新車買う場合、少しでも値引きを受けたいですよね!新車購入時の値引き交渉では様々な局面で営業マンとの駆け引きが必要ですが、ここでは商談の終盤戦で「最後の一押し」として使えるテクニックを紹介していきます。
新車ディーラーで購入すると、通常は担当者と長い付き合いになります。お互い気持ちよく取引をする為に、行き過ぎた交渉は控えましょうね。
ディーラーの営業マンの動きや表情から値引きの限界ラインを知る
トドメの「即決」発言
値引き交渉も大詰めで、後はこちらとしては「OK」と言うのみで、営業マンも「そろそろこの人は落ちるな」と思っていそうな段階まで来たら、トドメの「即決」発言が有効です。
営業マンが出して来た最後の見積額から、「端数切り〜数万円程度」を下げた金額を提示して「この金額なら即決します!駄目ならまた考えます」という感じで言ってみましょう。営業マンは「即決」発言には弱いので、結構高い確率で値下げに応じてくれます。
但し、即決すると言っておきながらさらに値下げしようとしたり、提示する金額をあまりに小さくし過ぎるのは禁物です。最初にも言いましたが、行き過ぎた値引交渉は相手の心証を悪くしますし、今後の付き合いに影響が出てしまいかねません。
納車は満タンで!
通常、新車を購入して納車の時点ではガソリンは必要最小限(5L程度)しか入っていません。ディーラーとしてはまずは納車するまでが仕事なので、「最寄りのガソリンスタンドで補給して下さいね」というスタンスです。
当然と言えば当然の事なのですが、新車に乗って最初に出かけるのがガソリンスタンドというのも何だか寂しいですよね。
軽油やレギュラーならまだしも、ハイオクだと結構な出費となります。せっかく頑張って値引き交渉したのに、納車後すぐに出費となると嬉しい気分も半減・・・。
そこで、金額等の条件に合意し契約書に押印する直前には忘れず「満タン納車でお願いします!」と言ってみましょう(押印してからでは駄目)。最後のサービスとして、OKしてくれる事が多いですよ。
「ガソリンまで貰おうとするなんてせこい!」と思う方もいるかもしれませんが、契約書に押印するまでが交渉です。満タン納車も出費が減るという意味では立派な「値引き」の1つですので、是非営業マンにお願いしてみましょう。
オプションをオマケして貰う
交渉の終盤まで来ても思う様に値引きが受けられない時は、方針を変更してオプションをサービスして貰うというのも有りです。
車両本体価格が下がる訳ではないですが、オプションは高価な物が多いです。それをオマケして貰ったり値引きして貰えるのであれば、それは立派な値引きです。
やってはいけない交渉術
これまで、交渉の終盤で使える値引きテクニックをいくつか紹介して来ましたが、交渉時に使わない方が良いテクニックもあります。それは、「任意保険も契約するから値引きして欲しい!」と言う事です。
従来、車を買う時はディーラーで(代理店型の)任意保険に加入するのが当たり前、というイメージが有りました。これは、敢えてディーラーで任意保険に入らず自分で保険会社を探したとしても、手間を超えるだけのメリットが殆ど無かった事が理由ですね。
もちろんディーラーで自動車保険に加入すると、ディーラーは代理店手数料を貰う事が出来るので、可能であれば自分の所で保険契約を獲得したいと思っています。そういった意味では、任意保険に加入する事を餌に値引きを誘う事は効果が有るかもしれません。
しかし、最近は通販型(ダイレクト型)の自動車保険が多く、従来の代理店型の自動車保険と比べると保険料がとても安くなっています。自動車保険の比較もネットで簡単に出来るので、自分の条件で一番安い保険会社を探すのもあっと言う間です。
実際に見積りを取ってみれば分かりますが、保険料という点だけで比べると、恐らくディーラーで薦められる任意保険と、一番安い保険会社とでは結構差が出ます。任意保険の加入を餌に値引きを受けたとしても、値引額よりも保険料の差額の方が大きいのであれば、無駄ですよね。
但し、「とりあえずディーラー経由で任意保険に加入しておいて、すぐに保険料の安いダイレクト型の保険に切り替える」のであれば、テクニックとしては良いですね(保険料は解約すると未経過分は月割で返金されます。