「個人売買で中古車を買ったけど、遠いから陸送業者に運んでもらいたい!陸送費って結構高いのかな・・・。」
個人売買や業者オークションなどを使って初めて遠方の車を購入するとき(仕事の都合などで取りに行けないときも)、こういう悩みが出て来ますよね。
東京・千葉間や大阪・京都間などの近場であれば自分で車を取りに行けますが、東京・大阪間や東京・九州間とかになると、片道500kmや1,000kmになってしまい、運転が大変ですし交通費もバカになりません。
となると、お金を払って車を業者に輸送してもらうしかありません!
参考:ここでは陸送の話をしますが、輸送方法にはフェリーも有りますよ。ただし、フェリーは安いですが時間がとてもかかります。
ただし、車の陸送はダンボール1個運んでもらうのとは訳が違うので、それなりの費用がかかります。
ここでは、そんな気になる車の陸送・輸送にかかる料金の相場について紹介していこうと思います。遠方への引っ越し時などで、車を輸送しなければならない方も参考にしてくださいね!
当記事で紹介する陸送の料金相場は「車陸送.com」を参考にしています。業者によって異なる場合が有るので、おおまかな目安として参考にして下さい。
陸送とは?一般的な陸送サービスは「ドアtoドア!」
「陸送」とは陸上を輸送する事です、漢字そのままですね。業者が代わりに車を運んでくれるサービスです。従って、陸送費は車の送料と考えればいいでしょう。
普段なかなか陸送業者と関わることがないかもしれないですが、業者は結構たくさん有りますよ。
そのほとんどの業者が、車の引渡相手の自宅から受取手の自宅まで車を陸送してくれます。いわゆる「ドアtoドア」というサービスです。受け取り場所を自宅に出来るのが便利ですね。
参考:陸送業者によっては、個人売買で買った車の点検整備や名義変更手続き、車庫証明の取得代行などをしてくれる事も有ります(もちろん有料です)。
車の陸送の方法は、キャリアカー(正式名称は「車載専用車」)と自走を併用するのが一般的です。
キャリアカーは下の画像の様な車を言います。
(画像参照元:wikkipedia)
きっと1度くらいは、国道や高速道路などを走ってるのを見かけた事があるのではないでしょうか。
このキャリアカーは1台積みのタイプですが、下の様な3台積めるタイプも有ります(大きいものだと7台くらい積めるのもある)。
(画像参照元:wikkipedia)
多くの業者は”中継ヤード”と呼ばれる「車を一時集積する場所」を各地に所有していて、引渡相手の自宅から中継ヤードまで自走(業者の運送員が運転)して運びます。
そして、キャリアカーに積み込み、受取手の自宅の最寄りの中継ヤードまで運びます。そこから、再び自走して受取手の自宅まで運ぶ。これが一般的な陸送方法ですね。
引渡相手の自宅→中継ヤード→受取手の最寄り中継ヤード→受取手の自宅という感じ。
キャリアカーのままドアtoドアで運ぶ場合も有ります。
【参考】納車費用と陸送費用は何が違うの?
ディーラーで車を買うと、請求明細(見積書)にだいたい「納車費用」の記載が有りますよね。この納車費用と陸送費とは何が違うのでしょうか?
この点、納車費用には自宅まで届けるのに必要なガソリン代や洗車・ワックスがけ、書類手続きなどの費用が含まれています(輸送にかかる手数料部分も)。
一方で、陸送費は陸送に必要な費用のみを指します。
従って、納車費用と陸送費とでは含まれている費用の範囲が違う、という事ですね。
納車費用の内容は業者によって異なるので、詳細はディーラーに確認する様にしましょう。
車の陸送費・輸送費の目安や相場は?軽自動車だと安くなる?
普段なかなか車を陸送する機会がないでしょうから、陸送費の相場は検討もつかないですよね。
そこで、目安となる料金を紹介しましょう。以下では、車の陸送の料金相場を代表的な4つの区間に分けて見てみます。
- 隣接県(東京―横浜間)・・・23,900円
- 東京―名古屋間・・・35,100円
- 東京―大阪間・・・39,600円
- 東京―福岡間・・・56,500円
上記料金は業者によって異なります。また、運ぶ車両によって料金が割増になる場合が有るので、あくまでも目安程度に。
なお、「軽自動車なら小さいから陸送費も安いのでは?」と思うかもしれませんが、軽自動車だからといって必ず安くなるという訳ではありません。
むしろ、軽自動車でも後述する様な条件に該当するのであれば陸送費は高くつきますよ。
陸送費用が割増になる車
ほとんどの業者が、以下の条件に該当する車を陸送する場合は料金を割増しています。
- ローダウン車
- 車高が1.7m以上
- 不動車 等
引渡日又は納車日が日曜・祝日の場合に割増料金が発生する業者も有ります。個人で依頼する方は、大体週末に届く様にお願いするでしょうからね・・・週末は人気があるので高いという訳です。
■ローダウン車
車高を下げている車(いわゆる「シャコタン」ですね)のうち、地上とバンパーやマフラーなどの車の下部との間隔が15cm以下の車は、車が傷付かないように通常とは異なる輸送方法で車を運ぶため別途料金が発生します。
業者によってはローダウン車でも割増料金を取らない所も有ります。ただし、通常の車と同様に運ぶ可能性が有るため、車が傷付いてしまう恐れ有り。そのため、ここで割増料金をあまりけちらない方が良いでしょう。
■車高が1.7m以上
ミニバンやスーパーハイルーフタイプの軽自動車など、車高が1.7m以上有る車は、ローダウン車と同様に運送方法が通常とは異なるため、料金が高くなります。
■不動車
バッテリーが上がっている車や故障車なども陸送は可能です。ただし、終始キャリアカーで運ぶ事になるので別途料金が発生してしまいます。
なお、一時抹消中の車両などは仮ナンバーでの自走運送を行います。この場合に割増料金が発生するかどうかは業者によって異なります。
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さらにクルリクは実際の陸送費用も安くできるため、とにかく安く陸送したい人にはオススメです。
一方で、とにかく早く陸送をしたいという人は「車陸送.com」がオススメです。
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車の陸送期間はどれくらい?日数の目安は?
車を陸送業車が引き取ってから納車するまでの期間は、輸送距離や業者の状況によって異なるので一概には言えません。
一応の目安としては以下の通りです。
- 同地方内で2〜3時間で移動出来る範囲内なら(関東から関東など)大体2〜3日程度
- 2都道府県以上挟む様な場合(5〜10時間くらいの距離)は4〜5日程度
- 最も遠い距離となる北海道から九州なら7〜8日程度
補足:もっと早く着きそうな気がするかもしれませんが、上述した通り直行で車を運ぶわけではなく中継地点を挟むのが一般的なので、仕方ありませんね。
業者によって多少異なると思いますが、概ね上記の目安と大差は無いでしょう。
陸送を利用する際は納車予定日から逆算して、業者に依頼して下さいね。
最後に
車の陸送・輸送について、目安となる料金や陸送にかかる日数など解説して来ました。
陸送費は結構高くつくので、車を購入する際は陸送費も含めたトータルの価格で決める様にしましょうね。車両の代金だけで考えていると、思わぬ出費にびっくりするかもしれないですよ。
参考までに、株式会社ゼロによる「マイカー・オートバイ輸送サービス」の見積もりを使えば、業者に連絡する事なく簡単に陸送費や輸送日数の見積もりが出せますよ。