基本的に「車選び」というのは難しい作業です。特に30代の車選びは難しい。なぜなら、ライフステージの変化が一番大きい年代だからです。代表的な変化といえば、結婚や出産です。
もちろん、独身生活をまだまだ謳歌していきたいと考えている人もいるでしょう。
また、30代は収入が増えてくる年代でも有りますから、購入出来る車の選択肢も幅広くなってきます。喜ばしい反面、多くの選択肢の中から1台だけを選ぶ事の難しさも感じるでしょう(収入がまだ思うように増えない人もいるでしょう)。
このような事から30代の車選びは、非常に難しいのです。では、どのように車選びをしていけば良いのでしょうか?
30代の車の選び方
冒頭でも書いたように「30代」というのは、様々なライフステージの人が混在しています。そのため「30代の車の選び方はこれ!」というような単純な答えは有りません。
じゃあ、車選びはどうすればいいの?という事ですが、それはやはり個々人の「ライフステージ」や「車に求める物(実用性・ステータス・見た目など)」を考慮して購入する車を選ぶ事になるでしょう。
以下に主な例として「車の選び方」を紹介します。
通勤用の車が欲しい!そんな人は「軽自動車」か「ハイブリッド車」
通勤用の車を選ぶ際の重要なポイントは、「購入価格の安さ」と「燃費の良さ」です。どちらも兼ね備えているのが「軽自動車」です。さらにいうと、軽自動車にかかる税金は普通車よりも安いので、通勤用の車の維持費をなるべく抑えたいと言う人にはオススメです。
「30代で軽自動車ってどうなの?」と少し周りの目を気にする人もいるかもしれません。そんな人はハイブリッド車を購入すると良いでしょう。フィットやアクアなどのコンパクトハイブリッドカーなら、購入価格を少しは抑える事が出来ると思います。
軽自動車にしろ、ハイブリッド車にしろ、中古車の方が新車より購入価格は安くなります。通勤用の車の出費をとことん抑えたい人は中古車から選ぶと良いでしょう。
まだまだ独身を謳歌したい!そんな人は「高級車」など
この先もう少し独身を楽しみたい人は、女性にモテるであろう「高級車」を選ぶ、という手も有ります。
ただ、独身の人は基本的に自由に車を選べるので、別に「高級車」を選ぶ必要は有りません。あくまで一例です。実用性を求めて「ハイブリッドカー」を選択するのも良いですし、趣味に合わせて「SUV」や「ステーションワゴン」などでも良いと思います。
注意して欲しいのは、見栄を張り過ぎない事です。収入が増えているとはいえ、500万円・600万円もする高級車を購入・維持出来る人はそんなにいないでしょう。収入と支出のバランスを考えて車を選んで下さいね。
家族のために!そんな人はミニバンなどの「ファミリーカー」
家族がいる人は、やはりミニバンなどのファミリーカーがオススメです。家族で出掛ける時や子供の友達と一緒にどこかへ遊びに行く時など、大人数を車に乗せる機会が多くなります。30代に限った話では有りませんが、家族がいる人はファミリーカーを選ぶのが基本路線となるでしょう。
30代におすすめの人気車ランキング
30代に人気の車を「軽自動車」「コンパクトカー」「ミニバン」からそれぞれ1車種を紹介します。
低価格・低燃費のワゴンR
スズキのワゴンRは、30代に人気の軽自動車です。人気の理由は、新車価格がおよそ100万円~150万円と低価格であり、なおかつ低燃費(24.2km/L~32.4km/L)だからでしょう。
一般的に収入が増えてくる30代では有りますが、みなさんけっこう堅実な車選びをしている、という事でしょうか。セカンドカーとして購入している可能性も考えられますね。
低価格・低燃費で運転も楽しめるフィット
ホンダのフィットも低価格・低燃費である点が人気の理由です。さらに、軽自動車と比較するとパワーが有るので、運転も楽しめます。もう1つ付け加えると、コンパクトカーなのに室内空間が広いという点もフィットの良い所です。
軽自動車では物足りないと感じている30代の人達がフィットを購入しているのではないでしょうか。
ミニバンの中でも低価格なセレナ
家族のいる30代に人気が有るミニバンはセレナです。人気の理由は、新車価格が約230万円~と低価格な点です。
子供の将来の養育費などの事を考えて、100万円以上も高くなるアルファードやエルグランドなどの購入を回避する人が多いのかもしれませんね。
【参考】30代は任意保険の見直しを忘れずに
任意保険は年代に関係なく契約内容を毎年見直すべき物です。契約内容によって保険料が安くなったり、補償範囲が異なってくるためです。
特に、30代は契約内容を見直すタイミングが多く訪れる年代です。以下二つの点に注意して、任意保険の契約内容を見直してみて下さい。
- 年齢条件
- 運転者限定条件
30歳と35歳の誕生日を迎えたら年齢条件の見直しを
年齢条件は「30歳」と「35歳」の誕生日を迎えた時に見直すのがポイントです。保険会社によって異なりますが、年齢条件には「30歳以上補償」「35歳以上補償」という区分が設けられていて、補償年齢が高い区分の方が保険料は安くなります。
注:年齢条件は、契約車両を運転する人のうち「最も若い年齢の人」に合わせて設定しなければなりません。
例えば、旦那さんが35歳、奥さんが33歳で共に契約車両を運転する場合、「35歳以上補償」に契約内容を変更してしまうと、奥さんは補償範囲から外れてしまいます。この場合だと奥さんが35歳になる誕生日に年齢条件の変更を行うようにして下さい。
任意保険は契約内容をいつでも変更出来るので、満期を迎える時期ではなく、誕生日を迎えた時に変更を行うようにして下さいね。今までの契約内容より保険料が安くなるはずなので、年払いしていれば保険料が還付され、月払いであればこれから支払う保険料が安くなります。
保険会社によっては「30歳以上補償」と「35歳以上補償」の区分が設けられていない事も有ります。このような保険会社と契約している場合は、満期を迎える前に、これらの区分を設けている保険会社の保険料と比較して、保険料が安くなるのであれば保険会社を乗り換えると保険料を節約出来ますよ。
その他の補償内容もしっかりと比較して下さいね。
結婚したら運転者限定条件の見直しを
任意保険には、補償する人を限定する「運転者限定条件」という項目が有ります。本人限定や配偶者限定、家族限定などです。限定された人が運転して事故を起こした場合は補償されますが、それ以外の人が運転して事故を起こした場合は補償されません。
で、気を付けて欲しいのが「結婚」する場合です。
30代で結婚する人もけっこういますよね。結婚した場合、契約車両を運転する人は「本人」と「配偶者」の二人になります(配偶者が免許を持っていれば)。独身の時は運転者限定条件を「本人限定」にしている場合が多く、そのままの契約内容では配偶者は補償されません。
配偶者も補償範囲に含める為に、結婚したら運転者限定条件を「配偶者限定」に変更する事を忘れずに行って下さいね。また、さきほど紹介した年齢条件の見直しも忘れずに。
なお、子供が運転免許を取得して親の車を運転する場合は「家族限定」に変更する必要が有ります。この場合も年齢条件の変更が必要です。
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