運転免許の更新時期が近づくと、公安委員会から更新時期を知らせるハガキが郵送されてきます。何度か免許を更新した事がある人なら分かりますよね。
この運転免許の更新ハガキですが、なんらかの理由で届かない事が有ります。この記事では、更新ハガキが来ない場合はどう対処すれば良いのか解説していきます。
スポンサーリンク
通常、運転免許の更新ハガキはいつ来る?
運転免許の更新ハガキは、更新する年の誕生日のおよそ35日前に郵送されます。ハガキが郵送される日は、以下のように都道府県によって微妙に異なります。
- 千葉県・・・誕生日の40日前に発送
- 滋賀県・・・誕生日の33日前に発送
- 愛知県・・・誕生日の33日前から38日前に発送
運転免許の更新期間が誕生日を挟んで1カ月前後ですから、基本的に誕生日の31日前には郵送されてきます。また、免許更新の際に受ける講習の区分は誕生日の40日前に決定するので、誕生日より40日前に発送される事も有りません。(参考:運転免許の区分毎の講習時間・手数料)。
そのため、更新ハガキは誕生日の31日前から40日前に郵送される事になります。ただし、事務作業や配送作業に遅れが生じた場合は、誕生日から30日以内に届く事も有ります。
しかし、待てど暮らせど更新ハガキが来ない場合が有ります。この場合はどうしたら良いのでしょうか?
更新ハガキが来なくても更新は出来る?
更新ハガキが来なくても、運転免許の更新は出来ます。ゴールド免許がブルー免許になる事も有りませんし、更新手数料が高くなる事も有りません。通常の更新手続きと基本的に同じです。
必要な物を運転免許更新センター等に持参して、ハガキが届かなかった旨を伝えて更新手続きを行って下さい。
ただし、講習区分などの確認を行う事が有るので、通常より時間が掛かる場合が有ります。
講習を受けられる時間は、区分や曜日によって決まっています。また、区分毎に講習時間も異なります。時間ギリギリに更新免許センターに行くと、その日の更新を断られる可能性が無きにしもあらずです。更新ハガキが届かない場合は、早めに行動するようにしましょう。
更新ハガキが届かない理由
では、なぜ通常届くはずの更新ハガキが届かないのでしょうか?考えられる理由は、以下の3つです。
- ① 引っ越し等により運転免許証に記載されている住所と現住所が異なる
- ② 公安委員会の事務処理ミス
- ③ 郵便配達のミス
一番多い理由が1つ目の“住所が変更されている場合”です。公安委員会が把握している住所は運転免許に記載されている住所(以前の住所)なので、当然ハガキは前の住所宛に発送されます。
郵便局の転居による転送サービスの期間は1年間です(更新で1年間の延長は可能)。申し込み済で、かつ期間内で有れば更新ハガキは届きますが、運転免許の有効期間が3年~5年なので転送サービス期間を経過している場合がほとんどです。
もし運転免許の住所変更をしていないのであれば、住所変更手続きを行って下さい(参考:免許証の住所変更・氏名変更手続きに必要な書類や流れ)
なお、免許更新と同時に住所変更を行う事も可能です。そのためには住民票の写しが必要になるので、持参するようにしましょう。
住所を変更していないのに更新ハガキが届かない場合は、公安委員会の事務処理ミスの可能性が高いです。お住まいの公安委員会に連絡して登録されている住所が正しいかどうか確認しましょう。
公安委員会の事務処理ミスでも無かったら、それはおそらく郵便配達のミスです。次回の更新時には、ハガキは届くはずです。
更新期間が過ぎてしまっていたら
運転免許の更新は、通常更新ハガキによって気付く事が多いです。数年に1回の事を覚えている人の方が珍しいでしょう。そのため、更新ハガキが届かなかったせいで、更新時期が過ぎてしまう事も考えられます。
更新時期を過ぎてしまうと、運転免許は失効してしまいます。ただし、また一から免許を取り直す必要は有りません。例えば、免許の期限が切れてから6か月以内であれば、適正試験と講習を受ければ免許を再取得する事が出来ます。
期限が切れてからの期間が長くなればなるほど、免許を再取得するハードルは高くなっていくので、なるべく早く手続きを行うようにして下さい。
運転免許を失効してしまった場合の再取得手続きの手順や費用のまとめ
運転免許の更新時期を更新ハガキで把握することに慣れていると、万が一ハガキが届かなかった時に、うっかり免許を失効してしまう恐れが有ります。そのため、スマホや携帯のスケジュールに更新時期をメモするなど、他のツールでも把握しておきましょう。
運転免許の有効期限を時々チェックする癖を付けておくのも良いですね。