新車購入時にどれくらい値引きをして貰えるのか?考えたことがある人も多いと思います。新車は高い買い物ですから、できれば値引きをたくさん受けて安く購入したいですよね。
メーカーにもよりますが(※)、新車ディーラー側もある程度の値引きは許容範囲内としているので、交渉次第では安く購入する事が出来ます。
※:レクサスでは、基本的に車両本体やメーカーオプションについては値引きを受ける事が出来ません。これは、会社としての基本方針なので頑張って交渉しても無理の様です。
値引きが受けられるのであれば、どれくらいが値引きの相場なのか、あらかじめ調べてから交渉に挑みたいですよね。しかし「ネットや雑誌などに書いている新車の値引き相場を調べても正確な値引き相場分からない」のです。残念ながら。
これは、一体どういう事なのでしょうか。以下で見ていきましょう。
値引額は色々な要因によって左右される!
ネットや雑誌を見ていると装備・オプション込みで○万円まで値引き出来ます!」といった情報や、実際に新車を購入した方が「車体で○万円、オプションで○万円値引きしてもらいました!」といった口コミ・体験談を書いているのを見かける事が有りますよね。
しかし、これらの情報は鵜呑みにしてはいけません!
なぜなら、雑誌の場合は実際の値引額の相場よりも大きい金額を載せている事が有りますし、体験談はあくまでもその人が車を買う際に受けられた値引き額に過ぎず、それと同額の値引きが受けられるとは限らないからです。
確かに、新車の値引き相場というものは存在し、大幅な値引きが受けられる車種や車両価格からほんの少ししか引いてくれない車種など様々です。
しかし、車は車種やグレード、オプションによって金額が大きく異なります。また、車のニーズは地域によって異なるので値引額にも差が出て来ます。
自分の買おうとしている車が、体験談を書いた方と全く同じ様な状況(オプションやグレード、購入地域など)で新車を買うのであれば、まだ値引額に信憑性は有りますが、そうでなければあまり役に立たないでしょう。
参考:ツイッターなどで検索して、自分の欲しい車とマッチする様であれば値引き額を参考にしても良いでしょうね。
また、新車の値引額は客の交渉力によっても左右されます。いくら相場が有ったとしても交渉が下手だと最大限の値引きを引き出す事は難しいでしょう。
値引きの目標額を設定しておく!
ネットや雑誌などで入手できる値引き相場情報が当てにならないのであれば、私たちは何を基準に値引き交渉に臨めばいいのでしょうか?
新車の値引き交渉は人間同士のやりとりなので、相手の出方や考え方を頭に入れつつ進めていく必要が有ります。無理な値引き交渉は、ディーラーの担当者から呆れられてしまいますし、場合によっては「もう無理です!」と怒られてしまうかもしれません。(関連記事:ディーラーの営業マンの表情や動きから値引きの限界ラインを知る)
そこで、オススメなのが、あらかじめ値引きの目標額を設定しておくことです。値引き目標額を設定してから交渉に臨むということですね(ま、当たり前のことですけどね)。
具体的には、買おうとしている車が載っている最新の自動車情報誌を見て、そこに書かれている値引き相場の8割程度を目標にするのが丁度良いでしょう。
新車の値引き額は、決算期や特別キャンペーン中だったり、急遽キャンセル車が出て在庫が有るといった特別な状況でない限りは、それくらいが妥当なラインとなるはずです。
まとめ
いかがでしたか?値引き交渉をして可能な限り安く購入したいのは山々ですが、ネットなどに出て来る値引額の相場を鵜呑みすると、営業マンから返り討ちをくらいかもしれません!
鵜呑みにするのではなく、ある程度割り引いた額を目標に設定して、そこに辿り着ける様に頑張るのがベストですね。
目標を上回る値引き額を引き出せたら、「自分の値引き交渉が上手だった」と自信を持っても良いと思いますよ!