プラグインハイブリッドは欠点だらけ?知るべき8つの特徴と人気車種3選

プラグインハイブリッド  
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昨今CMやテレビ番組で目にすることの多い「プラグインハイブリッド」について気になっていませんか?

「未来の車」「最新鋭の自動車」というイメージがあるので、一体どんな機能があるのか知りたいところ。

しかし実はプラグインハイブリッドには、相応のデメリットがあるということをご存知でしょうか。

以下にプラグインハイブリッドの特徴をまとめてみましたので、目を通してみてください。

  • 燃費が良い
  • 電気走行できる距離が長い
  • 環境にやさしい
  • 運転がラクになる
  • 車内で家電が使える
  • 自宅に工事が必要
  • 車内空間が狭い
  • 車体価格がかなり高い

このようにプラグインハイブリッドは、まだまだ一般の人が気軽に乗れるレベルの車には仕上がっていないのです。

もしこの事実を知っていなければ「最新鋭」という言葉にだけ乗せられて、無理して購入していたかもしれませんよ?

しかし、ご安心ください。今回の記事ではプラグインハイブリッドの特徴はもちろんのこと、人気の車種まで解説しています。

さらに「プラグインハイブリッドを購入すべきなのか」という点までツッコんでいるので、プラグインハイブリッドについて気になっている人には、必見の内容となっていますよ。

将来的なことを考えて、プラグインハイブリッドについてもっと知っておきたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。

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プラグインハイブリッドってどんな車?基礎知識を解説

充電設備

そもそもプラグインハイブリッド(PHV)とは、一体どんな車のことを言うのでしょうか。

カンタンにいうと、既存のハイブリッド車よりもさらに進化した車のことです。経済産業省では以下のように定義しています。

外部電源から充電できるタイプのハイブリッド自動車で、走行時にCO2や排気ガスを出さない電気自動車のメリットとガソリンエンジンとモーターの併用で遠距離走行ができるハイブリッド自動車の長所を併せ持つ自動車です。

※出典:経済産業省「PHVとは」より

上記にも書かれていますが、ハイブリッドとの一番の違いは家庭用のコンセントから直接充電ができる点でしょう。

基本的にハイブリッドはガソリンを使った走行中に、充電をする仕組みになっています。当然ながら家のコンセントで充電することはできません。

車の中にチャージした電気がなくなってしまえば、ガソリンで走行する間に充電していくことになります。

しかしプラグインハイブリッドの場合は、ガソリンでの走行中のチャージはもちろんのこと、自宅の電源からも充電できるため、さらに電気自動車の機能が使えるというわけ。

非常にシンプルに定義すると、電気だけで動く電気自動車と、ガソリンだけで動くガソリン車の間をとっていると言っても過言ではないでしょう。

どんな長所・短所がある?プラグインハイブリッドの8つの特徴

プラグインハイブリッドの基礎知識を見てもらったところで、次は具体的な特徴を見ていきましょう。

長所と短所をともに見ていくので、しっかりと頭に入れておくようにしてください。

具体的には以下のような特徴になります。

  • 燃費が良い
  • 電気走行できる距離が長い
  • 環境にやさしい
  • 運転がラクになる
  • 車内で家電が使える
  • 自宅に工事が必要
  • 車内空間が狭い
  • 車体価格がかなり高い

それではそれぞれの特徴について、シンプルに解説していきましょう。

プラグインハイブリッドの特徴1.燃費が良い

ハイブリッドの特徴といえば、燃費が良いことでしょう。

電気とガソリンを両方使って走るため、ガソリン車よりもガソリン代を一気に減らすことができます。

プラグインハイブリッドの場合はハイブリッド車よりも、さらに電気による走行(HVモード)ができるため、車種によってはさらにガソリンを使わなくて済むでしょう。

プラグインハイブリッドの特徴2.電気走行できる距離が長い

燃費の良さにも繋がるポイントですが、プラグインハイブリッドの方がハイブリッド車よりもバッテリーを多く積んでいるため、電気走行(EVモード)できる距離が長くなります。

プリウスPHV

※画像出典:トヨタ「プリウスPHV」より

詳しくは後述しますが、上記のようにトヨタ「プリウス」のプラグインハイブリッドだと70キロ走れるので、ガソリンを一切使わなくても一日走りきることが可能です。

プラグインハイブリッドの特徴3.環境にやさしい

プラグインハイブリッドの非常に大きな特徴の1つが「環境性能」でしょう。わかりやすくいえば、環境に優しい車なのです。

何故かというと、ガソリンを使わないから。

もちろんガソリンの使用量はゼロではありませんが、ガソリン車及びハイブリッド車よりもガソリンを使わないため、CO2が出てきません。

プラグインハイブリッド紹介ページ

※画像出典:トヨタ「プラグインハイブリッド紹介ページ」より

上記のように地球温暖化の原因となっているCO2を削減できるわけですから、プラグインハイブリッドは環境に優しい車といえるわけです。

プラグインハイブリッドの特徴4.運転がラク

ハイブリッド車に乗ったことがあるなら、経験があるでしょうが、EVモードになると非常に運転がラクです。

騒音もあまりありませんし、すーっと進んでいくため、乗り心地も良くて運転もラクラク。

https://twitter.com/akky_bino/status/976952964316151809

プラグインハイブリッドの場合は、電気走行できる距離も長くなっているので、さらに快適に走ることができますよ。

プラグインハイブリッドの特徴5.車内で家電が使える

地味に嬉しいポイントが、プラグインハイブリッド搭載の車では、車内で家電が使えるという点です。

大容量のバッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも使えるプリウスPHV。付属されるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、家庭用とまったく同じ100Vの外部給電用コンセントに早変わり。合計1500Wまで対応するので、消費電力の大きな家電製品も安心です。炊飯器やホットプレートでいつもより快適なキャンプを楽しんだり、コーヒーメーカーを持ち出して自然豊かな場所でティータイムを過ごしたりすることも。

※出典:トヨタ「プリウスPHV 走行性能」より

ハイブリッド車よりも積んでいるバッテリーが大きいため、車内で使える電気の量も多いです。だからこそ可能になった「唯一無二の特徴」といえますね。

プラグインハイブリッドの特徴6.自宅の工事が必要

冒頭でも紹介した通り、プラグインハイブリッドは家庭でのコンセント(電源)から充電することができます。

しかし室内にあるコンセントに指して充電できるというわけではなく、専用の器具から充電することになるので要注意。

つまり専用の器具を取り付けるための工事が必要になってくるので、ちょっとした自宅の改造が必要になるのです。

プリウスPHV 充電設備のご案内

※出典:トヨタ「プリウスPHV 充電設備のご案内」より

賃貸物件であれば、ほぼ改造不可能なので、持ち家しかできないというのは大きなデメリットでしょう。

プラグインハイブリッドの特徴7.車内空間が狭い

プラグインハイブリッドは、従来のハイブリッド車よりも積んでいるバッテリーが多いのは先ほどから紹介している通りです。

その弊害といってはなんですが、車内空間が狭くなってしまっています。

本来なら室内空間として設けられるところをバッテリの搭載空間に割いているため、狭さを感じてしまう仕様になっています。

プラグインハイブリッドの特徴8.車体価格がかなり高い

プラグインハイブリッドは、最新の技術を取り入れた車です。そのせいか車両価格が高いという弱点があります。

最新式の技術を取り入れた車の宿命とはいえますが、400万円近くの車両価格なので、手に取れる人は限られてくるでしょう。

現行ではどんな車種がある?人気のプラグインハイブリッド3種

プラグインハイブリッド

ここまでプラグインハイブリッドの特徴について紹介してきましたが、実際に現在の日本市場で出回っている車は、どのようなタイプがあるのでしょうか。

いくつか車種はあるのですが、その中でも特に話題になっている3種について紹介していきましょう。具体的には以下の3つです。

  • プリウス(トヨタ・380万円・燃費37.2km/h)
  • アウトランダー(三菱・380万円・燃費19.2km/h)
  • ミニクーパー(MINI・490万円・燃費21.2km/h)

それではそれぞれの車種について、シンプルに解説していきましょう

プラグインハイブリッド現行車1.プリウス(トヨタ・380万円・燃費37.2km/h)

https://www.youtube.com/watch?v=S6P28-zfwCw

初のハイブリッド車として脚光を集めたトヨタの「プリウス」も、プラグインハイブリッド仕様が出ています。

通常のプリウスよりも車内空間が狭くなってはいますが、現在日本で1番有名なプラグインハイブリッド搭載車といっても過言ではないでしょう。

プラグインハイブリッド現行車2.アウトランダー(三菱・380万円・燃費19.2km/h)

https://www.youtube.com/watch?v=GOpKi3r4zVQ

三菱の名車「アウトランダー」もプラグインハイブリッド仕様としてデビューしています。

ハイブリッド仕様ながら、パワーも兼ね備えた車となっており、デザイン的にもプリウスとはまた違った魅力のある車となっていますよ。

プラグインハイブリッド現行車3.ミニクーパー(MINI・490万円・燃費21.2km/h)

https://www.youtube.com/watch?v=YXGw7cHUCZo

カジュアルカーとして有名な「ミニクーパー」も、実はプラグインハイブリッド仕様があります。

プラグインハイブリッドの利点を受けつつ、デザイン性もこだわりたい人にはオススメの1台といえるでしょう。

【総評】現状ではプラグインハイブリッドは様子見すべし

ここまでプラグインハイブリッドの特徴や、具体的な車種について見てきましたが、はっきり言って、普通に車を買おうと思っている人にとっては、敷居が高すぎる車です。

なぜかというと、プラグインハイブリッドを導入するまでのハードルが高すぎるから。

金額が高いですし、自宅の工事もしなければならないというのは、普通であれば通過することができないハードルでしょう。

また大きな魅力である「環境性能」「燃費」も、ハッキリいって中途半端。

環境性能だけにこだわるのであれば、日産「リーフ」などの電気自動車がいいですし、燃費だけを考えるのであれば通常のハイブリッド車でいいでしょう。

「電気自動車とハイブリッド車の良さを両方とも取り入れたい」という人にはオススメですが、以下のようにどっちつかずなのは否めません。

https://twitter.com/miyaderatatsuya/status/913347693904248832

プラグインハイブリッドは、まだリリースしてあまり時間の経っていない車です。

もう少し様子を見て、手に取りやすいシリーズが出てくるのを待つのがいいかもしれません。

まとめ

今回はプラグインハイブリッドについて深掘りしてきました。押さえておくべき特徴としては、以下のような感じになります。

  • 燃費が良い
  • 電気走行できる距離が長い
  • 環境にやさしい
  • 運転がラクになる
  • 車内で家電が使える
  • 自宅に工事が必要
  • 車内空間が狭い
  • 車体価格がかなり高い

正直言って現行のプラグインハイブリッドは、まだまだ様子見すべきだということを理解していただけたことでしょう。

将来的なことも含めて、プラグインハイブリッドについて知っておきたい人は、今回の記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

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