車は高い買い物ですが、高いからこそ頑張って新車を買いたいという想いも有りますよね。しかし、新車を買う事は良い事なのですが、人気車種の場合は新車で買うと後々損をする場合が有る事を知っていますか?
「人気車種を買って何で損をするんだ?」と思いますよね、詳しくは以下で詳しく見ていきましょう。
新車を購入して、最後まで乗り潰そうと考えている方はこの記事で言う「損」をしないので、読み飛ばして下さいね。
数が出回ると価値が下がる
新車で購入した後で車を売るとなると、扱いは当然「中古車」となります。仮に1度も乗っていなかったとしても新車価格で買い取ってくれるという事は無く、買取価格は下がります。
しかし、買った車が人気車種の場合は中古車としても需要が有るので、手放す時には「買取業者がそれなりに高値で買い取ってくれるだろう」と思いますよね。これは半分正解で半分間違いです。
人気の車種は確かに需要が高く、発売後は飛ぶ様に売れています。そして、買取業者としても多少高く買い取ったとしても後で簡単に高く売る事が出来るので、人気の無い車種と比べると買取価格は高くなります。
但し、それはあくまでも需要と供給のバランスが保たれている場合の話で、一度バランスが崩れると人気車種も一気に価値が下がり、思わぬ安い値での買取りとなってしまうのです。
ここで重要なのは「新車が多く出回ると、中古車も多く出回る」という事です。
中古車としてたくさん出回ると、需要に供給が追い付き始め価格競争が起きるので、自然と中古車市場での販売価格も下がってしまいます。
中古車販売業者も商売として車の仕入販売をしているので、販売価格よりも安く無いと当然買い取ってくれません。すると、発売後3年程度でも中古車市場にはだぶついてしまい、買取価格が一気に下がる為、「売却した時に大きな損をしてしまう」という結果になるのです。
新車を購入して「絶対に損をしたくない!」と思う方は、冒頭でも書きましたが、乗り潰すつもりで長く付き合っていく事が重要ですね。
新車購入タイミングは最初のマイナーチェンジ後がオススメ
新車が出ると、ついつい買いたくなるという心情は分かりますが、「ちょっと待って下さい!」
車の本当の価値は、発売時や直後はまだ分かりません。発売されてから1ヶ月〜1年程度経った頃にやっと車としての評価が定まるものです。
上で説明した様に、人気が高過ぎて逆に市場価値が下がってしまう事も有りますし、発売前の評判が高く新車ですぐに買ったものの、思った程人気が出なかったり、自動車評論家に「失敗作」とか「オススメ出来ない」といった評価がされてしまうと、価値は一気に下がってしまいます。
また、新車として発売された後は、不具合やトラブルが付き物で、これらが修正されるのは最初のマイナーチェンジのときです。
従って、価値に見合った新車を購入するベストのタイミングとしては、新車が発売された1年程度経過した頃に行われる最初のマイナーチェンジ後がオススメですね。
逆に、新しいモデルが出た時に購入し、売るタイミングがマイナーチェンジやフルモデルチェンジ後になると、買取額が大きく変わってしまう事もあるので注意が必要です。
モデルチェンジ前後で車の買取査定額が大きく変わる可能性が有る