分類番号とは、地域名の横にある3桁の数字です。
3桁の番号の上1桁の数字は、普通乗用車や小型貨物車など、自動車の「用途」や「大きさ」などを分類しています。
残りの下2桁の数字は、「一般払い出し番号」か「希望番号」の区分に利用されます。今回の記事では「3桁の分類番号の意味や払い出しルール」を詳しく見ていきたいと思います。
なお、残念ながら3桁部分(分類番号)は希望ナンバープレートの対象外ですので、333が欲しいとか777が欲しいと言っても希望通りに払い出させる訳ではありません。あくまでも希望ナンバー制度は4桁部分が対象であり、3桁部分は対象外です。
一般払い出し番号
一般の払い出し番号は「×00」から順に「×09」まで払い出されます。
軽自動車は「×80」から順に「×82」まで払い出されます。
希望番号
希望番号は上1桁の数字によって、以下のように下2桁の割り振られる番号が異なります。
上1桁の番号 | 下2桁の番号 |
---|---|
1~3ナンバー | ×10~×98 |
4、5、8ナンバー | ×10~×79まで |
4、5、8ナンバー(軽自動車) | ×83~×99まで |
6、7ナンバー | ×00~×79まで |
6、7ナンバー(軽自動車) | ×83~×99まで |
「×99」の分類番号は「抹消登録用」に用意されているので、払い出しは行われません。軽自動車に関しては、ひらがなの「ろ」が抹消登録用に使用されるので、×99まで払い出しが行われています。
また、抽選対象希望番号は、人気が高く枯渇する恐れが有るので、以下で説明する下2桁の区分とは関係無しに、「×00」から払い出されていきます。抽選対象希望番号の詳細は下記記事を御覧ください。
希望番号の払い出し順
「1~3ナンバー」と「4、5、8の軽自動車以外のナンバー」は、×30から払い出しが開始され、その後×98(1~3ナンバー)又は×79(4、5、8ナンバー)まで到達すれば、×10から×29まで払い出しが行われます。
また、4ナンバーと5ナンバーについては、全ての番号が払い出されると、「4ナンバーは6ナンバー」「5ナンバーは7ナンバー」へと移行します。この場合払い出しが開始されるのは、軽自動車は「×83から」、軽自動車以外は「×00」から払い出しが行われます。
分類番号枯渇の危機!!
ここで気になるのが、分類番号を全て使いきったらどうなるのか?という事です。ナンバープレートの再利用は行われないので、一度払い出された番号は二度と使う事は出来ません。
実際に、人気の有るナンバーでは、枯渇寸前に陥っているようで、早期の対応が必要とされています。そこで、国は「希望ナンバーの分類番号にアルファベット」を採用する事を検討中のようです。
具体的には、分類番号の下2桁の数字の部分に、アルファベットを使用する方針です。例えば、「品川300」だったのが、「品川3AB」といった感じになります。他にも
- ご当地ナンバーを増やす
- 分類番号を4桁にする
- ひらがな文字の所でカタカナを使えるようにする
- 一連番号の桁数を増やす
- ナンバープレートに背景やキャッチフレーズを入れる
しかし、ナンバープレートの情報管理システム(自動車税等の徴税システムや車両販売記録など)や視認性の問題(人やカメラなど)が有り、実際に導入されるかは未定です。
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