自動車保険の無事故割引とノンフリート等級制度は別物!両者の違いを徹底解説

 
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自動車保険の気になる部分と言えば、月々の保険料です。

その保険料が安くなる要因として、「無事故割引」が挙げられますが、ハッキリ言ってよくわからない要素ですよね。

「無事故割引」とは1年間事故が起こすことがなければ、次の年の保険料を2%割引制度のこと。

この無事故割引ですが、保険に疎い人でも「等級と何かしらの関係があるのではないか」とイメージできることでしょう。

しかし実は「無事故割引」と、等級別に割引される制度である「ノンフリート等級制度」はまったくの別モノということをご存知でしょうか。

※画像出典:イーデザイン損保「無事故のあなたも応援する イーデザイン損保だけの無事故割引」より

上記のように「無事故割引」とはイーデザイン損保だけの割引制度であり、等級によって月々の保険料が割引される「ノンフリート等級制度」とはまったくの別物なのです。

既存のネット記事ではあたかもノンフリート等級制度を「無事故割引」を解説している場合がありますが、全然違うという事実を忘れてはいけません。

もしこの事実を理解してなければ、最悪の場合、等級によって割引されるノンフリート等級制度が「無事故割引」だと勘違いして、間違った保険選びをしていたかもしれませんよ?

しかし、ご安心ください。今回の記事ではファイナンシャルプランナーである筆者が無事故割引を解説しつつ、等級制度についてもシンプルにわかりやすく説明していきます。

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「無事故割引について知りたい」「無事故によって得られる恩恵は何なのか、確認しておきたい」という人にとっては、必見の内容となってますので、ぜひ最後までご覧ください。

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無事故割引とは何が違う?自動車保険の「ノンフリート等級制度」とは

代理店型で保険に加入する夫婦

無事故割引について理解するなら、絶対に避けては通れないのが「等級制度」です。

まずは等級制度について、シンプルにわかりやすく解説していきましょう。

等級とは?

「等級とは何なのか」をカンタンにいうと、保険加入者の「ランク」といえばわかりやすいでしょうか。

自動車保険に初めて加入すると、まずは「6等級」としてあなたはランク付けされます。

もし1年間無事故でいれば、等級は「7等級」にランクアップするという仕組みです。

もちろん次の年も無事故でいれば、「8等級」になることができますよ。

なお、等級がランクアップする条件は基本的に「1年間無事故でいること」ですが、実は「1年間保険を使わないこと」でもランクアップが可能です。

ノンフリート等級制度とは?

等級が上がると何のメリットがあるのかというと、実は自動車保険料の割引が適用されます。これを「ノンフリート等級制度」といいます。

ノンフリート等級制度は、等級があがるにつれ割引率が増えるのが特徴。具体的には以下のようになっていますよ。

等級無事故事故あり
1等級64%増
2等級28%増
3等級12%増
4等級2%引
5等級13%引
6等級19%引
7等級30%引20%引
8等級40%引21%引
9等級43%引22%引
10等級45%引23%引
11等級47%引25%引
12等級48%引27%引
13等級49%引29%引
14等級50%引31%引
15等級51%引33%引
16等級52%引36%引
17等級53%引38%引
18等級54%引40%引
19等級55%引42%引
20等級63%引44%引

保険会社によっては上記の数値が若干変わる場合がありますが、最高ランクの20等級になれば、60%以上の割引が受けられます。

なお逆に事故を起こしてしまう(または保険金の支払を受ける)と、等級は一気に1~3等級ダウンしてしまいます。

1~3等級まで下がってしまうと、保険を継続できなかったり、新規で保険が受けられなくなったりするので要注意です。

このようにノンフリート等級制度は、無事故だと割引されていく制度なので、「無事故割引」と一緒くたにされてしまうわけです。

イーデザイン独自の制度?自動車保険の「無事故割引」とは

インターネット割引

ここまで「ノンフリート等級制度」について紹介してきましたが、「無事故割引」とは別物だということを理解していただけたと思います。

では「無事故割引」とは一体何なのかというと「イーデザイン損保」独自の割引制度になります。

イーデザイン損保の「無事故割引」とは

「イーデザイン損保」とは、特徴的なCMでお馴染みの保険会社ですね。店舗を持たないダイレクト型保険として有名な会社です。

https://www.youtube.com/watch?v=9F7iV7TatBs

そんなイーデザイン損保の「無事故割引」とは、イーデザイン損保で契約したあと、1年間事故がなかったら、次の年の保険料を2%割引する制度です。

イーデザイン損保なら「ノンフリート等級別料率制度(等級制度)による割引・割増」を適用した保険料に、さらに「無事故割引」を適用します。
「無事故割引」は、等級にかかわらず、事故がなかったすべての方が対象です。
「ずっと事故がなく20等級まできたが、これ以上等級が進行しないので割引がない」と思っていた方も、さらに割引になります!

※出典:イーデザイン損保「無事故のあなたも応援する イーデザイン損保だけの無事故割引」より

このように無事故割引は先述した「ノンフリート等級制度」と別に処理されるので、さらなる割引が期待できるというわけ。

どちらかというと、追加で発動するオプション的な立ち位置、と言っても過言ではないでしょう。

イーデザイン「無事故割引」は継続するとさらに割引が期待できる

「ノンフリート等級制度」は無事故を続ければ一年ごとに保険料が安くなる仕組みでしたが、実はイーデザインの「無事故割引」も無事故をつづければ保険料が安くなります

イーデザイン損保に長く契約いただくお客さまに感謝の気持ちを表したいという思いから「継続割引」もご用意しております。契約年数に応じてさらにおトクな保険料をご提供します。

※出典:イーデザイン損保「無事故のあなたも応援する イーデザイン損保だけの無事故割引」より

※画像出典:イーデザイン損保「無事故のあなたも応援する イーデザイン損保だけの無事故割引」より

当然イーデザイン損保も「ノンフリート等級制度」が適用されますから、無事故状態でイーデザインを使いつづければどんどん安くなるという好循環が生まれますよ。

「無事故割引」と「ノンフリート等級制度」は一緒するのはNG

イーデザインの「無事故割引」は、独自のオプションサービスなので、どの会社でも行われているわけではありません。

一方、「ノンフリート等級制度」は、どの自動車保険でも自然と適用される制度です。

つまり、「本当の無事故割引」は、保険会社選びを間違ってしまうと適用されないのです。

もし「本当の無事故割引」を確実に地用させたいのであれば、イーデザインを利用するという「一択」になることをお忘れなく。

【総評】事故発生は制御できないので「無事故割引」に過度な期待はダメ

強引な営業

ここまで自動車保険における「無事故割引」について様々な知識を紹介してきましたが、「無事故割引」とはどのように付き合っていけばいいのでしょうか。

結論から言いますと、無事故にできる自信があるのであれば「無事故割引」が提供されている保険会社「イーデザイン」を選ぶと良いでしょう。

もし無事故にできる自信がないのであれば、そこまで過度に「無事故割引」に期待する必要はありません

実際に無事故割引がなくても、無事故を続けていけば割引が実行される「ノンフリート等級制度」はどの保険会社でも適用されます。

「ノンフリート等級制度」の方が割引率も大きいですから、「無事故割引」にそこまで肩入れする必要もないでしょう。

一方的に事故を受ける可能性もあることを忘れない

そもそも、無事故にできるかどうかなんて、自分1人ではどうにもならない要素であります。

上記のように追突事故などは100%相手が悪いということも多いため、自分では「無事故」をコントロールできません。

だからこそ、運転に自信があったとしても事故が起こり得るのです。

無事故割引よりも元々の保険料が安い会社を選ぶべし

自分の責任ではなく他人の責任で事故が発生してしまうと、「せっかく無事故割引を期待していたのに」と落胆してしまうことでしょう。

だからこそ、「無事故割引」に過度な期待をする必要はありません。

ハッキリ言って、無事故割引を重視するよりも、自分の求める保障内容で元々の保険料が安い会社を選ぶ方が重要ですよ。

保険の金額は、あなたの状況によって各社異なります。

実際に複数社見積もりして比較すると、イーデザインよりも安くて条件の良い保険会社が見つかるはずです(もちろん、比較した結果、イーデザインが一番という場合もありますが)

しかしそうなると、1社1社見積もりをしていくことになるのですが、さすがに効率が悪いですよね。

そこでオススメなのが「一括見積もり」を使うことです。

自動車保険の一括見積もりで最も安い保険会社がわかる

自動車保険の一括見積もりとは、自分の車の状況や希望する補償内容などを入力すれば、様々な保険会社から保険料の提示をもらえるサービスのこと。

仕組みとしては、以下のようになっていますよ。

自動車保険一括見積もりの仕組み

つまりは自分が求めている補償内容で、最も安い保険料を提示する業者を見つけることができるというわけ。

もちろん、どの保険会社も「ノンフリート等級制度」がありますから、無事故状態が続くと割引が効きますよ。

無事故割引なんて使わなくても、安い保険会社が必ず見つかるはずですので、ぜひ一括見積もりを使ってみてください。

まとめ

今回は自動車保険における「無事故割引」について、深掘りしてきました。

「無事故割引」は等級が大きく関わってくる「ノンフリート等級制度」とは、全く違うものだということをご理解いただけたことでしょう。

無事故を続けることが、どのように自動車保険に影響及ぼすのか気になっていた人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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