街中を走っていると、バイクの荷台にバイク便と書かれた大きな箱を載せて走っている方を見かけますよね。彼らはバイク便と呼ばれる仕事をしているのですが、一体どの様な仕事で、給料はどれくらいもらえるのでしょうか?
ここでは、バイク便の仕事内容や給料などについて見ていきます。
バイク便の仕事内容は?
バイク便は、一般企業や運送会社からの依頼を受けて、荷物をバイクで指定の場所に運ぶのが仕事です。書類や小荷物など「その日のうちに運ばないといけない」という、緊急の場合に利用される事が多いです。
配達方法は大きく分けると、毎日決まったルートを配送する「定期便」と、電話などで仕事の依頼を受けてスポットで荷物を運ぶ「スポット便」とが有ります。
他にも、時間単位でバイクをチャーターし、複数の場所に配達するプランや、2時間以内というゆっくりとした配達の代わりに安めの料金設定となるプランなど、会社毎に様々なプランが用意されています。
参考:バイク便は急を要する仕事で危険も伴うので、一般的な宅配業者と比べると利用料金が高いです。
なお、バイク便を展開している会社はたくさん有りますが、中でも、ソクハイやBy-Qが業界大手です。
バイク便の給料は?
バイク便のドライバーは、運送会社や企業から業務委託という形で仕事を受けるのが一般的です。業務委託の場合は、売上の50%弱程度が自分の収入となりますが、一方でガソリン代や有料道路の料金、保険料などは自己負担となります。
注:個人事業主となるので、税務署での確定申告が必要となります。
業務委託なので、頑張れば頑張る程収入は増えますし、勤務時間や休日も自由が効きます。月に20日前後ガッツリ働いて、40〜60万円程度の収入となる方が多い様ですね。
一方で、アルバイトの場合は地域によって差が有りますが、関東地方だと時給1,000〜1,200円程度となります。
中には、副業として始めたけど「結構自分には向いているな」と思って、本業として取り組む方もいる様です。ただ、「危険な仕事に見合う高い給料か?」と聞かれると、それほど高い様な感じはしないですね・・・。
必要な学歴・資格は?
バイク便の仕事に就くのに学歴は特に問われませんが、バイクに乗るので普通自動車二輪免許(原付でもOKな事も有ります)が必要です。そして、18歳以上(※)かつ免許取得後6ヶ月や1年以上経過している事、が条件となっている事が多い様です。
※:20歳未満の方は親の同意が必要です。
学歴や資格がそれほど求められていないので、バイク便のライダーを始めるのは簡単ですが、急いでいる客の為に時間を守る事はもちろん、危険が伴う仕事なので、道路交通法などの法律に遵守する事もとても重要となります。
なお、バイク便はひたすらバイクで荷物を運ぶ仕事です。バイクが好きな方は、好きな事をしてお金を貰えるので最高ですね。また、バイク便は荷物の受け渡し以外で人と接する事は殆ど無いので、コミュニケーションが苦手という方にも向いていますね。
まとめ
いかがでしたか?バイク便のライダーは、基本的にはずっとバイクの運転をしています。頑張れば高収入も期待で出来ますが、バイクは車の運転よりも危険なので、自分に向いている仕事かどうかをしっかりと見極める事が必要ですね。
なお、バイクではなく自転車で荷物を配達する「自転車便」もバイク便の会社が行っています。バイクはちょっと難しいけど、自転車でなら・・・という方には良いかもしれないですね。
スポンサーリンク