フィアット「500」は1957年の発表以来、長い間多くの方から愛され続けたコンパクトカーです。デザインを重視しながらも走りの面でも必要十分な力を発揮してくれます。
標準車の他にも、キャンバストップを採用している500Cや走りを楽しみたい人用にアバルトなどが用意されており、好みに合わせて500の世界を楽しむ事が出来ます。
以下で、フィアット「500」の中古車査定情報や口コミなどを見ていきましょう。
中古車査定相場予想
(2015年9月7日 現在)
参考媒体 | 形態 | 価格(単位:万) |
---|---|---|
価格.com | 個人売買 *1 | 107~211 |
カーセンサー | 買取相場 | 149.3 |
Goo-net | 市場価格 | 151.4 |
フィアット500の平均的な中古車査定相場は、104万~152万円と予想されます。(*2)
*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。
*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。
なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格帯 | 199万~277万 |
車種 | プチバン |
燃費 | 19.4km/L〜26.6km/L |
排気量 | 0.875L&1.240L |
エコカー減税 | 不適合 |
乗員 | 4人乗り |
ドア数 | 3ドア |
全長×全幅×全高 | 3545×1625×1515mm*1 |
パワーウェイトレシオ | 14.34kg/ps*1 |
*1 500C 1.2Popの場合
燃費について
フィアット500のカタログ燃費は19.4km/L〜26.6km/Lです。実燃費は街乗りでは13〜16km/L程度、高速道路などの流れの良い道路では19〜23km/L程度です。同じクラスの国産車と比べても遜色はありませんね。
エコドライブに徹すれば30km/Lを達成することも可能かもしれませんが、軽快な走りなのでついつい運転を楽しんでいると平均的な燃費に収まってしまいます。
なお、ガソリンはハイオクを使用する事になります。
ピックアップポイント
フィアット「500」の抑えておきたい特徴点をピックアップして解説していきます。
■街乗りメインの方にはぴったり■
低回転域での走行時は扱い易く、運転席が少し高いので視界も良好です。小回りも効くので街乗りメインの方や車庫入れが苦手な方にはオススメですね。
■走りに過度の期待は禁物■
フィアット500は、どちらかと言うと走行性能よりもファッション性を重視した車です。エンジンは2気筒875ccを採用しており、極端にパワーが足りない訳ではないですが、コーナリング時の安定性や加速と言った面では物足りなさを感じるかもしれません。
それでも車両重量が軽い為、運転感覚が軽快に感じられるので運転自体を楽しむことは可能です。
■実質2人乗り?!■
同クラスの国産車は余裕を持って4名乗車が可能ですが、フィアット500は基本的に2名乗車でたまに4名乗るという想定をしています。2ドアということからも、後部座席への乗降性は悪くスペースも窮屈と言わざるを得ません。
後部座席は、倒して荷室の一部にする程度で考えておいた方がいいかもしれませんね。
フィアット500の変遷
フィアット500はイタリアで1936年に発売されたコンパクトカーです。発売当初にはかなりの人気があり、系列の車が合計で60万台近く売れました。「500」という名称ですが、ボディや機敏な動きからトボリーノ(ハツカネズミ)と呼ばれていました。
2代目が1957年に登場し、1代目と区別する為に「NUOVO500」と呼ばれました。
3代目が初代登場から50年後の2007年に誕生(日本では2008年)。3代目は特別仕様車が多く設定されているので選ぶ楽しみもあります。この3代目は2008年にヨーロッパカーオブザイヤー、そして2009年にはワールドカーデザインオブザイヤーを受賞しています。
フィアット500の口コミ
・運転していて楽しいと思える車です。875ccでもターボエンジンを選べば問題なく走ります。
・内外装共にデザインはかわいいので、とても満足しています。あまり走っていない事もあって街中でも注目を浴びます。
・他の車と比べると少し劣りますが、横滑り防止装置などの安全装備が一通り揃っているのが嬉しいですね。
・同クラスの他の外車と比べると割高感があります。パーツ類も結構高いです。
・3ドアという点がどうしても不便に感じてしまいます。インパネのタコメーターとスピードメーターが同心円状に重ねられているので、オシャレですが若干見づらいです。
・荷室が狭く、収納も少ないです。可愛いけど実用的か?と言われると微妙ですね。オーディオが変更の余地の無い仕様となっているのも残念です。
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