インサイトの中古車買取相場は？下落に歯止めはかかるか？

販売台数の低迷により、2014年に生産が中止されたホンダの「インサイト」。人気の無くなった自動車の中古車価格は、下がってしまうのが一般的です。

インサイトの車査定相場は、いったいどうなっているのでしょうか？

中古車査定相場予想

（2015年8月14日 現在）

インサイトの平均的な中古車査定相場は、52万~76万円と予想されます。（*2）

*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。

*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。

なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です

スペック

*1 グレードG・Lの場合

燃費について

インサイトのカタログ燃費は22.2km/L〜27.2km/Lとなっています。プリウスが30.4km/L～32.6km/Lなので、ハイブリッド車としては燃費性能はそこまで良くは有りません。

実燃費は、街乗りで13km/L～15km/L、高速道路では20km/L～23km/Lといった所です。

ピックアップポイント

インサイトのポイントを紹介していきます。

■ラゲッジスペースは広い■
ラゲッジスペースは400Lの容量が有り、荷物をたくさん積む事が出来ます。また、後席を倒せば、長尺の荷物も積載可能です。

さらに、ラゲッジスペースの床下には、8Lほどの収納スペースが有り、ここに工具などを入れておけば、普段邪魔になる事は無いでしょう。

■「走り」ではなく、「燃費向上」を楽しむ車■
液晶ディスプレイに、「平均・瞬間燃費」や「1日のエコドライブの採点」などが表示され、どのように走行すれば燃費が向上するかを教えてくれる機能がたくさん搭載されています。

また、ECONモードといって、車全体の各機能がエコなモードになる機能が有り、燃費の向上をアシストしてくれます。

インサイトは、走りではなく、いかに燃費を良くするかを楽しむ事が出来る仕様となっています。

■定員は5人でも、2人乗り仕様■
リアシートは「前後」も「高さ」も狭いの一言。さらに、乗降性も悪く、ファミリーカーとしては使いにくいです。

2代目は5人乗りの小型車ですが、使い方は初代の2人乗りクーペのままといった感じです。

■「現行プリウス」とホンダ「フィット・ハイブリッド」の登場で購入価値が薄れて、販売中止へ■
現行プリウスの登場で、燃費性能など全ての面で敗北してしまった事で、ハイブリッド購入者のほとんどがプリウスに流れてしまいました。

また、ホンダ自らインサイトより燃費性能が優れた「フィット・ハイブリッド」の販売を開始した事から、ホンダファンですら「インサイト」を購入する価値を見出せなくなり、販売台数の低迷により2014年に販売中止となります。

インサイトはホンダにとって、黒歴史となるのではないでしょうか。

インサイトの変遷

1999年に、初代インサイトの販売が開始されました。初代インサイトは、累計販売台数が2万台弱と低迷し、2006年に販売終了。

その3年後の2009年に、2代目の販売が開始されました。初代インサイトは、2乗りのハッチバッククーぺでしたが、2代目は5人乗りの小型車となります。

しかし、同じ年にプリウスがフルモデルチェンジを行い、現行の3代目の販売が開始されました。その影響もあってか、2代目インサイトの販売は泣かず飛ばずで、2014年に生産を終了しました。

インサイトの口コミ