新車を購入する際に、営業マンの「今日決めてくれれば○○円」などという甘い言葉に流されて契約をしてはいけません。大損をする事は有りませんが、お得な値段で車を購入する事は出来ないでしょう。
お得に車を購入するためには、限界まで値引き交渉を行うべきです。
しかし、「もっと安くして」と無理を言い続けるのも良く有りません。営業マンに嫌われてしまうと、購入後のメンテナンスなどに差し障りが出てしまうかもしれませんからね。
そのため、値引き交渉をする上では、値引き額の「限界ライン」を知っておくべきでしょう。
新車値引きの限界ラインは?
新車値引き額の限界ラインの目安は、車両本体価格の概ね「10%~20%」といった所でしょう。
ただ金額的な目安は車種やモデル、購入時期などによって変化します。上記の数値より多い場合もあれば少ない場合も有るわけです。
そのため、金額的な目安以外にも値引きの限界ラインを知る術を心得ておいた方が良いでしょう。その1つが「営業マンの動きや表情」から限界ラインを察知する方法です。
ディーラーの営業マンの動きや表情で察知しよう
値引き交渉において値引き金額の限界を知るためには数字の動きだけでなく、営業マンの動きや表情もチェックする事が大切です。
値引き金額が限界に近付いてくると、営業マンは以下のような動きや表情をする事が多くなります。
- 値引き金額が1,000円単位になる
- 金額の値引きではなくグッズ(ペン・ノート・カバン等)をサービスし始める
- 上司の視線を気にし始める
- 上司に何回も相談に行く 等
このような動きや表情が出始めたら、値引き金額が限界に近付いている証拠です。
「もう少し安くしたい」という気持ちも分かりますが、営業マンの表情や動きをチェックして適度な所で値引き交渉を止めるのも重要です。過度な値引き交渉によって営業マンに疎まれてしまうと、アフターサービスなどに悪影響を及ぼす可能性が有るためです。
値引き交渉時には営業マンの動きや表情をチェックする事を忘れないで下さいね。
【参考】値引き交渉の前に不要な費用は省いてもらう
値引き交渉は見積書の金額をベースに行いますが、最初に作成される見積書には様々な費用が記載されています。車両本体価格から手続き代行費用まで。
これらの費用の中で不要な物は値引き交渉の前に省いてもらいましょう。例えば、車庫証明を自分で取るなら、車庫証明の代行手続きの費用は省いてもらう、といった感じです。
ディーラー側のサービスだと思いますが、頼んでもいないサービス費用が見積書に計上されている場合も有ります。見積書を細かくチェックして必要な費用のみにしてから、値引き交渉を行うようにしましょう。