スピード違反の取締り方法には、オービスやネズミ捕り以外に、違反車両を追尾して取り締まる方法が有ります。
追尾式の場合、スピード違反の取り締まりには、オービスやネズミ捕りなどのようにレーダーを用いません。
では、どのように速度を計測して、スピード違反を取り締まっているのでしょうか?
追尾式のスピード違反取締り方法
追尾式のスピード違反取り締まり方法は、覆面パトカーが前方を走る違反車と等速度(ほぼ同じ速度)・等間隔で走行し、パトカーに設置された違反取締り用の速度計を固定して、スピード違反の証拠とします。
違反車と等速度・等間隔で走行する事で、パトカーの速度計が示す数値は、違反車の走行速度となりますよね。時速80kmで走行している前方車両と、等速度・等間隔で走行している後方車両の速度は、速度計を見ずとも時速80kmである事は言うまでも有りません。
このようにして、レーダーを用いずにスピード違反を取り締まるのが、追尾式のスピード違反取締り方法です。
このような取締り方法ですが、追走から取り締まりまでの過程で、警察にも守らなければならない「一定のルール」が存在します。
- 赤色灯を灯火・点滅させて、追走しなければならない
- 追走は少なくとも「100m~200m(高速道路では300m)」は行わなければならない 等
例えば、時速120kmで高速道路を走行している違反車を、追走して計測するのに必要な時間は9秒間です。
ここで、実際に取り締まりを受けた人なら、違和感を覚えたはずです。
「9秒間も赤色灯が点灯してただろうか?」と。
下の映像は、覆面パトカーの取り締まりの映像ですが、赤色灯点灯時間はわずか2、3秒ほどで、停止を指示しています。時間も短い上に、正確に測定したのかさえ怪しいものです。
このような理不尽な追尾式の取締りに、対策方法はあるのでしょうか?
追尾式の覆面パトカーへの対策方法
警察が、正式なルールに則って追尾式の取り締まりを行ったかどうかを証明する方法として、動画が考えられます。
走行中の動画を取るには「後方のドライブレコーダー」が一般的でしょう。後方の映像が取れれば、警察車両がしっかり赤色灯を点灯していたか、また必要な距離を追走していたかが、まるわかりになります。
録画した映像を盾に、警察官の不当な取り締まりから逃れる事が出来るかもしれませんね。
ただ、速度違反を取り締まられてからの対策を考えるよりも、法令順守して、速度を守り安全運転を心掛けた方が良いかと思います。
なお、追い越し車線を走行し続けていれば、スピード違反以前に「通行帯違反(道路交通法第二十条)」で取り締まりを受けますので、注意して下さいね。
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