「スバリスト」という言葉を知っていますか?
最近は、オシャレで高性能な車が増えて来て便利になったものの、メーカー毎の個性が失われつつあります。そんな中でも、スバル車(富士重工)を愛して止まない方々は多く、彼らの事を「スバリスト」と言うのですが、実は芸能人の中にもスバリストが結構いる様ですよ!
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スバリストとは?
初めてスバリストという言葉が使われたのは、1975年の事です。スバルファンの為の月刊誌「カートピア」の中で、「車に対する高い見識を持った、紳士的な運転をするスバルユーザー」を指してスバリストと呼んだのが始まりです。
1975年頃に生まれた言葉なので、生粋のスバリストは、車種でいうとスバル360やスバル1000、レオーネなどに乗り続けている方などが最も当てはまるかもしれないですね。
(画像参照元:Favcars「subaru360」)
一方で、最近流行りのインプレッサやレガシィー、レヴォーグなどからスバルのファンになった方は、スバラーと呼ばれています。
参考:最近では、主にネット上ですが、スバルを愛する方を総称して「スバオタ」という言葉も使われている様です。
スバリストが、スバルの何に惹かれて愛し続けているのかは、それぞれバラバラでしょうが、後述する水平対向エンジンやAWD(他メーカーで言う4WD)に惚れ込んでた方が多い様です。
スバルの特徴
富士重工は、元々航空機メーカーが基盤となっており、多くの航空技術者が自動車開発に携わっていました。その為か、スバルは他の自動車メーカーが持つ既成概念にとらわれない、独自の自動車作りを進めて来ました。
参考:スバルのエンブレムは「六連星マーク」です。牡牛座のプレアデス星団の事を指しており、富士重工業が中島飛行機系の5社を吸収合併する形で誕生した事から、「6社を統合する」という意味を込めて六連星マークになったと言われています。
(画像参照元:スバル公式サイト)
そんなスバルの最大の特徴は、水平対向エンジンです。ピストンを並列に並べる事で振動を減らし、乗り心地が良い点が特徴的です。また、全高が低く、エンジンも軽量なので、安定した走りが可能で安全性も他のエンジンよりも高くなります。
ちなみに、アメリカで発行されている消費者団体専門誌の「コンシューマーレポート」で発表されるブランドランキングで、スバルは第2位を獲得しています(2016年2月発表分にて)。車の走行性や安全性、満足度などから総合評価されるのですが、3年連続首位をキープしていたレクサスを抜き、2位まで上がった事は大きな躍進ですね。
参考:アメリカでは、自分の所有しているスバル車を「subie(スビー)」と呼ぶ様です。
スバリストの芸能人
「実は芸能人にはスバリストが結構いる」という話を耳にする事が有りますが、実際にはどうなのでしょうか?以下で見てみましょう。
注:以下で紹介する方々は、スバル車を所有していた時期が有るというだけで、現時点でも所有しているとは限りません。
まず、北野武さんと所ジョージさんは、スバルが軽自動車を作っていた頃の渾身の作品である「R1」「R2」を所有している事で有名です。また、シンガーソングライターの奥田民生さんも、「R1」を所有しています。
(画像参照元:Favcars「subaru360」)
経済評論家で元公認会計士の勝間和代さんは、レガシィツーリングワゴンの後継車である「レヴォーグ」を所有しています。また、V6の長野博さんは「インプレッサ」、TIMのレッド吉田さんは大家族という事もあり「エクシーガ」を所有しています。
さらに、プロ野球選手の斎藤佑樹さん(ハンカチ王子)は、なんと「レガシィアウトバック・フォレスター・BRZ」の3台を所有しているとのこと。1人でスバル車3台はすごいですね。
ちなみに、芸能人ではないですが、アメリカの投資家で超大富豪のウォーレンバフェットさんは、「レガシィ・アウトバック」を所有しています。総資産が数兆円も有るバフェットさんは、超高級車を好みそうな感じもしますが、スバルを選んでくれると何だか嬉しいですね。
参考:バフェットさんについては、たまたまアウトバックに乗っていただけで本人の車ではない、という話も有ります。
まとめ
いかがでしたか?スバリストは、生粋のスバル好きで他にもスバラーなども登場して来ている事、高級車に乗っているイメージの強い芸能人の中にもスバリストが結構いる事、などが分かりましたね。
なお、スバリストの聖地とも言われているスバルビジターセンターでは、スバルの歴代車両やエンジンなどが展示されており、工場見学も出来ます。興味が有る方は一度行ってみてはどうでしょう?