「バック駐車が苦手だ!」と言う方は結構多いのではないでしょうか?
バックでの駐車の方法は教習所で教わっている筈ですが、教習中はハンドルを切るタイミングの目安となる目印も設置されているので、どちらかというと「試験に合格するための練習」と言った感じですよね。
バック駐車が出来る様になると、一気に行動範囲が広まりますよ!ここでは、バック駐車のコツを分かりやすく解説していきますので、是非参考にしてみて下さい!
この記事は、JAFの「車庫入れのあいうえお」を参考にしています。
バック駐車の方法【動画Ver】
文章よりも実際の動画で見た方が理解が早いと思いますので、バック駐車の流れを分かりやすく解説してくれている動画を紹介しておきます。
東京トヨペットが監修・作成している動画です。バック駐車のステップを4つに分けて解説してくれています。
バック駐車の流れとコツ
苦手意識を持つ方が多いバック駐車ですが、以下でその流れやコツを見ていきましょう。
まずはスタート位置を決める!位置はミラーで確認!
車庫入れの最も重要な点、それがこの「スタート位置を決める事」です。スタート位置を間違えると綺麗に車庫入れするのは難しいです。逆にポイントを理解すれば、どんな車庫でも同じ要領で簡単に入れる事が出来る様になります!
空いている駐車スペースを見付けたら、まずは駐車スペースに向かって車を寄せて行きましょう。寄せる幅は大体50cm〜1m程度がベストです。なお、助手席の窓の中央に駐車枠の線が合うくらいが、スタート位置の目安となります。
駐車スペースの前を通過する際には、障害物や車止めの有無、隣の車に人が乗っていないか(乗っている場合は乗り降り中でないか)などもチェックしておきましょう。特に、隣の車が駐車枠ギリギリで停めている場合などは、近づき過ぎると乗り降りが出来なくなるので、注意が必要です。
ハンドルを一気に切って前進!
車庫入れする場所が決まったら、ハンドルを回して前進し、車庫に入れやすい様に車の向きを変えます。なお、オートマ車はブレーキをはずせば前に進むので、アクセルを踏む必要は有りません。
慎重に向きを変えようとするあまり、ハンドルを少しずつ回したくなるかもしれませんが、少しずつ回すと十分に向きを変えられない可能性が有ります。思い切って、一気にハンドルを回す様にしましょうね。
向きを変えると言っても、どれくらい変えればいいのかの判断が難しいですよね。下の写真を参考に、ミラーに手前の車が少し映るくらいを目安にすれば良いでしょう。
ギアをバックにして車庫へ!微調整は切り返しで
車の向きが車庫の方へしっかりと向いたら、ギアをバックにして車庫に入れましょう。この時もブレーキから足を離せばゆっくりと進むので、アクセルは踏む必要は有りません。
バックする際は、ハンドルを反対方向に目一杯回してから進みます。最初に注意するのは、隣の車の前方角です。ドアミラーを見ながらぶつからない様に慎重にバックしましょう。続いてぶつけやすいのは、反対側の後方角です。後方は見えにくいので、より慎重に確認しながらバックする様にしましょう。
万が一隣の車の前方にぶつかりそうになったら、ハンドルを少し戻してそのまま進めばOKです。一方で、反対側の車にぶつかりそうになった場合は、前進して最初からやり直す事になります。
最後はまっすぐ枠内に!
車庫に対して車が真っすぐになったら、ハンドルを真っすぐの状態に戻します。車がまっすぐになっているかどうかが分からない場合は、車を一旦前進させてみましょう。曲がる様であれば、ハンドルが真っすぐになっていない証拠です。
ハンドルを真っすぐにしたら、後は真っすぐ下がるだけですが、車止めが有る場合は、勢いよく進んでしまうと乗り上げてしまいますし、車止めが無い場合に進み過ぎると後ろの壁や車に衝突してしまいます。
そこで、隣に車が停まっている場合は、隣の車の停止位置を目安にゆっくりとバックする様にしましょう。なお、隣の車と自分の車のサイズが同じくらいであれば良いですが、異なるサイズの場合は、あまり参考にならないので、ミラーで確認するか、車を降りて自分の目で確認するようにしましょう。
一発で入れる必要は無い!幅寄せのコツ
車庫入れは、慣れていても必ずしも一発で上手く入れられるとは限りません。しかし、一発で入らなくても焦る必要は有りません、幅寄せをすればOKです。
片側に寄ってしまった場合は、ハンドルを寄せたい方に回して前進します。ミラーを見ながら、寄せたい位置まで来たらハンドルを真っすぐに戻し、再度バックしましょう。
まとめ〜上達には繰り返しの練習を!〜
いかがでしたか?慣れないうちは車庫入れは大変です。この記事を見たからと言って、いきなり上手に出来る様になる訳では無いので、何度も繰り返し練習する必要が有ります!
コツさえ掴めれば、今までの苦手意識が嘘の様に無くなるので、沢山練習して一度で上手く駐車枠に入れられる様にしたいですね。
なお、駐車時に重要なのはなんといっても落ち着いて慎重にする事です。混雑している駐車場では、後続の車が来て焦るかもしれないですが、ゆっくりと確実に駐車する様にしましょうね。