「車のローンを他のローンとまとめたい!」
「車2台分のローンを1つのローンにまとめたい!」
このように、車のローンを借入先や種類の異なる複数のローンとまとめて一本化したいと考えている人は多いのではないでしょうか?
ローンの返済先を1つにまとめる事ができれば、返済時期・完済時期・月々の返済額・総返済額を把握しやすくなり、返済計画が立てやすくなりますからね。
また、低金利のローンにまとめられれば、負担を軽減できます。
そうしたニーズに応えてくれるのが、金融機関等の「おまとめローン」というサービスです。
そこで今回は
- 車のローンがおまとめローンの対象となるのか
- おまとめローンの仕組みやメリット・デメリット
- 車のローンはまとめた方が得なのか
などについて見ていきたいと思います。
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マイカーローンもまとめる事が可能!
まずは「マイカーローンもおまとめローンの対象なのか?」という事についてですが、結論を先に紹介すると、車のローンもまとめる事ができます(ただし事業性資金は殆どの場合、対象外)。
従って、自動車ローンにはディーラーや中古車販売店の信販系ローンから銀行系のマイカーローンまで様々な種類がありますが、いずれの自動車ローンに対しても、おまとめローンは問題なく使う事が出来ます。
ただし、自動車ローンでは、繰上返済に対して手数料がかかる場合があります。
手数料の金額は金融機関によって異なるので、事前に確認しておきましょう。手数料次第では、まとめてしまうと損をする事がありますからね。
なお、自動車ローンをおまとめローンで返済する場合、名義変更等の手続きを自分でする必要が出てきますのでその辺りも注意して下さい(※)。
※ 名義変更等の手続きが必要になるのは所有権留保が付されている信販ローンの場合です。銀行などのマイカーローンであれば元々所有権は自分に帰属しているはずですので、その面での手間は発生しません。
そもそもおまとめローンとは「複数の借入を一本化するサービス」
おまとめローンは、複数の金融機関や消費者金融等からの借入がある方(いわゆる「多重債務者」)を対象にした、「新しいローン契約により複数の借入を一本にまとめてしまおう」というサービスです。
例えば、「A銀行・B社・C信用金庫からローンが有る場合に、D銀行から現在の借入残高合計分を借入し、一旦A〜Cに全額を返済した上で、D銀行に毎月返済を行う」というものです。
従来は、消費者金融などで追加借入をして他社に返済するという手段もあったのですが、2010年の貸金業法改正(貸金業法第13条の2第2項)により、消費者金融・信販会社・クレジット会社からの個人借入は、「原則として年収の3分の1まで」という決まりになりました(これを総量規制と言います)。
そこで、総量規制の対象外となる銀行等(※)が救済の手段として、おまとめローンを開始したという訳です。
※:消費者金融等が提供している「おまとめローン」も、総量規制の例外項目である「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約(貸金業法施行規則第十条の二十三第1項1号の2)」に該当すれば、年収の3分の1を超えても借入をする事が出来ます。
おまとめローンの種類は2つ
おまとめローンは、借入したお金を返済以外に使う事が出来ない「返済(借換)専用」のタイプと、借入したお金の使途に制限のない「フリーローン」や「カードローン」のタイプに分かれます。
返済(借換)専用のタイプは、消費者金融のおまとめローンに多く(※)、元々の借入先への返済手続きを代わりにしてくれます。
※:消費者金融の場合、「債務を既に負担している個人顧客が当該債務を弁済するために必要な資金の貸付けに係る契約」でないと、総量規制の対象になってしまい、年収の3分の1を超える融資が出来ない為です。
一方、「フリーローン」や「カードローン」のタイプは、おまとめローンを謳っているだけで、実態は通常のローンと変わりありません。借り入れた後のお金の使い道は基本的に自由です。
また、その他のローンへの返済手続を代行してくれるわけではありません。
自ら複数の金融機関に一括返済手続をする必要が有ります。
そのため、つい他の事にお金を使ってしまう恐れがあるので、借入後すぐに一括返済手続を行うようにしましょう。
ちなみに、他の事にお金を使ったからと言って金融機関に怒られる事はありません。が、元々の借入額におまとめローンの返済額が加わり、借金地獄に陥ってしまうので注意してください。
おまとめローンのメリット
おまとめローンを利用すると、複数あったローン契約を一本にまとめる事によって以下の様なメリットがあります。
- 返済先が1ヶ所になるので返済計画が立て易くなる
- 月々の返済額を減らす事が出来る
- 金利が低くなる場合がある
- 保証人や担保は不要(保証会社の保証が付きます)
なお、「月々の返済額を減らす事が出来る」と書きましたが、トータルの元本が減るという意味ではなく、返済期間を長くする事によって月々の返済金額を減らす事ができる、という意味です。
この点はデメリットにも成り得るので注意が必要です。
また、金利についても注意が必要です。
おまとめローンを利用するからといって、以前より必ず金利が低くなるわけではありません。審査次第で金利が変わってくるので、
おまとめローンのデメリット
一方、おまとめローンを使うと、以下の様なデメリットもあります。
- 通常の融資よりも金額が高額となるので、審査が厳しい
- 「返済専用」のおまとめローンの場合は、返済が終わるまでは融資を受けることが困難
- 利息又は総返済額が増える場合がある
特に注意したいのは、メリットの箇所でも書いた「負担増の可能性」です。
単純なシミュレーション例で見てみましょう。
【例】30万円のキャッシング(金利13%・残り返済期間1年)と100万円のマイカーローン(金利8%・残り返済期間2年)の2つの借入をおまとめローン(金利7%・返済期間3年)で一本化する場合
この事例での「おまとめローンを利用した場合」と「おまとめローンを利用せずにそれぞれ返済した場合」の月々の返済額と総返済額は以下のようになります。
項目 | おまとめ | 別々に返済 |
---|---|---|
元本 | 130万円 | ・キャッシング 30万円 ・マイカーローン 100万円 合計130万円 |
月々返済額 | 40,140円 | ・キャッシング 26,975円 ・マイカーローン 45,227円 合計72,202円 |
総返済額 | 1,445,040円 | ・キャッシング 321,540円 ・マイカーローン 1,085,448円 合計1,406,998円 |
この事例では、月々の返済額が31,792円軽減されますが、総返済額は38,042円増加します。
7%という以前よりも低い金利のローンに借り替えたにもかかわらずです。
なぜかというと、月々の負担を軽くするために返済期間を3年に伸ばしたからです。
返済期間を長くすると、元本が緩やかに減少していくため、「元本×金利」で計算される利息が増加してしまいます。
あくまでこれは1つの例ですが、重要なポイントは「どのようなローンを組むのか」という点です。
具体的には、おまとめローンの金利はいくらなのか、また何年の返済期間にするのか、などです。
どのローンをまとめるのか、という点も重要になってくるでしょう。
そのため、おまとめローンを検討する際は、必ずシミュレーションをしてお得かどうかを確認してから契約するようにしてください。
車のローンをまとめるのは損する可能性が高い
おまとめローンのデメリットでも紹介したように、結果として損をしてしまう場合があります。
特にマイカーローンをまとめる際には注意が必要です。
というのも、マイカーローンは目的別ローン(資金使途が車の購入費用などに制限されたローン)なので基本的に低い金利設定になっています。
一方、おまとめローンはフリーローン(資金使途に制限が無いローン)なので、マイカーローンよりも高い金利になる場合が多いです。
つまり、現在の総借入額の大部分をマイカーローンが占めている場合は、マイカーローンを低い金利から高い金利に借り換える事とほぼ同じ状況になるので、損をしてしまいます。
そのため、マイカーローンをまとめるにあたっては慎重な判断が求められます。
もちろん、契約内容によっては得をする場合もあるので、前述したようにシミュレーションを必ず行うようにしてください。また、おまとめ利用で返済期間を延ばして月々の負担額を軽減する事や借入先の一本化を測る
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