スピード違反の取締まりには大きく分けて3パターンあります。
- ①路上で警察官が個別に取締まりを行うもの
- ②パトカーや白バイで警察官が追尾して取締まりを行うもの
- ③高速道路や国道でオービス(自動速度違反取締装置)にスピード違反車が撮影され、後日呼び出されるもの
これらの詳細については、「速度違反の取り締まり方法の種類」で説明をしています。
①・②については幹線道路や国道でよくみかけるかと思います。特に交通安全週間には多くの警察官や白バイが計測器を持って見張っていますよね。
一方③の方法でオービスで撮影された場合、後日警察から自動車の所有者に呼び出しの連絡がくることになります。運転手は違反をしたので呼び出されるのは当然ですが、このときに、同乗者にも連絡がくる可能性はあるのでしょうか?
同乗者には基本的に連絡は無い!
この問題は、オービスで違反者を撮影する警察の目的を考えると答えが分かります。警察の目的はあくまでも「違反者の取り締まりをすること」に有ります。従って、運転をしていない同乗者については特に興味はなく、連絡をする事は滅多にありません。
例外1:レンタカーを利用していた場合
レンタカー乗車中にオービスに撮影されてしまった場合は少し特殊です。
レンタカーは「わ」ナンバーで、所有者はレンタカー会社となっているので、まずは警察からレンタカー会社に照会の連絡がいくことになります。レンタカーを一人で借りて出かけているなら「借りた人=運転手」となるので、警察は借りた人に連絡をして終わりです。
しかし、複数人で借りて、皆が運転手として運転免許証をレンタカー会社に提示している場合は、違反時に誰が運転をしていたかを警察が簡単に特定できない可能性があります。そこで、運転手を特定する為に警察は同乗者にも連絡をすることが有ります。
例外2:運転車が違反を認めない場合
また、運転者が違反を認めないなどゴネたりしていると、牽制の意味合いも含めて、同乗者の氏名や住所を聞いてくることがあります。
運転者に違反を認めてもらう為に【なにか弱みがないか?】を探っている事がほとんどです。これは単なる交渉術なので、実際には同乗者に連絡が行くことは滅多に有りません。
助手席が女性の場合?
ちなみに「女性が助手席に同乗している場合には連絡が来ない」という噂をたまに耳にします。男性と女性が乗っている場合にはプライバシーの問題もあるため、警察もあまり関わりたくないから、ということが理由の様ですが、これはあくまでも噂の域を出ません。
警察の目的は、あくまでも取締まりなので助手席に乗っているのが愛人だろうが友達だろうが関係なく、必要があると判断すれば連絡をとる可能性はあります。
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