車上荒らしってどんなところでされる?やっぱりスーパーやコンビニの駐車場で、気を抜いた時に盗まれてしまうの?
確かに出先の時ほど、ちゃんと鍵がかかってるのか、窓が閉まっているのかを気にしますよね。自宅に駐車した時は、意外と気を抜きがちです。
しかし実は、車上荒らしは自宅の駐車場が1番狙われている事実をご存知でしょうか?
しかも年々その数は増えており、最新の2018年の発表では38%の割合で自宅の駐車場にて車上荒らしにあっています。
コンビニやスーパーなど駐車場での車上荒らしは、実は3.8%しかありません。
もしこの事実について知らなければ「自宅の駐車場はさすがに狙ってこないだろう」と気を抜いてしまい、車上荒らしにあっていたかもしれませんよ?
しかし、ご安心ください。今回の記事では「どのような車が狙われるのか」「どんな時間が犯行時間になるのか」という車上荒らしの実態をわかりやすく解説していきます。
さらに「どうやって車上荒らしを防ぐのか」と具体的な防犯方法まで紹介していきますよ。
車上荒らしについて気になっているという人には、必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【2018年最新】車上荒らしの実態
車上荒らしとは車内に侵入して物品や車のパーツを盗むこと。「車上狙い」と言われることもある
車上荒らしの実態は、一般社団法人「日本損害保険協会」による様々な統計やデータによって丸裸にされています。
車上荒らしを防ぐためにも必要な知識となっていますので、2018年最新の車上荒らしの実態について押さえておきましょう。
車上荒らしされやすい車種
まずはどんな車種はターゲットになるか、見てみましょう。具体的な結果は以下の通り。
- 1位・・・プリウス(7.3%)
- 2位・・・ヴェルファイア(4.5%)
- 3位・・・アルファード(4.3%)
- 4位・・・ヴォクシー(4.2%)
- 4位・・・ハイエース(4.2%)
1位から5位まですべてトヨタ車で、ハイブリット車やミニバンタイプが多く狙われています。
大きい車体の方がいろんな荷物を積めるので、車上荒らしの甲斐があるということなのでしょうか。迷惑な話です…。
車上荒らしで何が盗まれる?
次は車上荒らしで何が盗まれるのか、見てみましょう。具体的な結果は以下の通りです。
- 1位・・・カーナビ(15.5%)
- 2位・・・ゴルフバック等のスポーツ用品(11.5%)
- 3位・・・バッグ類(10.2%)
- 4位・・・金銭・ETCカードを除くカード類(10.0%)
- 4位・・・タイヤ・ホイール(10.0%)
やはり高価なものを優先的に狙われています。つまり盗んだ後に売り払って、多額の現金になりやすいものを優先的に狙っているといえますね。
どの時間帯に盗まれる?
実は車上荒らしが起こりやすい時間帯も決まっています。具体的な結果は以下の通り。
もっとも多いのは、深夜~朝(22時から9時)の時間帯ですね。寝ている人が多い時間帯のため、狙われているのでしょう。
どこで盗まれる?
では最後にどこで車上荒らしに遭うのかを見てみましょう。以下をご覧ください。
赤で囲った部分を見てください。1番のターゲットが自宅の屋外駐車場です。38%の割合で車上荒らしにあっています。
「さすがに家に来る事はないだろう」と、防犯意識が薄まっているところを狙われるのでしょう。
では青で囲った部分を見てみましょう。「買い物に行ってる最中に犯罪に巻き込まれるわけないかない」と、防犯意識が高まりやすいコンビニやスーパーなど駐車場での車上荒らしは、実は3.8%しかありません。
車上荒らしの手口は?
車上荒らしの方法として一般的なのは、車の窓ガラスを割って内側からロックを解除する方法です。上記の動画のように、あっさりと割られてしまいます。
車上荒らしを防ぐための5つの防犯方法
ここまでは車上荒らしの実態について紹介してきましたが、防ぐにはどうすればいいのでしょうか。具体的な防犯方法としては以下の通りです。
- 駐車場の場所に注意する
- 貴重品が外から見えないようにする
- 離れるときは絶対にドアロックする
- 窓はしっかりと閉める
- 車上荒らしを防止する対策グッズを使う
それではそれぞれの方法について、詳しく解説して行きましょう。
方法1.駐車場の場所に注意する
駐車場に車を止める際には、明るくて通行人など人目につきやすい場所を選ぶようにしましょう。
できるのであれば、監視カメラが付いている駐車場が一番安心です。
方法2.貴重品が外から見えないようにする
車上荒らしの狙いは、貴重品です。外から見える場所にカバンなどを置いていたらすぐにターゲットになりますよ。
そもそも貴重品を車内に置く状況にするのは厳禁ですが、どうしても置くなら、見えるような場所には置いてはダメです。ダッシュボードなどに押し込んでください。
方法3.離れるときは絶対にドアロックする
車から降りる際にドアロックをするのは、基本中の基本です。
数分で戻って来る場合でも、車を離れるのであれば必ずカギを閉めるようにしましょうね。めんどくさいとサボっていたら、後で痛い目に遭いますよ。
方法4.窓はしっかりと閉める
とくに夏場は「換気の為にドアの窓ガラスを少しだけ開けている」という方がいますよね。
しかし、窓が開いているとそこから工具を差し込んで、カギを開けられてしまいますよ。つまり「車上荒らししてください」と言っているようなモノなのです。
車を離れる際には、ドアだけでなく窓もしっかりと閉めるようにしましょう。
方法5.車上荒らしを防止する対策グッズを使う
車上荒らしを防止するために、市販の防犯グッズを使うのも効果があります。最も効果があるのは、警報装置でしょう。
最近の車には標準装備されている事が多いですが、以下のような市販のものを買って取り付ける事も可能です。
- 商品名:「PIKANCHI 盗難警報装置 盗難警報ライト」
- 価格:799円(税込み 送料別)
警報装置を付けていると、無理矢理車内に侵入すると警報がなります。
車の外から見ても警報装置が付いているのが分かる様になっている事が多いので、犯罪の抑止力がなりますよ。
【補足知識】もし車上荒らしにあったら?
もし上記の防犯方法を忘れてしまい、車上荒らしにあってしまったら、まずは警察に連絡します。
電話で110番通報し、警察に車上荒らしにあったと伝えましょう。警察官が来て捜査をしてくれます。
捜査が一段落するまで1時間ほどありますので、待ってる間に保険会社にも連絡してください。車両保険に加入していれば、車上荒らしによる被害を補償してくれます。
補償してくれるのは、車上荒らしによる車自体の損傷(カギをこじ開けられた、ガラスが割られたetc…)及び、盗難に遭ったカーナビ等です。
なお、車両保険では、ゴルフ用品やカメラといった身の回りの物や現金は、保険ではどうしようもありません。
このように車上荒らしに遭うと、面倒がかかるうえに自動車保険でも保障してくれない部分があります。
痛い目にあいたくないのであれば、きちんと防犯対策をして、被害に合わないように予防策を貼っておきましょう。
まとめ
今回は車上荒らしについて紹介してきました。
車上荒らしは、どのような車が狙われるのか、どんな時間がまずいのか、そして、どうすれば予防できるのかを理解していただけたと思います。
もし車上荒らしについて気になっているのであれば、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてください。
以上「40%の確率で被害?車上荒らしの実態と未然に防ぐための防犯方法」でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。