ホンダのフィットシャトルは、同社のフィットをベースとし、5ナンバーというコンパクトボディながら、同クラスでトップの収納能力を持つステーションワゴンです。
高級セダンに退けを取らない上質な内装を目指し、ハイブリッド車もラインナップすることで、乗る人の満足度を高めています。
(注:フィットシャトルは2015年3月で製造・販売が終了し、後継車として「シャトル」が同年5月に発売されています。)
中古車査定相場予想
(2015年7月23日 現在)
参考媒体 | 形態 | 価格(単位:万) |
---|---|---|
価格.com | 個人売買 *1 | 85~170(78〜190) |
カーセンサー | 買取相場 | 124.7(138.2) |
Goo-net | 市場価格 | 130.1(143.1) |
(注:括弧内はフィットシャトルハイブリッドです。)
フィットシャトルの平均的な中古車査定相場は、80万~126万円(75万〜140万円)と予想されます。(*2)
*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。
*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。
なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格帯 | 168万~204万 |
車種 | ステーションワゴン |
燃費 | 14.6km/L〜26.2km/L |
排気量 | 1.339L&1.496L |
エコカー減税 | 生産・販売は終了したが軽減措置有り |
乗員 | 5人乗り |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高 | 4385×1695×1540mm *1 |
パワーウェイトレシオ | 9.5kg/ps *1 |
*1 1.5L i-vtec FFの場合
燃費について
フィットシャトルのJC08モードによるカタログ燃費は、ガソリン車で14.6〜18.8km/Lでハイブリッド車は25.2〜26.2km/Lです。
街乗りでは9〜10km/L(15〜16km/L)、高速道路などの流れの良い道路で11〜12km/L(18〜19km/L)といった感じです(括弧内はハイブリッド)
ハイブリッドでも思ったより燃費が伸びないかな?といった感じですね。
ピックアップポイント
フィットシャトルの購入前に抑えておきたいポイントを紹介していきます。
■室内空間と荷室が広い!■
ベースとなっているフィットと比べると全長が510mm長く、センタータンクレイアウトにより室内空間はとても快適となっています。
また、荷室がとても広く床下収納も入れると590Lもの収納能力があります。これは、実に同じクラスの車の1.5倍程度の収納能力になります。後部座席は倒すと奥行きが2mにもなるため、大人でも寝転ぶ事が出来る程です。
■走りの面では微妙?!■
乗り心地はよく、広々した車内空間の割に5ナンバーでコンパクトサイズです。最小回転半径が4.9mと小回りも利くので運転自体はし易いです。一方で、ステアリングに手応えがあまり無く、力不足ということもあり、力強い安定した走りとは言い難いです。
■内装は○外装は△■
内装は黒をベースとした落ち着きのある大人の空間を演出しています。所々に深いブルーステッチを入れることでアクセントもバッチリです。また、シートは本革のような質感を持ち、価格の割に上質な内装となっています。
一方で、外装はフィットを引き伸ばした感じで実用車というイメージから抜けきれていません。ファミリーカーとしては良いですが、内装と外装に少しギャップを感じるかもしれないですね。
フィットシャトルの変遷
フィットシャトルはホンダが2011年6月に発売したステーションワゴンです。2代目フィットをモデルに作られており、実質的にはホンダウェイブの後継車となります。
2013年にフィットはフルモデルチェンジをしましたが、フィットシャトルはマイナーチェンジにとどまり、2015年3月に初代のまま生産・販売が終了しました。
同年5月に後継車として「シャトル」が発売されています。
フィットシャトルの口コミ
・荷室の広さにはかなり満足しています。同クラスでこれだけの荷室がある車はないのではないでしょうか。走行性能の面など不満はありますが、値段が安いことを考えると満足レベルです。
・普段使いの車としては良いと思います。内装はちょっと年配向けの様な感じがします。
・走行性能はお世辞にも良いとは言えないです。後部座席にリクライニングが無く、足下が狭いのも残念です。
・内装が広いだけに、3列シート仕様が欲しかったです。
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