かなりの期間タイヤを替えてないけど、このまま走って大丈夫なのだろうか…?そもそも、いつタイヤ交換すべきかなんて、素人にはわからないし…。
確かに知識がない人からすると、いつタイヤ交換すべきかどうかなんて、なかなか解りませんよね。
しかし実は、タイヤの交換時期は素人でもわかる「明確なポイント」があることをご存知でしょうか?具体的には以下の通りです。
- ひび割れや傷がないか
- タイヤ交換して3万キロ走行したか
- タイヤ交換から4〜5年経っていないか
- スリップサインが出ているか
上記のポイントを意識しておけば、あなたが車に詳しくなくても、タイヤ交換時期を把握することができるでしょう。
もしこの事実について知らなければ、タイヤ交換の時期を見逃してしまい、ボロボロのタイヤで走行し続け、最悪の場合、事故になっていたかもしれませんよ?
しかし、ご安心ください。今回の記事ではタイヤ交換時期がわかるポイントはもちろんのこと、タイヤ交換の費用相場についても解説しています。
「そろそろタイヤ交換したほうが良いかもしれない」と思っている人にとっては、必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【基礎知識】タイヤ劣化の原因と劣化タイヤで走るリスク
まずは「タイヤがなぜ劣化するのか」そして「劣化したタイヤで走ると、どのようなリスクがあるのか」という基礎知識について、紹介していきます。
もちろん「タイヤが劣化しているかどうか、見抜くポイントだけ先に知りたい」という人は、次の「タイヤ交換時期が素人でもわかる4つのポイント」まで飛ばしてもらって構いません。
タイヤが劣化していく原因
タイヤは走ると、発熱して変形を繰り返します。つまり、走れば走るほど無理に形を変えてしまうため、劣化が進んでいくのです。
またタイヤの空気圧が適切でなければ、さらに大きな変形をしてしまうため、劣化の進行速度が進むという性質を持っています。
タイヤは何もしなくても劣化する
タイヤは経年劣化していくものです。つまり何もしなくても、劣化する性質を持っています。
太陽光の紫外線・雨・気温変化など、太陽に負担を与える要素は多岐に渡ります。そのような要素に常にさらされ続けるため、何もしなくてもタイヤは劣化するのです。
勝手にドンドン劣化する上に、日々の走行で大変に負担がかかっていますから、タイヤの劣化はあなたが思っている以上に早いです。そこまで長持ちしないと覚えておきましょう。
劣化したタイヤで走行するリスクとは?
劣化したタイヤで走行してしまう最大のリスクは、やはり交通事故でしょう。
タイヤは劣化した分だけ滑りやすくなる(スリップする)うえ、パンクしたり、破裂する(バーストする)危険性もあります。
上記の動画のように走行中にバーストが出てしまえば、簡単に交通事故につながってしまう、というわけですね。
劣化したタイヤで走るのは交通違反
あまり知られていませんが、タイヤの溝が1.6mm以上無い状態で走ると、道路交通法違反となります。つまり劣化した状態のタイヤで走ると、交通違反になるというわけです。
交通反則行為(青切符)として処理され、以下のような違反点数と反則金が発生しますよ。
- 違反点数・・・2点
- 反則金・・・9,000円
タイヤ交換時期が素人でもわかる4つのポイント
ここまではタイヤの劣化について、様々な基礎的知識を紹介してきました。
ではここからは、本題とも言える「タイヤ交換時期がわかるポイント」について紹介していきましょう。具体的には以下の通りです。
- ひび割れや傷がないか
- タイヤ交換して3万キロ走行したか
- タイヤ交換から4〜5年経っていないか
- スリップサインが出ているか
それではそれぞれのポイントについて、わかりやすく解説していきましょう。
ポイント1.ひび割れや傷がないか
タイヤに傷やひび割れがあるなら、もうアウトといっても過言ではありません。十分すぎるほど劣化しています。
タイヤのひび割れ:経年劣化、紫外線等様々な要因はありますが、意外と多いのがタイヤWAX。塗りたい方は、油性・スプレータイプはだめです。水性で尚且有機溶剤を含まない物で矢印の境目サイドウォールのみ。ショルダーやドレッドはダメ。外側のショルダーのみひび割れはWAXの影響が高いです。 pic.twitter.com/oMi690Glpp
— Koo🍺ツイッター【公式】 (@koo4482) April 21, 2017
上記のようなひび割れや傷が確認できれば、「まだ使える」と思わずに、新しいタイヤに変えましょう。
ポイント2.タイヤ交換して3万キロ走行したか
タイヤの溝が1mm削られるには、走行距離5,000kmかかります。新品タイヤの溝は約8mmであり、違反となる1.6mmまで到達するには残り6.4mm。
つまり「6.4mm×5,000km=32,000km」となり、約3万キロ走ってしまうと、法的にアウトとなってしまう1.6mmの溝まで摩耗してしまうわけです。
もし日ごろから砂利道や高速道路を走行しているのであれば、3万キロに到達するまえに1.6mmまで摩耗してしまう可能性もありますので、注意してください。
ポイント3.タイヤ交換から4〜5年経っていないか
普通に走ることができるから大丈夫と、何年もタイヤを変えずに走るドライバーは少なくありません。
しかし実はタイヤにも消費期限があり、交換から4~5年経っているなら交換するように、各メーカーが推奨しているのをご存知でしたか?
実際に世界的に有名なタイヤメーカーの「ミシュラン」は、以下のように示しています。
使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。
※出典:ミシュラン「タイヤ交換時期」より
あくまでも「消費期限」なので、「絶対に交換しろ!」とまだ言っていませんが、5年を目安に点検を推奨していることを忘れてはいけません。
ポイント4.スリップサインが出ているか
タイヤには「スリップサイン」というタイヤの寿命を知らせるポイントがあります。具体的には以下の通り。
※出典:ブリヂストン「タイヤの溝深さについて」より
スリップサインが見えたタイヤは、すでにボーダーラインである1.6mmを突破しています。つまりそのまま走行してしまえば、交通違反になるというわけ。
スリップサインはタイヤの交換時期として最もわかりやすいポイントなので、タイヤを交換して4〜5年経ったり、3万キロ走っているなら、いちどチェックしてみると良いでしょう。
なお、あまりにも走りすぎていると、以下のようにスリップサインそのものが消滅している場合もあります。
https://twitter.com/kaleid0728/status/1043814457049108481?s=21
ここまでくると、かなり危険な状態なので、すぐにタイヤを交換するようにしましょう。
【補足知識】タイヤ交換作業の相場
ここまではタイヤ交換の時期について解説してきましたが、もし本当にタイヤ交換するとなった場合、専門業者にタイヤ交換をお願いすることになります。
そうなると、タイヤ交換作業にどれくらいの金額が必要なのか、気になりますよね。
結論から言いますと、タイヤ交換をしてもらう場合、以下のような金額が相場となっていますよ。
- 15インチサイズのタイヤ・・・1本2,000円〜3,000円
- 16インチ以上のタイヤ・・・1本2,500円~3,500円
その他「廃タイヤ処理費用」として、1本300円程度が請求されることもあるでしょう。
なお専門業者でタイヤを購入して、そのまま交換までお願いする場合、タイヤ交換費用は無料になることが多いですよ。
持ち込みが許されない場合があるので要注意
最近はネットを使って、格安にタイヤが手に入ることも少なくありません。「価格.com」などは、その最たる例でしょう。
その影響で、タイヤだけ持って専門業者に交換してもらうことが非常に多いのですが、業者によっては、持ち込みのタイヤ交換を禁止しているので、注意しなくてはいけません。
タイヤ交換をおこなってくれる主な業者は、以下の通りです。
このうち、「イエローハット」と「オートバックス」は店舗によっては、持ち込みでのタイヤ交換不可としています。
一方、「タイヤ館」はどの店舗も持ち込みのタイヤ交換を売りにしている場合が多いので、確実性を取るのであれば近くのタイヤ館に頼むと良いでしょう。
まとめ
今回の記事ではタイヤ交換の時期がわかる明確なポイントについて、紹介してきました。具体的には以下の通りです。
- ひび割れや傷がないか
- タイヤ交換して3万キロ走行したか
- タイヤ交換から4〜5年経っていないか
- スリップサインが出ているか
そして、もしタイヤ交換するのであれば、以下のようなタイヤ交換の相場になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 15インチサイズのタイヤ・・・1本2,000円〜3,000円
- 16インチ以上のタイヤ・・・1本2,500円~3,500円
以上「素人でもタイヤ交換時期がわかる4つのチェックポイントとタイヤ交換の相場」でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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