所はナンバープレート交付所の窓口です。運輸支局によっては、用紙販売所の近くに有る所も有れば、別館に設置されている所も有ります。

ナンバープレートを返納する際は、窓口に手数料納付書も提出して下さい。手数料納付書の「プレート返納印」の欄に受領印が押され、納付書が返却されます。

③ 申請書等の書類の記入・作成

運輸支局へ移動し、申請書(OCRシート第1号様式)に必要事項を記入していきます。記載例は登録窓口付近に掲示して有ります。以下の画像のような感じですね(画像は廃車申請の記載例です)。壁一面に掲示している運輸支局が多いと思うので、名義変更の手続きの記載例を見つけて記載していきます。

記載例の掲示例

車検証に記載されている情報を転記しますので、持参する事をお忘れなく(車検証は提出する書類でも有ります)。

自動車税・自動車取得税申告書は、ナンバープレートの変更が有る場合には登録番号の欄以外を記入しておきましょう。新しい車検証が交付されたら、登録番号を記入してすぐに税金の申告手続きに移れます。

④ 登録窓口に必要書類を提出し、新しい車検証を受け取る

登録窓口に名義変更の必要書類を提出します。書類が揃っているか、OCRシートなどに記入ミスがないか、などのチェックを受けます。

書類に不備が無ければ、名義が変更された車検証が交付されるまで待ちます。

車検証

混雑具合によりますが、およそ30分~1時間ほどで新しい車検証を受け取れます。

⑤ 新しいナンバープレートを購入(ナンバープレートの変更が必要な場合)

ナンバープレート交付所へ移動し、新しいナンバープレートを購入します。値段は1枚1,000円前後です。

そして、駐車場に移動してナンバープレートを車に取り付け、車を封印場まで移動させます。

⑥ ナンバープレートへの封印(ナンバープレートの変更が必要な場合)

封印は運輸支局の係員が取り付けます。車検証に記載された車台番号と車に打刻されている車台番号が一致しているかを確認してから、封印作業が行われます。そのため、自分の車のどこに車台番号が封印されているのかを把握しておいた方がスムーズに作業が進みます。

封印

多くの車はエンジンルームの中に打刻されていますね。ボンネットを開けて係員が来るのを待っている人も多いです。

後部のナンバープレートに封印が施されると名義変更の手続きは終了です。

自動車税・自動車取得税の申告手続き

忘れてはならないのが「自動車税・自動車取得税の申告手続き」です。自動車会館などの建物内にある税事務所窓口で手続きを行います。

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。申告手続きをせずにこの日が到来してしまうと、旧所有者に納税通知が郵送されトラブルの原因となってしまいます。そのため、名義変更の手続きを行った日に申告手続きを済ませておきましょう。

申告書はOCRシートなどの書類より一回り大きいサイズなので、名義変更の手続きが完了するまで皺だらけにならないように所持しておいて下さいね。

自動車税

税金計算が行われ、課税される場合はここで納税します。

自賠責保険の名義変更

自賠責保険の名義変更は、加入している保険会社・共済の窓口で行います。必要書類は以下の通りです。

  • 自賠責保険承認請求書(窓口に入手、新旧所有者の押印(認印)が必要)
  • 自賠責保険証明書
  • 新所有者名義になっている車検証

加入している保険会社によって異なる場合が有ります。

自賠責保険

自賠責保険は所有者ではなく車に掛けられた保険です。従って、名義変更をしていなくても事故を起こした場合は保険金は支払われます。しかし、旧所有者名義のままでは保険金の処理手続きが煩雑になったり、旧所有者に通知が行き迷惑を掛けてしまいます。

そのため、自動車の名義変更を行ったら、自賠責保険の名義変更も同時に行っておきましょう。自賠責保険の名義変更が完了、すなわち自動車の名義変更の完了と言えますね。

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