当たり前ですが「第三のエコカー」が有るという事は、「第一のエコカー」と「第二のエコカー」が存在しているわけです。
だいたい察しが付いていると思いますが、「第一のエコカー」は「ハイブリッドカー(HV)」、「第二のエコカー」は「電気自動車(EV)」です。プラグインハイブリッド(PHV)は「第1.5のエコカー」となるんでしょうかね。
第三のエコカーとは
「第三のエコカー」とは、ガソリンエンジンもしくはディーゼルエンジンが搭載されたハイブリッド車並の低燃費性能を持つ「軽自動車」や「小型車」の事を言います。
第三のエコカーとされる車種は以下の通りです。
■第三のエコカーとされる軽自動車
- ダイハツのミライース
- スズキのアルト
- マツダのデミオ 等
これらのガソリンエンジン車の燃費は優に30km/Lを超えていて、ディーゼルエンジン車でも20km/Lを超える低燃費性能です(軽油はレギュラーガソリンより30円近く安いので、燃料100円当たりの走行距離は約3kmしか差が有りません)。
燃費の良いディーゼルエンジンを「クリーンディーゼルエンジン」と言います。このクリーンディーゼルエンジンは環境対策車として、ヨーロッパではかなり人気が有ります。
ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンでここまでの燃費を実現できた主な要素は以下の通りです。
- 低燃費エンジンの開発
- 車両の軽量化
- アイドリング・ストップ機能
- 空気抵抗を削減する車体の開発 等
ただ、ハイブリッド車と同等の燃費性能なので、わざわざ「第三のエコカー」と仰々しく言う必要は無いような気がしますよね?それでも「第三のエコカー」と称されているのには、燃費性能以外にもメリットがあるからです。
第三のエコカーのメリット~やっぱり安い!
第三のエコカーの最大のメリットは「安い購入価格」です。ハイブリッド車や電気自動車にと比較すると、かなり安く購入出来ます。トヨタ・プリウスは一番安いグレードLで「223万円」、これに対して例えばダイハツのミラ・イースは一番安いグレードDで「約76万円」と、「約150万円」も価格差があります。
第三のエコカーと言われる所以は、ガソリン代だけでなく購入費用も「財布にとってエコ」だからなんですね。
また、軽自動車に限って言えば、2015年4月からエコカー減税が導入される点もメリットになるでしょう。
第三のエコカーのデメリット
強いてコスト面でデメリットを挙げるとするなら、2015年4月以降から行われた軽自動車税の増税(3,600円)でしょうか。ただ、ハイブリッド車の自動車税と比較すると軽自動車税はまだまだ安いので、デメリットとは言い過ぎなのかもしれません。
あとは、走行性能面でのパワー不足が挙げられるでしょう。ハイブリッド車と比べるとパワー不足は否めません。
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