もしエンジンの調子が悪かったり、走行距離が多い車を持っているのであれば、「廃車費用の相場」について気になっていませんか?
廃車と言えばなんだかものすごく大変な作業に感じるので、それ相応の金額が必要になるんじゃないかと心配になりますよね?
では実際どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか。軽普通車と軽自動車に分けて表にまとめてみました。
■普通車の廃車費用相場
廃車費用 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
リサイクル料金 | 1万円~1万3千円 | 購入時に支払い済 |
解体費用 | 数万円の収入 | 収入となる場合がほとんど |
永久抹消登録費用 | 数千円~1万円 | 自分でやれば申請書代のみ |
陸送費用 | 1万円 | 距離によって上下します 持ち込む場合は無料 |
■軽自動車の廃車費用相場相場
廃車費用 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
リサイクル料金 | 8千円~1万円 | 購入時に支払い済 |
解体費用 | 数万円の収入 | 収入となる場合がほとんど |
解体返納費用 | 数千円~1万円 | 自分でやる場合は用紙代のみ |
陸送費用 | 1万円 | 距離によって上下します 持ち込む場合は無料 |
表を見てちょっと気になるところがありませんか?
そう、「解体費用」の項目です。
「数万円の収入」とありますよね?実は廃車をうまく行うことができれば、出費で済ますことなく、実はお金をもらうことができるのです。
このように今回の記事では廃車費用の一般的な相場を紹介しつつ、どうすればお金を払わずに逆にお金をもらうことができるのかを紹介していきます。
廃車しなければならないと思うような古い車を持っている人には必見の知識なので、ぜひ最後までお読みください。
相場を知る前にしっておきたい廃車手続きの流れ
まずは相場を知る前に理解しておきたい基礎知識として、「廃車を行う際の流れ」について解説していきます。
「先に廃車費用の相場が知りたい」「廃車をする流れについては大体知っている」という人は、次の「普通車・軽自動車の廃車費用の相場」まで飛ばしてもらって構いません
さて、廃車をするためには、以下の流れを実行していくことになります。
まず解体業者や、スクラップ業者を見つけ出すことから始まります。ネット経由で見つけることが、最近では主流になっていますね。
また業者に解体をしてもらって、全てが完了ではありません。
陸運支局または軽自動車検査協会で「抹消手続き」を行う必要があります。
普通車の場合は「陸運支局」に足を運び、軽自動車の場合は「軽自動車検査協会」に行きましょう。
この流れの中で、これから解説していく廃車費用が発生していくことになります。
普通車・軽自動車の廃車費用の相場
冒頭でもお見せしましたが、本題ともいえる「廃車費用の相場」を見ていきましょう。
車種や車の状態などで相場は変化しますが、概ねの相場は以下の通りです。
なお、車種によって相場は若干異なるため、普通車・軽自動車で分けてみていきます。
■普通車の廃車費用相場
廃車費用 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
リサイクル料金 | 1万円~1万3千円 | 購入時に支払い済 |
解体費用 | 数万円の収入 | 収入となる場合がほとんど |
永久抹消登録費用 | 数千円~1万円 | 自分でやれば申請書代のみ |
陸送費用 | 1万円 | 距離によって上下します 持ち込む場合は無料 |
■軽自動車の廃車費用相場相場
廃車費用 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
リサイクル料金 | 8千円~1万円 | 購入時に支払い済 |
解体費用 | 数万円の収入 | 収入となる場合がほとんど |
解体返納費用 | 数千円~1万円 | 自分でやる場合は用紙代のみ |
陸送費用 | 1万円 | 距離によって上下します 持ち込む場合は無料 |
このように廃車費用の相場は、普通車と軽自動車で大きな違いはありません。
リサイクル料金の金額が少し異なる程度ですね。
車を解体するのに費用が発生しますが、パーツや鉄スクラップなどの買取金額が発生するので、廃車費用の全体的な相場は支出よりも収入となる場合が多いです。
つまり、廃車した場合、お金が出て行くだけで終わることは少なく、手元にお金が残る方が多いというわけです。(詳しくは後述します)
廃車費用の相場を知るうえで欠かせない4つの費用
ここまで廃車費用の相場を見ていただきましたが、相場の中には見たことも聞いたこともない費用(用語)があったのではないでしょうか?
金額相場そのものは大体イメージがついたでしょうが、わからない用語をそのままにしておいても、本当の理解とは言えません。
そこでここからは、廃車費用の相場を理解する上で必要な費用について紹介していきます。
今回ピックアップするのは、以下4つの費用です。
- リサイクル料金
- 解体費用
- 永久抹消登録(解体返納)費用
- 陸送費用
それぞれの費用について詳しく紹介していきましょう 。
廃車費用1.リサイクル料金
リサイクル料金とは、シュレッダーダスト料金やフロン類料金などで構成され、車の各部品のリサイクル処理などをするための費用です。
ただし、リサイクル料金は購入した車が新車であれ中古車であれ、購入時に既に支払いが終了しています。
金額は車種によって異なります。愛車のリサイクル料金がいくらなのかは「リサイクル券」を見れば分かりますので、確認してみて下さいね。
廃車費用2.解体費用
解体費用とは、エンジンやガソリンタンクなどの様々なパーツを車本体から解体するための費用です。
切り離されたパーツのいくつかは中古品として販売される場合もあります。また、車の骨格部分などは鉄スクラップとして販売されます。
そのため、ほとんどの場合廃車を依頼した人に解体費用が請求される事はありません。むしろ、買取金額が発生する場合が多いです。
廃車費用3.永久抹消登録(解体返納)費用
車を廃車にする場合、車自体を解体した後に運輸支局等で「永久抹消登録手続き」を行わなければなりません(軽自動車の場合は「解体返納」)。
この手続きをする事で「自動車重量税」や「自動車税」の還付を受ける事ができます。(軽自動車税には還付制度はありません)
この永久抹消登録の手続きを業者に代行してもらう場合には「代行費用」が発生します。
もちろん、この手続きを自分でやる事も可能です。
その場合、当然代行費用は発生せず、手続きにかかる費用は基本的に普通車も軽自動車も用紙代だけです。
手続きにかかる主な用紙代
- 申請書(OCRシート)・・・100円未満
- 印鑑証明書・・・200円~400円(軽自動車は不要)
- 住民票・・・300円(車検証の住所が現住所と異なる場合) 等
印鑑証明書と住民票の費用は、手続きを代行してもらう場合も必要です。
廃車費用4.陸送費用
動けない車などは解体工場まで車を陸送する費用が発生します。陸送費用は距離・車種によって異なります。
もちろん、車を自分で解体工場に持ち込めば無料です(車が走行可能な場合)。
廃車なのに「収入」が発生するケースを解説
「廃車費用 相場」で検索している人は、基本的に廃車にはお金はかかるものと思っていることでしょう。
しかし先述したように、廃車したとしても収入が発生することの方が多いのです。
どのようなケースで収入が発生するのか、見ていきましょう。
なお、大前提として知っておきたいのは、廃車する際に収入が発生するケースは、廃車そのものを買取業者に依頼しなくてはならないことです。
中には廃車手続きだけを専門とする解体業者やスクラップ業者が存在しますが、そのような業者に持って行っても収入が発生することはありません。
本当は発生したとしても「廃車してお金が発生することなんてないだろう」という常識を逆手にとって、お金を渡さないことでしょう。
そのため廃車する際に収入が欲しいのであれば、必ず買取業者に行くようにしてください。
ケース1.税金の還付金やリサイクル料
車体の買取金額が発生する上に、税金の還付金や自賠責保険やリサイクル料の返戻金も発生するので、廃車であっても基本的に収入が発生します。
税金の還付金や自賠責保険の返戻金は、車検の有効期間・自賠責保険の契約期間が残っている場合などに発生します。
なお買取業者の中には、税金の還付金などが発生するのに「こちらは廃車当然の車なのでタダで引き取ってくれるだけありがたいと思ってください」と言ってくる場合があります。
実際、廃車には費用はかかりますが、廃車費用を差し引いたとしても税金の還付金やリサイクル料が返ってくる場合の方が多いので、業者選びはしっかりとした方がいいでしょう。
ケース2.車体金額
廃車寸前の車だったとしても、車体そのものにはまだまだ価値があります。
「廃車すべきだ」と考えられる車は、基本的に走行距離が多かったり、エンジンがやられていたりすることが多いです。
しかし、それ以外のパーツについては、既存の車の修理部品に使えるので、車体そのものには金額がつくべきなのです。
実際にお金を出しても廃車寸前の車を買取したい、という買取業者は非常に多いです。
廃車寸前の車だとしても、下手にへりくだることなく、「自分の車にはまだまだ価値があるのだ」という気持ちでいてください。
相場を度外視?廃車費用を払うことなくお金をもらう方法
廃車費用をゼロにして、なおかつプラスになる(収入をもらえる)業者を見つけたいのであれば、方法はたったひとつしかありません。
廃車すべき車をいろんな買取業者に見せて、いくらの値をつけてくれるのかを見比べていくしかないでしょう。
業者によっては、「廃車寸前なのでゼロ円です」と回答することもあります。
しかし先述したように、廃車するべき車であったとしても税金の還付などが存在します。
ゼロ円ということは、基本的にないと思った方が良いです。
そのうえ、色々な業者を回っていれば必ず車体そのものにも値段をつけてくれる業者を見つけることができるでしょう。
しかし、買取業者を1社ずつ回って査定をしてもらい、それを何社もやっていくというのは非常に大変です。
そんな時に役立ってくれるのが「車一括査定サイト」です。
車一括査定サイトで廃車費用を払うことなくプラスに変えられる
車一括査定サイトは、インターネット経由の申し込みで複数の業者に査定ができるというもの。仕組みとしては以下のような感じです。
このように1回の申し込みで複数の買取業者にアプローチできます。
そのため、廃車寸前の車であったとしても「高価買取したい」と思っている業者を効率的にはピックアップすることができるでしょう。
もし「絶対に値段をつけたい」と思っているのであれば、1回あたりの申込みで最も査定数を稼ぐことができる「カーセンサー」を使うことをお勧めします。
一般的な一括査定サイトの3倍もの査定数(最大30件)を確保することができるため、カーセンサーを使えば廃車費用を払うなんてことはなく、プラスに転じることができるでしょう。
まとめ
今回は廃車費用の相場を、普通車と軽自動車に分けて紹介してきました。ざっとまとめるとこのような感じです。
■普通車の廃車費用相場
廃車費用 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
リサイクル料金 | 1万円~1万3千円 | 購入時に支払い済 |
解体費用 | 数万円の収入 | 収入となる場合がほとんど |
永久抹消登録費用 | 数千円~1万円 | 自分でやれば申請書代のみ |
陸送費用 | 1万円 | 距離によって上下します 持ち込む場合は無料 |
■軽自動車の廃車費用相場相場
廃車費用 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
リサイクル料金 | 8千円~1万円 | 購入時に支払い済 |
解体費用 | 数万円の収入 | 収入となる場合がほとんど |
解体返納費用 | 数千円~1万円 | 自分でやる場合は用紙代のみ |
陸送費用 | 1万円 | 距離によって上下します 持ち込む場合は無料 |
表を見てわかるように「解体費用」は、場合によって収入が発生することになります。
その収入を手に入れるためには、あなたの車を高価買取したいという買取業者を見つけるほかありません。
車一括査定サイトを使えば、比較的簡単に見つけることができるため、廃車しなければならないと思うような車を持っているのであれば、ぜひ車一括査定サイトを使ってみてください。
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