車選びは色々迷いますよね。最初から車種やグレードなど、何から何まで決まっている人はなかなか居ないのでは無いでしょうか?
それもそのはずで、車を選ぶ時には考えなければならない項目って沢山有りますからね。メーカーや車種、価格、色などなど。また、中古車も視野に入れる場合は、車の状態(年式・走行距離など)も考えていかなければなりません。迷って当然なんですね。
では、どのように車選びをしていけば良いのでしょうか?
この悩みを解決する1つの方法が「車に関する項目の優先順位を決める」という方法です。どの項目を重要視するのかがはっきりすれば、自ずと欲しい車も明確になってくるはずです。
優先順位の決め方は「中古車選び裏の裏(出版:幻冬舎)」で書かれていたので、今回はその方法を紹介します。
欲しい車を明確にする為に優先順位を決める
車に関する項目の優先順位の決め方は、以下の通りです。
手順 | 内容 |
---|---|
手順① | 車を選ぶにあたって、重視する項目を4つ選び出す |
手順② | 手順①で選んだ項目のうち、もっとも重要視する項目を決める |
手順③ | 手順①で選んだ項目のうち、2番目に重要な項目を決める |
手順④ | 手順①で選んだ項目のうち、妥協しても良い項目を決める |
車に関する項目を思い付かない人もいると思うので、以下に列挙しておきますね。
メーカー、車種、グレード、価格、色、車幅、車高、排気量、燃費、維持費、積載量、高級感、安全性、車内の快適性、スライドドア、人気、年式、走行距離、車検の有無 等
このような項目から手順通りに重視する項目を4つ選び、順位付けをすれば、ぼんやりとしていた欲しい車のイメージがある程度具体化されていきます。
例えば、この方法で選び出した項目が「価格、スライドドア、車内の快適性、色」だった場合に、優先順位の付け方によって、欲しい車がどのようなイメージになるのかを見ていきましょう。
■具体例①
優先順位を以下のようにした場合。
- 1位 車内の快適性
- 2位 スライドドア
- 3位 色
- 4位 価格
「車内の快適性」を最も重要視し、スライドドアが付いている車となれば、「ミニバン」となるでしょう。また、価格をある程度妥協しても良いわけですから、新車を購入すれば好きな「色」を選ぶ事も出来ますね。
■具体例②
優先順位を以下のようにした場合。
- 1位 スライドドア
- 2位 価格
- 3位 色
- 4位 車内の快適性
車内の快適性がある程度悪くなっても良いのであれば、スライドドアの付いている「軽自動車」又は「コンパクトカー」となるでしょう。これらの車のタイプはミニバンよりも価格が安いので、価格の条件も満たす事が出来ます。また、新車ではなく中古車から選べば、購入価格をより抑える事が出来ますね。
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このように車に関する項目の優先順位を決めると、欲しい車をある程度明確にする事が出来ます。
車販売店でさらに絞り込む
この方法を使えば、ある程度まで欲しい車を明確に出来ますが、「この1台!」となるまで絞り込むのは難しいです。
そこで、決めた優先順位の情報を基に、車の販売店で相談してみて下さい。そうすれば、販売店側があなたのイメージに近い車種の選択肢を提案してくれるはずです。
また、優先順位だけを伝えるのではなく、優先順位を決めるに至った理由も併せて伝える事でより最適な車の選択肢を提供してくれるでしょう。
例えば、子供が出来たからなるべく「維持費」がかからない車を探している事を伝えると、維持費の安い車というだけでなく、ファミリーカーも含めて選択肢を提供してくれます。
やはり、車の販売店はお客様よりも車種に関する情報をたくさん持っています。欲しい車のイメージが明確で有れば有るほど、より最適な選択肢を提供してくれます。逆に、優先順位が曖昧なまま販売店で相談しても、微妙にズレた車の選択肢しか提供されません。
車に関する項目の優先順位を決める事は、欲しい車を購入する上で非常に大切な作業となります。今回紹介した方法を利用して、優先順位を決めて販売店で相談してみて下さいね。
【参考】中古車を買う場合は注意が必要
ただし、中古車を購入する場合は、販売店側が必ずしも最適な選択肢を提供してくれるとは限りません。中古車販売店は限られた在庫で営業しているので、お客様の満足度より売上を優先するような店舗も有ります。言葉巧みに欲しい車とは違う車を購入させようとするかもしれませんので注意が必要です。