全部で4ステップ!誰でもできる車検を安くする方法

 
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定期的に支払わなければならない車検の費用ですが、どうにかして安くならないものかと悩んでいませんか?

車検の費用は10万円を軽く超える金額になるため、少しでも安くしたいものですよね。

安くはしたいと思うものの、具体的にはどのように動けばいいかわからないはず。

しかし実は車検費用を安くする事は意外と簡単だということをご存知でしょうか?以下をご覧ください。

  • ステップ1.ネット見積もりで複数の車検業者を比較
  • ステップ2.実車の見積もりを依頼
  • ステップ3.値引き交渉
  • ステップ4.車検を依頼

このようにちょっとした工夫をするだけで、車検を安くする事は可能なのです。

もしこの事実について知らなければ、本当は高い車検費用なのに「この金額が妥当なんだ」と気づかないうちに高い金額を払っていたかもしれませんよ?

しかし、ご安心ください。今回の記事では車検の基礎知識はもちろんのこと「どうすれば車検が安くなるのか」という具体的なコツやテクニックを紹介しています。

なんとかして車検を安くしたいと思っている人には必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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安くする方法の前に知るべき「車検」の基礎知識

車検

まずは絶対におさえておくべき「車検」の基礎知識について解説しておきましょう。

もちろん「車検については知っている」という人は、次の「【全4ステップ】車検安くする手順を完全ガイド」まで飛ばしてもらってかまいません。

そもそも車検とは?

車検とは「自動車検査登録制度」の略称で、車両状態が定められた水準に適合しているかを一定期間ごとにチェックすること

つまりは、あなたの車が公道を走っても大丈夫かチェックする制度になります。

車検を行うために必要な資格などは存在しないため、やろうとおもえば自分でチャレンジすることもできますよ(詳しくは後述)

車検の期限

車検には期限があり、いつ切れるのかは「車検証」で確認できます。

車検証とは車検を受けたかどうかを証明する書類のこと。車検証の有効期限の満了する日が記載されている。

車検証の有効期限

青の丸で囲っているところが、車検切れの日付ですが、他にも日にちが記載してある箇所があるので、間違えないようにしましょう。

車検にかかる費用

車検の費用にはいくつかの項目が内包されているので注意しないといけません。具体的には以下の3つの費用で構成されていますよ。

  • 法定費用→自賠責保険・重量税・印紙代のこと。車種ごとに金額が決まっている
  • 車検基本料→基準に適合させるために最低限必要な整備費用のこと
  • 追加整備費用→基準の適合以外になる任意の整備費用のこと。必須の費用ではない

実は上記の「法定費用」以外の金額は、車検をしてもらう業者によって変わります。

つまり法定費用だけが法的に金額が決まっています。具体的には以下のような金額になりますよ。

比較項目軽自動車普通車
車両重量-~1,000kg1,001~1,500kg1,501~2,000kg2,001~2,500kg
重量税6,600円16,400円24,600円32,800円41,100円
自賠責保険料(24か月分)25,070円25,830円
印紙代1,100円1,100円1,100円1,100円1,100円
法定費用合計32,770円43,330円51,530円59,730円68,030円

もし軽自動車で車検費用が「13万円です」と業者に言われたら、約10万円は業者がなんらかの理由で自由に上乗せしていることになります。

したがって車検費用を安くするのであれば、法定費用以外の10万円の金額をいかに安くするかが重要になってくるわけです。

車検切れの車を走らせると罰則が発生する

車検は法律で定められた義務なので、車検が切れたまま公道を走ると罰則が発生します。

具体的には「無車検車運行」(道路運送車両法違反)となり、以下の罰則を受けますよ。

  • 違反点数6点(前歴がない場合)
  • 30日間の免許停止
  • 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

罰則としてはかなり重いので、必ず車検を受けるようにしましょう。

車検の種類は4種類

基本的には業者に車検をお願いすることになるのですが、依頼先の種類としては以下の4つが代表的です。

比較項目ディーラー整備工場車検専門店自分で実行
必要金額×
接客×
スピード×
安心感×

ではそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

車検の種類1.ディーラー車検

ディーラーといえば新車を販売するショップであり、大きな道路沿いにある以下のような店舗ですね

日産ディーラー

※画像出典:グーネット「日産ディーラー紹介ページ」より

ディーラーでは基本的に新車の販売を専門にしていますが、中には以下のように店舗内に整備工場を備えています。

アウディディーラー

画像出典:グーネット「アウディディーラー紹介ページ」より

上記のように工場を備えたディーラーでは修理や点検整備はもちろんのこと、車検まで行っており、メーカー純正パーツを使ってくれます。

そのうえ、スタッフの知識や経験が豊富、さらには接客も良いので、大事な愛車を車検のタイミングで完璧に仕上げたい人には最高の選択肢になるでしょう。

しかし金額的に高いのと、スピード感があまりないのが難点ですね…。

車検の種類2.整備工場

整備工場も車検を受け付けていますが、基本的に個人営業の整備工場が多く、イメージ的にはこんな感じの場所になります。

整備工場

※画像出典:グーネット「民間整備工場紹介ページ」より

そんな整備工場には「指定工場」「認定工場」という種類があり、車検をお願いする前までに必ず違いを知っておかないといけません。

  • 指定工場→自社だけで車検がすべて完了できる
  • 認証工場→自社だけで検査完了できないので、車検場でチェックしてもらう必要がある

指定工場の方が車をわざわざ移動させる必要がないので、スピード的にも金額的にも条件が良くなるでしょう。

だからこそ整備工場に頼むのであれば、指定工場かどうかをチェックするのをお忘れなく。

なお、整備工場はピンからキリまであり、信頼できる工場を見つけるのは結構な難易度です。

「ハズレ」を引くことも多いので、知り合いの整備工場がある人以外はハッキリ言って使わないほうがいいでしょう。

車検の種類3.車検専門店

車検を専門で行う「車検専門店」ともいえる企業が全国各地に存在します。代表的なのは「カーコンビニ倶楽部」でしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=3bx8n1EP0RI

専門店と銘打つだけあって「安さ」「スピード」は圧倒的であり、朝に車を持っていけば、その日のうちに車検が完了する店舗は多いです。

車検に通すためだけを考えた格安の即日プランなども存在するため、ディーラーや整備工場とは比にならない安さとスピードを誇りますよ。

しかし、安さやスピードだけを追求しすぎた結果なのか、接客が微妙な店舗も見受けられるので要注意。

全ての専門店がそうではありませんが、説明して欲しいところを放置するような「安心感に劣る店舗」も存在するので気をつけてください。

車検の種類4.自分で車検

実は自分の力で車検(ユーザー車検)するのも可能で「点検」「書類作成」「車検場までの車持ち込み」をすべて自力でこなしていくことになります。

ただし、はっきり言って現実的ではありません。点検時には車に対する深い知識が必要ですし、書類作成もミスなしで作成するのは結構な難易度です。

上記のように実際にチャレンジした人たちも、落ちたり、時間がかかったりとなかなか思うようにうまくは行っていませんのでオススメはできない方法です。

【全4ステップ】車検安くする手順を完全ガイド

車検の検査ライン

ここまでは車検について押さえておくべき基礎知識について紹介してきましたが、はっきり言って車検費用を最も安くできるのは「ユーザー車検」です。

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しかし、ユーザー車検は平日しか受けられませんし手続きが色々と複雑。素人にとっては難易度の高い車検方法なので、あまりオススメもできません。

そこでここからは、業者に車検を依頼する場合において、車検費用を安くする方法を紹介します。

具体的に車検費用を安くする手順は、以下の通りになりますよ。

  • ステップ1.ネット見積もりで複数の車検業者を比較
  • ステップ2.実車の見積もりを依頼
  • ステップ3.値引き交渉
  • ステップ4.車検を依頼

それではそれぞれのステップで、具体的に何をしていくのか解説していきましょう。

安くするステップ1.複数の車検業者を比較

先述したように車検を依頼できる業者は、整備工場からディーラーまで様々あります。これらの全ての業者の車検費用は均一ではありません。

A社に依頼すれば15万円の場合あっても、B社に依頼すれば10万円となる事もあります。

しかし、たくさんの業者の中から車検費用が最も安い業者を1社1社見積もりを取って探し出すのは現実的に不可能な話ですよね。

そこで利用するのがネット見積もりです。住んでいる地域で営業している業者の車検費用を一括で比較する事ができますよ。

郵便番号と車のメーカー・車名などを入力するだけの簡単な作業でピックアップされた業者の中から、車検費用の安い業者を2・3社選びます。

具体的にどんなサイトを使えばいいのかというと、クレジットカードやプロ野球チームでお馴染みの「楽天」が運営する「楽天車検」をつかうのをおすすめします。

【補足】楽天車検の使い方

まずは「楽天車検」にアクセスして、自分の郵便番号を入力してみましょう。

楽天車検

※画像出典:楽天車検「郵便番号入力ページ」より

そうすると、以下のように該当する車検専門店が一気に出てきます。

楽天車検の一覧

画像出典:楽天車検「車検業者一覧ページ」より

右側には車検金額が出ているので、この中から自分の予算内の業者を選択してください。とりあえず最も安い車検金額を提示する業者を選ぶのも良いでしょう。

業者を選択したら、以下のような画面になります。

車検業者詳細ページ

※画像出典:楽天車検「車検業者詳細ページ」より

この画面では既に利用した人の評判や口コミを見ることが可能です。

車検業者の口コミ・評判

※画像出典:楽天車検「車検業者詳細ページ」より

車検会社を実際に利用してみたの口コミがガッツリ書かれているので、接客などがちゃんとしてるのかを事前に確認することができますよ。

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安くするステップ2.実車の見積もりを依頼

ネットの見積もりの価格は、先述した「法定費用」「車検代行手数料」「整備基本料」の合計金額です。

つまり、依頼する車に整備がどれだけ必要なのかによって、実際の車検費用は大きく変わってきます

そのため、選んだ2・3社に車を持ち込んで車検費用の「実車見積もり」をしてもらいましょう。

業者によっては整備など一切せずに車検だけを通す「即日プラン」や、車検には関係のない整備まで行う「安心プラン」など様々なプランを提示してきます。

そのため、できるのであれば、その会社が提案できるプランを全て出してもらうようにしましょう。

なお、車検時には車を業者に預ける事になるので、代車の有無も確認しておくのも忘れないようにしてください。

安くするステップ3.値引き交渉

さて実車での見積もりを取ったら、今度は「値引き交渉」です。実は車検の費用も値引き交渉が可能ですよ。具体的な値引き交渉の順序としては、以下の通りです。

  • ① 点検整備費用の予算を提示
  • ② 中古部品の利用の提示
  • ③ 他社の見積書の提示

それでは、それぞれの項目で一体何をするのか解説していきましょう。

交渉の順序1.点検整備費用の予算の提示

業者に点検整備を依頼すると、「利益の確保」と「整備後の不具合の防止」により、整備費用はびっくりするぐらいの金額になる事が多いです。

なぜそんなに整備費用がかかるのかと言うと、少し劣化している部品があれば、良くも悪くも業者は交換しようとするから。

そのせいか、全てを業者任せにしてしまうと、整備費用だけで数十万円の金額になる事もありますよ。

見積書の整備費用がかなりの金額になっている場合は「予算」を提示しましょう。「整備費用は4万円ぐらいで考えているんですが・・・」といった感じです。

すると、業者は最低限必要な整備・部品交換に留めた見積書を作成してくれます。

もちろん提示した予算をオーバーする事もありますが、なんでもかんでも整備・交換されるよりはマシでしょう。

交渉の順序2.中古部品の利用の提示

次に「交換する部品は中古品でも構わない」ことを伝えます。

もちろん、依頼者自身が新品の部品じゃないと不安な場合は、中古部品を無理矢理使用する必要はありません。あくまで車検費用を抑えるためです。

なお、中古部品の中には「リビルト品」と呼ばれる物もあります。

リビルト品は部品をオーバーホールして新品同様に組み直したものですが、値段自体は新品より安く設定されていますよ。

そのため、部品交換に中古品を用いる事で車検費用を抑える事ができます

交渉の順序3.他社の見積書の提示

ここまできたら「最後の詰め」として、他社の見積もりを提示します。「A社はこれぐらいまで料金を下げてくれたのになぁ」といった感じですね。

業者にとって、依頼者は車検だけのお客さんではありません。

今後、修理・整備が必要になった時も依頼してくれるかもしれない見込み客なので無下に扱う事はできません。多少の努力は見せてくれるでしょう。

安くするステップ4.車検を依頼

値引き交渉が終了したら、見積書を比較して、車検費用が最も安い業者に依頼しましょう。

この時、代車の有無も検討材料に加えて下さいね。車を預けている時に代車があった方が何かと便利なので。

あとは依頼する業者の指示に従って、車検の予約・車の入庫・料金の支払いなどを行って下さい。

流れに沿っていけば適当に業者に車検を依頼するよりも、車検費用は安くなっていること間違いなしです。ぜひ真似してみて下さい。

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まとめ

以上、今回は車検を安くする方法について解説してきました。車検を安くしたいのであれば以下のステップをこなしていくことになりますよ。

  • ステップ1.ネット見積もりで複数の車検業者を比較
  • ステップ2.実車の見積もりを依頼
  • ステップ3.値引き交渉
  • ステップ4.車検を依頼

意外とシンプルなステップによって、車検が安くなることをご理解いただけたと思います。

これから車検を受けようと思っている人は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

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