交通安全祈願のお祓いをした事はありますか?
厄年などの厄払いは良く聞きますが、交通安全祈願は知らないという方も多いのでは?!
そこで、ここでは交通安全祈願のお祓いをするタイミングや時期などについて紹介していきます。
スポンサーリンク
交通安全祈願のお祓いとは?
交通安全祈願のお祓いは、主に新車に対してはこれからの交通安全を祈り、中古車に対しては前所有者の気を断ち切り、良い方向へと向かう様に祈るものです。
交通安全祈願は、厄払い等の様に人がお祓いを受けるだけでなく、車もお祓いを受ける点が特徴的です。
一般的な交通安全祈願のお祓いの流れは、以下の通りです。
- ①神社の交通安全祈祷殿に車を停める
- ②受付で申込をする(初穂料が必要です)
- ③お堂の中に移動する
- ④外で車のお祓いを受けた後、人もお祓いを受ける
- ⑤お札・お守りが貰えるので、車内や家にまつる
- ⑥1年経ったら、お札やお守りを納める(お札参り)
基本的に予約は不要ですが、念のために事前に神社のホームページ等で確認しておいた方が良いでしょう。また、受付時に車のナンバーを用紙に記入する事が多いです。自分の車のナンバーを覚えていない方は、メモをとっておきましょうね。
お祓い時の服装には、特に決まりが無いです。但し、お祓いをしてもらうのに派手な格好で行くのも好ましく有りません。正装をする必要は無いですが、出来れば略礼服で行きましょう。
交通安全祈願のタイミング
お祓いは、新車の購入や免許の更新時、車検時など車に関わる特別なイベントがあった際に受けるのが一般的です。
他にも「最近車でのトラブルが多いな」と思ったら、そのタイミングでお祓いを受けるのも良いでしょう。
初穂料(はつほりょう)の相場は?新札が必要?
交通安全祈願のお祓いに必要となる初穂料(※)は、神社によって異なりますが5,000円か10,000円というケースが多い様ですね。納める金額の大小によって、将来交通事故に遭う可能性が変わる訳では無いですが、お祓い後に貰えるお札やお守りの内容が変わる様です。
※:神社の場合は「初穂料」、寺の場合は「祈祷料」というのが一般的です。
納める際のお札は、新札である必要は特に無く、多少折り目が入っていたとしても問題は有りません。但し、ボロボロのお札や破れているお札は避けた方が良いでしょう。また、折れ目やシワは出来るだけ綺麗に伸ばしてから使いましょうね。
「初穂」は、神前にお供えをして神様に豊作や収穫の感謝をする事から来ています。お米や野菜などの農作物以外でも、魚類などでも「初物」としてお供えがされていますよね。
しかし、初物は生産者しか基本的に手に入らないので、お金を初物の代わりとしてお供えする事になり、それが「初穂料」と呼ばれる様になったのです。こういった経緯からも、基本的には新札を使用した方が好ましいでしょうね。
交通安全と成田山
交通安全といえば「成田山」というイメージが無いですか?
街中に走っている車で「交通安全 成田山」などと書かれたお守りやステッカーを見た事がある方も多いのでは?
「成田山」は、祀られている御本尊不動明王を弘法大師空海が作ったとして有名です。「成田山のお不動さま」と呼ばれ、多くの方から信仰されています。
総本山は智積院(京都)、大本山は成田山新勝寺(千葉)・川崎大師平間寺(神奈川)・高尾山薬王院(東京)にあり、他にも全国に別院・分院が有ります。
なお、成田山が交通安全祈願で有名なのは、大阪別院(成田山明王院)が、日本で初めて交通安全の祈念を“人と車を一体”として実施したからです。
第二次世界大戦直後に、広島に疎開した子供の安否確認に向かう両親が、道中に車の故障や事故などの災難に巻き込まれない様に希望した事が、最初の祈祷だったと言われている様です。
コラム:日本唯一の交通安全の神様!?
京都市左京区に日本で唯一の交通安全の神様(※)が祀られています。その名も交通神社です。交通神社は、1964年に縁結びのご利益で有名な須賀神社から分祀されて誕生しました。
※:八衢比古命(やちまたひこのみこと)・八衢比売神(やちまたひめのみこと)・久那斗神(くなどのかみ)の三柱が祀られています。
一般的な神社は、交通安全祈願をしてくれるだけですが、交通神社には災いから守ってくれる神様が祀られているので、心強いですね。興味の有る方は一度お参りに行ってみてはどうでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?交通安全祈願をしたからといって、絶対に事故に遭わないという訳ではないですが、安全運転をしようという気持ちになりますよね。
一度機会を見付けて、交通安全祈願のお祓いを受けに行ってみてはいかがでしょう。
交通安全祈願におすすめの神社〜関西・関東・九州など地域別に紹介