エンジンメンテナンスってどんな事をすれば良いのか?
エンジンは車の心臓部分なだけに自分でやるのが恐い!という人も多いでしょう。そういう方は業者に任せてしまうのが一番です。
ただ、簡単にできるメンテナンスもあるので”車の寿命を伸ばすためにも出来ることはやっておきたい”という方は是非本文を参照して下さい。
代表的なメンテナンス方法を紹介していきます。
エンジンのメンテナンス
「アクセルを踏んだ時にレスポンスが悪い」「燃費が購入当初より悪くなっている」などの症状が出たら、エンジンのメンテナンスが必要かもしれません。
汚れを落とす方法
エンジンが汚れていると、車が持つ本来の性能を発揮出来ません。そこで、エンジンの汚れを簡単に落とすメンテナンス方法を紹介します。
■燃焼室内に溜まったカーボン(すす)を取り除く方法
市街地走行の多い車は「低速走行・低回転走行」となりがちです。低速走行・低回転走行では、エンジンに送られるガソリンの量(多)と酸素の量(少)のバランスが悪くなって、燃焼しきれずにカーボンとなり燃焼室内に溜まってしまいます。(特に停止から発進の場合はパワーが必要なので。)
溜まったカーボンは、4,000~5,000rpmの回転数で15分ほど走行すれば綺麗に取り除けます。カーボンを除去する為の高回転走行は、およそ5,000kmごとに高速道路で行えば良いでしょう。
制限速度は必ず守って行って下さい。ギアを下げる事で、制限速度内で目安となる回転数を維持して走行出来ると思います。
■エンジン内部のオイルの汚れを取り除く方法
およそ5万km走行した車だと、エンジン内部にオイルが固着しています。これも走行性能を下げる原因です。
固着したオイルなどを取り除くには「フラッシングオイル」が効果的です。
エンジンオイルを交換する際に頼めば一緒にやってくれますよ。
エンジンオイルの交換時期をしっかり守っている人は、エンジンオイル自体の洗浄作用によってエンジンは綺麗な状態に保てているので、フラッシングオイルは必要有りません。
参考:エンジンオイルの交換の目安~都市部と郊外では交換時期はかなり変わります
オーバーホール
エンジンを徹底的にメンテナンスしたい人には「オーバーホール」がオススメです。
オーバーホールとは、エンジンを車から降ろして部品単位まで分解し、洗浄・交換を行う作業を言います。外からでは分からない汚れ・不具合も点検する事が出来るので、エンジンのメンテナンスとしては究極の方法です。
また、オーバーホールはエンジンだけではなく、その他の部品に対しても行う事が出来ます。気になる部品があれば一度業者に依頼しても良いかもしれませんね。
ただし、オーバーホールは部品一つ一つをチェックするので、作業時間が長くなってしまう事がデメリットです。また、費用も高額です。(エンジンの場合は15万~20万円)
エンジン以外の汚れにも注意したい
エンジン以外で意外と汚れが多いのは「エアエレメント」です。
エアエレメントは、エンジンに送り込む空気を浄化する装置です。この装置が汚れているとエンジンに供給する空気が不足するので、不完全燃焼を引き起こし、エンジン内にカーボンを溜めてしまう原因となってしまいます。(エンジンは汚れると、走行性能が下がってしまいます。)
エアエレメントは「乾式タイプ」と「湿式(ビスカス)タイプ」があります。乾式タイプは掃除出来ますが、湿式タイプは掃除出来ないので交換するしか有りません。
いずれにしても、交換の目安は「約3万km」といった所でしょう。
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