元祖プレミアムコンパクトカー「ベリーサ」

元祖プレミアムコンパクトカーと称されるマツダ「ベリーサ」は、1クラス上の上質なデザインが特徴です。ただし、1度もモデルチェンジが行われていないので、販売当初の優位性は無く、現在では他車に水をあけられる形となっています。

以下で、ベリーサの中古車査定情報から見ていきましょう。

中古車査定相場予想

（2015年8月20日 現在）

ベリーサの平均的な中古車査定相場は、54万~73万円と予想されます。（*2）

*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。

*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。

なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です

スペック

燃費について

マツダ ベリーサの実燃費は、街中では8km/L～9km/L、流れの良い道では13km/L～15km/Lという感じです。

流れの良い道ではまずまずの燃費性能を発揮しますが、渋滞などが多いと燃費はガクンと下がるようです。車通勤をする場合には、渋滞が多いとガソリン代が嵩むかもしれません。

ピックアップポイント

ベリーサの注目ポイントについて解説していきます。

■元祖プレミアムコンパクト■
ベリーサは、内外装ともに上質なデザインを施した「プレミアムコンパクトカー」として位置付けられています。現在は、プレミアムコンパクトカーが多く販売されていますが、販売当初はプレミア感を出したコンパクトカーが少なかったために、ベリーサはプレミアムコンパクトカーの元祖と言われています。

ただ、販売から10年以上モデルチェンジが行われていないため、走行性能や燃費性能などで、他車に大きな差を付けられてしまっています。

燃費性能でもう一つ付け加えると、エコカー減税は不適合となっています。エコカー減税の有無は、消費者にとって新車購入を考える際の大きなポイントです。ベリーサを購入したくても、エコカー減税が無い事で、二の足を踏んでいる人は少なからずいるでしょう。

■安全性は△■
運転席・助手席のエアバッグや横滑り防止システムなど、基本的な安全装備は備わっていますが、最新の予防安全装備はメーカーオプションでも設定されていません。

■走行性能は一つ上のクラス■
デザインだけでなく、走行性能も一つ上のクラスと思えるくらい上質な走りをしてくれます。操作性も「マツダらしさ」を発揮。

また、静粛性も良く、高速巡航でもエンジン音等のノイズは車内にあまり侵入してきません。

■ラゲッジスペースはまずまず■
コンパクトカーとして、ラゲッジスペースの容量はまずまずのサイズとなっています。狭くもなく広くもなくと言った所でしょうか。

後席を前に倒す事で、大きな荷物を積む事も可能です。

ベリーサの変遷

2004年に販売が開始されたコンパクトカーです。マツダの中では、アクセラとデミオの中間クラスに該当します。

何回かマイナーチェンジは行われていますが、フルモデルチェンジは販売開始以降1度も行われていません。そのため、初代が最新モデルとなります。

2年に1回ぐらいのペースで、特別仕様車をラインナップに追加しています。最新の特別仕様車は「Noble Couture（ノーブル・クチュール）」で、専用の本皮シート・ステアリングなどを装備した高級感の有るインテリアデザインが話題になりました。

車名「ベリーサ」の由来は、イタリア語と英語の造語からきていて、「verita（真実）」と「satisfaction（満足）」を併せて、「真の充足」という意味となっています。

ベリーサの口コミ