次世代自動車とはこの4つ!それぞれの特徴を簡単に紹介

次世代自動車  
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新聞の見出しやテレビの特集などでよく見かける「次世代自動車」という言葉。この「次世代自動車」という言葉には明確な定義は存在しません。敢えて定義付けをするなら「今最も普及している自動車に代わって新たに普及する自動車(技術)」となるでしょう。

では、現時点での次世代自動車とは具体的にどのような車を指すのでしょうか?

最も普及している自動車とガソリンエンジン車とするならば、次世代自動車は以下の4つとなるでしょう。

  • ハイブリッド車
  • プラグインハイブリッド車
  • 電気自動車
  • 燃料電池車

今回はこれらの次世代自動車について簡単に紹介していきたいと思います。(いわゆる「第三のエコカー」は次世代自動車の中には含まれません)

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ハイブリッド車

ハイブリッド車とは、2つの動力源を持つ自動車の事を指します。今最も普及しているのは「ガソリンエンジン」と「電気モーター」を動力源としているハイブリッド車です。

発進時や低速時には電気モーターのみの動力で走行し、加速していくとガソリンエンジンも稼働します。

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従来のガソリンエンジン車と比較すると、環境に優しく、燃費が良いのが特徴です。しかし、新たな技術を搭載するため、基本的にガソリンエンジン車よりも高い価格が設定されています。これらの特徴は以下3つの次世代自動車にも共通して言える事ですね。

ハイブリッド車とは?メリット・デメリットについて考察

■代表車種

  • プリウス
  • アクア
  • フィットハイブリッド 他多数

プラグインハイブリッド車

プラグインハイブリッド車は、ハイブリッド車のようにエンジンとモーターを動力源としますが、可能な限りモーターを利用して走行する点がハイブリッド車と大きく異なります。充電された電気が無くならない限り、ガソリンエンジンを使用する事は有りません。

充電

また、外部から電気を充電する点もハイブリッド車とは異なります。動力の主軸をモーターに置いているため、充電した電力での航続可能距離内の利用ならガソリンを給油する必要が無く、ハイブリッド車よりも燃費が良くなるのが特徴です。

プラグインハイブリッド車とは?PHVとPHEVの違いは?

■代表車種

  • プリウスPHV
  • アウトランダーPHEV
  • シボレー・ボルト 等

電気自動車

電気自動車とは、その名の通り、電気のみを動力とする自動車の事を指します。プラグインハイブリッド車のように外部から電力を充電し、その電力で走行します。ただ、ガソリンエンジンを搭載していないので、電力が無くなると走行不能になってしまいます。

電気自動車

この点を不安に感じて購入を躊躇している消費者も多いのではないでしょうか?現在販売されている電気自動車の航続可能距離は、例えば、日産リーフの場合では228km~280kmです。1回の給油で500km以上は優に走るガソリンエンジン車の普通車と比較すると、やはり物足りない数字ですよね。

また、充電スタンドの数が少ない点も不安材料の1つでしょう。このような不安材料が解消されれば、CO2(二酸化炭素)を一切排出しない環境性能の高い電気自動車はどんどん普及していくでしょう。

電気自動車普及のカギは【価格・走行距離・充電インフラ・性能】がガソリン車と肩を並べること

■代表車種

  • リーフ
  • i-MiEV
  • テスラ 等

燃料電池車

燃料電池車とは、搭載した電池で酸素と水素が化学反応をして、それにより生み出された電気で走行する自動車を指します。電気以外に発生するのは「水」だけなので、電気自動車と同様に非常にクリーンな自動車です。

エコ

ただし、燃料電池車は充電する必要がなく、水素をガソリンのように補充します。この点が充電の必要な電気自動車とは大きく異なります。燃料電池によって発電をするため、限られた電力で走行する電気自動車よりも航続距離が長いのが特徴です。

例えば、トヨタのミライの航続距離は約650kmです。さきほど紹介した日産リーフの倍以上の距離ですよね。

しかし、インフラ設備は電気自動車よりも普及していません。2016年4月時点での水素ステーションの数は100個未満です(参考:燃料電池実用化推進協議会)。

燃料電池車を普及させるには、電気自動車と同じくインフラ整備を進めていく必要が有りますね。

■代表車種

  • ミライ
  • クラリティ 等

まとめ

今現在、ハイブリッド車が最も普及していますが、ガソリンを使用する点は従来のガソリンエンジン車と同様です。そのため、NOx(窒素酸化物)などの排出ガスは低減されているものの、ゼロにはなりません。

環境の観点からは、クリーンな電気自動車や燃料電池車が最も注目されている次世代自動車と言えるでしょう。しかし、前述したインフラ整備の問題、また高額な車両価格の問題などを解決しなければ、ガソリンエンジン車のように普及するのは難しいかもしれません。

そのため、企業だけでなく国(政府)が今よりもインフラ整備・補助金等で協力する事が次世代自動車の普及のカギとなるでしょう。ちなみに2014年に経済産業省が発表した次世代自動車の普及目標は以下のようになっています。

次世代自動車普及目標
(参照元:経済産業省「自動車産業戦略2014のP22」)

10年~20年位はハイブリッド車が主流となりそうですね。

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