「住民票」とは、現住所を証明する書類です。車関連の様々な手続きで必要になる書類です。
今回は「住民票が必要になる車関連の手続き」と「住民票の取得方法」を紹介します。ほんとう、イチイチ役所に取りに行くのは面倒で仕方ありませんね!
住民票が必要な手続き
住民票が必要になる主な手続きは以下の通りです。
- 新車購入時の登録手続き(所有者と使用者が異なる場合)
- 車庫証明の取得手続き
- 一時抹消した車の新規登録手続き(所有者と使用者が異なる場合)
- 軽自動車の名義変更
- 自動車の住所変更手続き
- 氏名変更手続き(所有者と使用者が異なる場合) 等
上記の全ての手続きでは、「使用者の住所を証明する書類」として住民票を提出します。住所を証明出来る書類は住民票だけでは有りません。印鑑証明書などでも代替可能です。
住民票の取得方法
住民票の取得方法は、以下の3つです。
- 住民登録している役所などの窓口で取得
- 住民登録していない役所などの窓口で取得(広域交付)
- コンビニで取得
なお、車関連の手続きでは住所を証明出来ればそれで事足ります。わざわざ、本籍地やマイナンバー、続柄の情報が記載されている住民票を取得しなくても大丈夫です。あと、本人の情報だけが乗っている住民票でOKです。
住民登録している役所などの窓口で取得
市区町村役所の窓口で取得する方法ですね。なお、それ以外にも出張所や連絡所、証明サービスセンターなどでも取得できます。
申請する際に必要な書類は以下の通りです。
- 申請書
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類(代理人申請する場合は代理人も提示する必要が有ります)
- 委任状(代理人申請時のみ。本人と同一世帯の人が申請する場合は不要)
- 手数料1通300円(市区町村によって異なる場合が有ります)
申請書と委任状は、各役所のHPでダウンロードする事が出来ます。市区町村によっては判子(認印)が必要です。
なお、役所の窓口では郵送での交付も受け付けています(住民登録されている人のみ)。郵送用の申請書(ダウンロード可)に必要事項を記入し、手数料分の定額小為替(郵便局で購入)と本人確認書類の写し及び返信用の封筒(返信切手を貼付)を同封して、役所宛に郵送します。
住民登録していない役所などの窓口で取得(広域交付)
市区町村の役所や出張所で取得申請できます。上記の通常の申請よりも受付窓口が少ないので、事前に確認してから取得申請をするようにして下さい。
申請する際に必要な書類は以下の通りです。
- 申請書
- 運転免許証などの本人確認書類
- 手数料1通300円(市区町村によって異なる場合が有ります)
なお、広域交付の住民票を申請出来るのは「本人又は本人と同一世帯の人」のみです。そのため、委任状は不要です。あと、郵送での申請は受け付けていません。
広域交付の住民票には、現住所と現在の住所登録地以外の前住所が記載され、住所登録地内の前住所は記載されません。そのため、住所変更手続きなどの住所の流れを証明する為の手続きには利用出来ませんので、注意して下さい。
コンビニで取得
セブンイレブンやローソンなどのコンビニのキオスク端末で住民票を取得出来ます。
取得可能時間は午前6時半~午後11時となっている場合が多いです。なお、対応端末が有れば、住所地に関係なくどこのコンビニでも利用出来ます。
取得に必要な物は以下の通りです。
- マイナンバーカード(暗証番号の入力が必要)
- 手数料1通250円(市区町村によって異なる場合が有ります)
キオスク端末の利用方法は以下の通りです。
- ① 端末に表示されている「行政サービス」を選択
- ② マイナンバーカードを所定位置にセット
- ③ 証明書交付サービスを選択
- ④ マイナンバーカードの暗証番号を入力(入力完了後はマイナンバーカードは不要なのでしまいます)
- ⑤ 発行する証明書を選択(今回は「住民票の写し」を選択)
- ⑥ 「本人分又は世帯分」「本籍の有無」など交付する内容を選択
- ⑦ 発行部数の選択
- ⑧ 発行内容を確認
- ⑨ 手数料を支払えば、住民票が印刷されます
なお、コンビニ交付の住民票には、氏名変更が有った場合の旧氏名が記載されません。