そろそろ期限が迫ってきた「車検」。いったいどこの業者に頼めばいいか、迷っていませんか?
もし初めての車検であれば、依頼できる業者にどんな種類があるのかもわからないため、本当に不安ですよね。
車検の知識がない人だと、どこの業者に頼んでも同じだと思っている人もいますが、それは大きな間違い。
実は車検をお願いできる業者はいくつか種類があり、得られるサービスの質が全然違うということをご存知でしょうか?以下をご覧ください。
比較項目 | ディーラー | 整備工場 | 車検専門店 | 自分で実行 |
---|---|---|---|---|
必要金額 | × | △ | ○ | ○ |
接客 | ○ | △ | △ | × |
スピード | △ | △ | ○ | × |
安心感 | ○ | △ | △ | × |
このように業者によって、金額はもちろんのこと、受けられるサービスの質が全然変わってくるのです。
もしこれを理解していなければ、接客の質が悪いうえに金額も高いという最低最悪の業者に依頼してしまうかもしれません。
しかし今回の記事には、車検を依頼できる業者の種類別の解説はもちろんのこと、どうすれば良い業者に会うことができるのかも解説していますのでご安心を。
これから車検を受け取る人にとっては絶対に役に立つ知識がなっていますので、是非最後までチェックしてみてください。
種類を知る前に絶対におさえておくべき「車検」の基礎知識
まずは絶対におさえておくべき「車検」の基礎知識について解説しておきましょう。
もちろん「車検については知っている」という人は、次の「どこに依頼すべき?車検の種類を4つの項目で比較」まで飛ばしてもらってかまいません。
そもそも車検とは?
「車検」とは「自動車検査登録制度」の略称で、車両の状態などが定められた水準に適合しているかを一定期間ごとにチェック
つまりは、あなたの車が公道を走っても大丈夫かチェックする制度というわけです。
車検を行うために必要な資格などは存在しないため、やろうとおもえば自分でチャレンジすることもできます。
車検の期限
車検には期限があり、いつ切れるのかは「車検証」で確認できます。
車検証とは車検を受けたかどうかを証明する書類で、車検証の有効期限の満了する日が記載されています。
青の丸で囲っているところが、車検切れの日付です。
他にも日にちが記載してある箇所があるので、間違えないようにしてくださいね。
車検にかかる費用
一口に車検の費用といっても、いくつかの項目が内包されているので注意しないといけません。
具体的には車検費用は、以下の3つの費用で構成されていますよ。
- 法定費用→自賠責保険・重量税・印紙代のこと。車種ごとに金額が決まっている
- 車検基本料→基準に適合させるために最低限必要な整備費用のこと
- 追加整備費用→基準の適合以外になる任意の整備費用のこと。必須の費用ではない
実は上記の「法定費用」以外の金額は、車検をしてもらう業者によって変わります。
つまり法定費用だけが法的に金額が決まっているというわけ。具体的には以下のような金額になります。
比較項目 | 軽自動車 | 普通車 | |||
---|---|---|---|---|---|
車両重量 | - | ~1,000kg | 1,001~1,500kg | 1,501~2,000kg | 2,001~2,500kg |
重量税 | 6,600円 | 16,400円 | 24,600円 | 32,800円 | 41,100円 |
自賠責保険料(24か月分) | 25,070円 | 25,830円 | |||
印紙代 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
法定費用合計 | 32,770円 | 43,330円 | 51,530円 | 59,730円 | 68,030円 |
仮に軽自動車で車検費用が「13万円です」と業者に言われたら、約10万円は業者がなんらかの理由で自由に設定していることになります。
そのため、車検費用を安くするのであれば、法定費用以外の金額を意識することが重要になってきます。
車検切れの車を走らせると罰則が発生する
車検は法律で定められたルールなので、車検が切れたまま公道を走ると罰則が発生します。
具体的には「無車検車運行」(道路運送車両法違反)となり、以下の罰則を受けます。
- 違反点数6点(前歴がない場合)
- 30日間の免許停止
- 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
罰則としてはかなり重いので、必ず車検を受けるようにしましょう。
どこに依頼すべき?車検の種類を4つの項目で比較
車検切れのまま走ることは完全にアウトなので、期限が迫ったら車検を通すことが必要になります。
そうなると業者に車検をお願いすることになるのですが、依頼先の種類としては以下の4つが代表的ですよ。
比較項目 | ディーラー | 整備工場 | 車検専門店 | 自分で実行 |
---|---|---|---|---|
必要金額 | × | △ | ○ | ○ |
接客 | ○ | △ | △ | × |
スピード | △ | △ | ○ | × |
安心感 | ○ | △ | △ | × |
ではそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
車検の種類1.ディーラー車検
ディーラーといえば、新車を販売するショップのこと。大きな道路を通っていると、以下のような店舗を見たことがありませんか?
※画像出典:グーネット「日産ディーラー紹介ページ」より
自動車メーカーの看板をデカデカと掲げている店舗が見つかれば、ディーラーと言っても過言ではありません。
ディーラーでは基本的に新車の販売を専門にしていますが、中には以下のように店舗内に整備工場を備えた場合があります。
このように工場を備えたディーラーでは修理や点検整備はもちろんのこと、車検まで行っているのです。
ディーラーは自動車メーカー直結の「正規店舗」ですから、車検時にはメーカー純正パーツを使ってくれます。
そのうえ、スタッフの知識や経験が豊富、さらには接客も良い、と「いたせりつくせり」といった内容。
大事な愛車を車検のタイミングで完璧に仕上げたいという人には最高の選択肢ですが、金額的に高いのと、スピード感があまりないのが難点
車検の種類2.整備工場
整備工場も車検を受け付けていますが、基本的に個人営業の整備工場が多いですね。イメージ的にはこんな感じです。
※画像出典:グーネット「民間整備工場紹介ページ」より
整備工場には「指定工場」「認定工場」という種類があり、車検をお願いするなら必ず違いを知っておかないといけません。
- 指定工場→自社だけで車検がすべて完了できる
- 認証工場→自社だけで検査完了できないので、車検場でチェックしてもらう必要がある
指定工場の方が車をわざわざ移動させる必要がないので、スピード的にも金額的にも条件が良くなります。
整備工場に頼むのであれば、指定工場かどうかをチェックするのは必須になるでしょう。
なお、整備工場は質の高い工場ももちろんありますが、「ハズレ」ともいえる工場があるのも事実。
スピードが遅かったり、接客も適当なのにもかかわらず金額が高い工場もいます。
信頼できる工場を見つけるのは結構な難易度なので、知り合いの整備工場がある人以外はハッキリ言って使うことをおすすめできません。
車検の種類3.車検専門店
車検を専門で行う「車検専門店」ともいえる企業が全国各地に存在します。
代表的なのは「カーコンビニ倶楽部」でしょうか。CMをガンガン流しているので全国的にも有名ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3bx8n1EP0RI
専門店と銘打つだけあって「安さ」「スピード」は圧倒的です。
朝に車を持っていけば、その日のうちに車検が完了する店舗は多いですし、他の業者を徹底的に意識した安さも魅力です。
車検に通るためだけを考えた格安の即日プランなども存在するため、ディーラーや整備工場とは比にならない安さとスピードを誇ります。
しかし、安さやスピードだけを追求しすぎた結果なのか、接客が微妙な店舗も見受けられます。
車検専門店はフランチャイズ展開していることが多く、車検そのもののマニュアルは徹底しているものの、接客についてはキチンと設定されていないこともあるのです。
説明して欲しいところを放置されたりと、安心感に劣る店舗も存在するということを知っておくべきでしょう。
車検の種類4.自分で車検
実は自分の力で車検をすることも可能です。「ユーザー車検」と呼ばれていますね。
ユーザー車検は自分で「点検」「書類作成」「車検場までの車持ち込み」をこなしていくことになりますが、はっきり言って現実的ではありません。
点検時には車に対する深い知識が必要ですし、書類作成も大変。ミスなしで作成するのは至難の業になります。
以下の動画を見ればわかりますが、車検場への持ち込みも相当に大変ですよ。
頑張って時間をかけてチャレンジしても、結果的に車検が通らないケースも考えられます。
今回ユーザー車検して思った事
→当日の検査よりも車検整備のほうが大変だった。
検査とか一瞬、むしろ書類書くのがめんどくさい— さちん(解凍済) (@sachin0116) April 3, 2018
ユーザー車検は前の愛車で不合格食らって大変な思いをしたなぁ(^_^;) 車検無事終了おめでとう。そしてお疲れ様でした(^^)
— みったん (@mittan_nikumaru) April 4, 2018
このように実際にチャレンジした人たちも、落ちたり、時間がかかったりと散々な目にあっています。
プロとはいかないまでも、セミプロレベルの知識や情熱がある人以外には、おすすめできない方法といえるでしょう。
車検は何の種類を選ぶのがベスト?自分に合った選び方とは
ここまで車検の種類について見てきましたが、さまざまな種類があることをおわかりいただけたと思います。
では一体どこの業者にお願いすれば「ベストな選択」になるのでしょうか?
「安心」という観点で考えるのであれば、自動車メーカーのお膝元で行う「ディーラー車検」でしょう。
しかし「金額」に関してはかなり問題ありです。
もともとの工賃も高いうえに、パーツを新品に交換することも多く、びっくりするような金額になりがちです。
一方で整備工場は色々と中途半端ですから、悩ましいところですよね。
そうなると、安くて早い「車検専門店」を選択するのがいい、といえます。
唯一の弱点でもある「接客」や「安心感」についても、店舗ごとに差があるので、良い店舗さえ選べばカンタンに解消することもできます。
つまり、安心感をもたらしてくれる接客ができるかどうかを、事前に確認すればいいのです。
では一体どうすれば、車検専門店の接客などを事前に確認することができるのでしょうか。
実は非常にカンタンで、誰でもすぐに車検費用を確認できる「楽天車検」をつかえば、比較的簡単に、安心して依頼できる買取業者をみつけだせますよ。
楽天車検の賢い使い方を完全解説
楽天車検とは、あなたの地域で車検を担当してくれる業者をピックアップしてくれるサービスのこと。
楽天車検にアクセスして、自分の郵便番号を入力すると・・・。
※画像出典:楽天車検「郵便番号入力ページ」より
以下のように、該当する車検専門店が一気に出てきます。
右側には車検金額が出ているので、この中から自分の予算内の業者を選択してください。
業者を選択したら、以下のような画面になります。
※画像出典:楽天車検「車検業者詳細ページ」より
この画面では既に利用した人の評判や口コミを見ることができます。
※画像出典:楽天車検「車検業者詳細ページ」より
この車検会社を使った上での口コミがガッツリ書かれているので、接客などがちゃんとしてるのか、安心感はあるのかというのを事前に確認することができます。
このように楽天車検を使えば、車検専門店の弱点とも言える接客や、安心感を充実させた業者を簡単に見つけることができるのです。
もし「安さ」「安心感」「早さ」などをすべて兼ね備えた贅沢極まりない車検業者を見つけたいのであれば、楽天車検を使うようにしてください。
まとめ
今回は車検を担当する業者の種類について、深堀りしてきました。各社を比較すると以下のようになります。
比較項目 | ディーラー | 整備工場 | 車検専門店 | 自分で実行 |
---|---|---|---|---|
必要金額 | × | △ | ○ | ○ |
接客 | ○ | △ | △ | × |
スピード | △ | △ | ○ | × |
安心感 | ○ | △ | △ | × |
基本的には車検専門の業者を使うべきだ、ということを理解していただけたことでしょう。
今後車検を控えている人は、今回解説した内容をぜひ参考にしてみてください。